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トップが語る、「いま、伝えたいこと」

このページでは、舩井幸雄が(2014年1月19日の舩井幸雄の他界後は舩井勝仁が)いま一番皆様に知ってほしい情報をタイムリーにお伝えしていきます。
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2008年3月21日
いま人に聞かせたい神さまの言葉

 今月末に、徳間書店から、上記の題名の私と「日月神示研究家」の中矢伸一さんの対談書が出る予定です。以下に紹介するのは先週3月9日(実際は3月8日、9日)に書きあげた「まえがき」です。本文づくりは大変でしたが、どうやらよい本になったと思っています。この本は、書店にはまだ並んでいませんが、かなり前評判がよいもようで、そのことにびっくりしています。

はじめに――人思いの神さまが、人間に対して言いたいこと

 私は長年、「世の中の構造」と「人のありかた」の研究をしてきました。
 結論は、もっとも善なる存在といってよい“創造主”というか“サムシンググレート”ともいえる「一存在の意志」で、「世の中のすべてができた」ようだということです。だから世の中の存在は、みんな善なるはずですが、現実には悪もいます。その中で、いま、善であり、なおかつ人のことを思い、気にしてくれている神という存在(神は、人間の卒業者か、一クラス上のレベルの存在のこと)が、われわれ人間に対して言いたいことや教えてくれていること、それと私が思っている内容を、本書ではできるだけ分かりやすく述べていきたいと思っています。なぜならそれは急を要することだと思えるからです。

 ところで超健康体を誇っていた私が、去年の3月からとつぜん体調を崩しました。悪いところが一挙に出て来て、心臓動脈異常や口内炎がいまだによくなりません。
 だから私は今、多くの点でドクターストップ中なのです。長時間の講演などはもちろん禁止です。医者からは「顔のしびれがとれ、脈拍が正常化し、口内がよくなり、食事が完全にできるようになるまではできるだけ休養してください」と言われています。本を執筆するなどということも、芳(かんば)しくはないようです。
 でもその忠告を100パーセント守っていないのです。医者の言うことを、100%聞いていたら、私の使命を果たせない。そう思っているからかもしれません。
 だから、可能なかぎり本も書いています。講演も続けています。
 私は、これまで45年間にわたって、完全に人間の立場に立って、仕事をしてきました。時に1967年からいまに至る40年間は、そのすべての仕事に生命(いのち)をかけて、数万件の経営アドバイスをしてきました。それで、人間のことをほとんど分かった気でいたのです。たいていのことを知っているつもりでいました。ですが、本当はあまりわかっていなかったようです。
 しかし、2007年3月からの一年間で、この何十年間分以上も一気に知ったように思います。それは、はじめて長期間の病気をしたからです。病気は、「サムシンググレートからの白紙のお手紙」という考え方は、本当だと思います。私は、病気でつらかったこの期間で、創造主、神などもろもろの存在のことが多少はわかってきました。
 実は一部の医師からは、後一ヵ月しか生命が持たないだろうとか、一、二年の生命だとか、そんなひどいことまで言われていました。でも現実には急速に元気を回復しつつあります。いま、私はあと15年くらいは元気に生きるだろうと思ってるのですが、先のことはわかりません。だから今までにわかった大事なことの一部を本に残しておきたいと思っているのです。
 つい先だっては、船井総研の社員数百人に対して二日間しゃべりました。何を言ったかというと、「私はすべての仕事に対して生命をかけてきた。どんな小さな仕事にも生命をかけて取り組んできた。この中にそんな人は少ないだろう。あなたたちもできればそうしなさい、本当のことがわかるよ」と。
 肉体を持っている人間は、創造主と一体化しない以上、他の存在からいろいろな影響を与えられるようです。知らないうちに、いろいろな所から、いろいろな干渉を受けるようです。
 その中には、「霊障(れいしょう)」という悪い影響もあります。想念や憑依(ひょうい)によって悪い影響を受けて心や体が変になる障害のことです。「霊障」というものがあるなどとは、私は昨年までは少しも思っていなかったのです。
 ところが対談者の中矢伸一さんが、「霊障」はたしかに存在することを教えてくれました。さらに石川和孝(陰陽師)さんや七沢賢治(ななさわ けんじ)(波動学者)さん、荒井義雄(気功の達人)さんたちがその「霊障」の発信元まで突き止めてくれました。本当にびっくりしましたね。
 神さまはいろいろなことを教えてくれます。しかし、頼っても祈っても助けてくれないようです。マザー・テレサさえ、神はいないと言っています。お賽銭(さいせん)払って、お願いしても叶えてなんかくれそうにありません。神は身勝手!ですね。
 本当に生命をかけて相手のことを思い、常に全力投球をしてくれる人だけが人にとって頼りになります。お金や我執(がしゅう)は「二の次」の人でないといけないようです。しかもその人が経験者、プロフェッショナルで成功の確信を積み重ねてきた人なら奇跡も起こせるようです。
 私は、あと少しで死ぬと医者に言われた人を何人も治した人と知り合いました。こういう人は頼りになります。世の中には、いろんなことがあります。たとえば「霊障」のほとんどは、想い、言葉、言霊(ことだま)を中心とした呪詛(じゅそ)、憑依のようです。
 七沢賢治さんは、船井流にいえば日本一の波動学者、言語学者、宗教研究者といっていい私の友人です。その七沢さんが、自分の製作した機械を使って私を呪詛から守るために調整してくれました。それは、最先端の波動機器QES(クイント・エッセンス・システム)です。この機械なら、だれが呪詛しているのかも全部分かります。切り返しもできるのです。呪詛した人に波動をそのまま返せるのです。ただし、私は特別の場合以外は、切りかえしをやろうとは思いません。できることなら善も悪もすべてを包み込んでいきたいと思っているからです。
 人間の最高能力は、想造力と直観力です。しかし、神ならぬ人間は、時々間違うのです。それを補うためには、いまのところこの種の機器が必要なようです。QESも、その一つです。

 われわれというか世の中のすべての存在は、創造主の分身といえるでしょう。創造主は自らを含めてすべてが生成発展し、楽しく生きられるようにというその思いだけで、世の中のすべてをつくったんだと思います。彼は「思った」のです。それがブラック・ボックスを造って、その中で、何かが働き、結果として「できた」のだと思います。

 「思った → B.B(ブラック・ボックス) → できた」
 創造主は細かいことなんかぜんぜん決めていなかったようです。そんな考えもなかったようです。すごくおおざっぱだったはずです。彼が大まかに思ったら、その結果として、やがて結果ができてしまったのだと思います。ブラック・ボックス内が勝手に働いて結果を創ってしまった。創造主とは、そういう存在でしょう。
 ただし、調和し、効率的にすべてが生成発展するために単純なルールは作ったようです。それには、4つありそうです。
[生成発展4つのルール]
@波動の原理 A秩序維持機能 B正しい方向性 C存在レベル
……の四つです。

 世の中のすべては波動の原理でできています。宇宙の何もないような所から発した創造主の思いが、波動となって広がって、それがきちんと秩序維持機能の範囲内で、次から次へと何もかも創っていったのだと思います。波動は言霊とか振動といってもいいでしょう。
 正しい方向性は、7つありそうです。これが「自然の摂理」というものです。
[正しい7つの方向性]
@単純化 A公開化 B万能統一化 C長所伸展化 D共生互助化 E自由化 
F公平化

……の7つです。
 ところが今の世の中は、この創造主の教えとまったく逆に動いています。複雑にして、非公開。一つのものにしか効かないのが薬だという免許定義で分かるように万能統一化のまったく逆、長所伸展化も逆、短所是正ばかりしています。共生互助化も逆、人の足をひっぱってばかり。自由化も逆、法律や規制でどんどんしばります。また格差は拡がり、不公平化が進んでいます。逆逆逆の逆さまの世の中が今の現状です。だから今は、秩序維持機能が働き出したのだと思います。
 存在のレベルには分かりやすくいえば6つありそうです。
 @鉱物 A微生物 B植物 C動物 D人間 E神……の6つです。
 創造主は、この6つのレベルを波動の違いで作って、すべてが喜びとなるように計画したのだと思います。創造主は、人間のためにだけあるのではない。しかし、人間からいえば人間のために他の階層の生き物や物質のすべてを創ってくれたとも言えます。
 ところで「科学」と呼ばれているものが一生懸命に扱っているのが、このブラック・ボックスの中身です。ここをちょっと研究して、ダーウィンの進化論などが出現してきた。医学もそうです。しかしブラック・ボックス内は、もともと分かりにくいものなので、それらはあてになりません。

 筑波大学名誉教授の村上和雄さんは、ブラック・ボックスの中の生命の研究を分子レベルでしていますが、ノーベル賞をもらってもいいような立派な学者です。彼は私の京大農学部の後輩ですが、このブラック・ボックスの中は別にして、結果を考えてみると、何者か知らねどもすごい設計者がいるというのです。それを彼は「サムシンググレート」と呼んだんです。とても正直な人ですばらしい。科学をやる人の中では、すごくまっとうです。人間は生命から生命は作れるけれども生命そのものは決して作ることはできないとも言ったのは、この村上さんです。生命はブラック・ボックスの中身です。
 一方、『利己的な遺伝子』などの著作で知られるリチャード・ドーキンスは、「神なんかを仮定する必要は一切ない。すべては自然淘汰だ。ダーウィンの進化論はまったく正しい。生命の多様性、生命の進展、生命の起源、生命の未来そのすべては、自然淘汰で説明できる」といって、科学の枠組みを守るために、気炎をあげています。自然淘汰もブラック・ボックス内のもので、創造主の想いが勝手に結果を産み出したものです。とはいえ、ともかく、このように枠組みを作って固執したら、もうその人の思考は終わりでしょう。それは「自然の摂理」に反するからです。
 ドーキンスは、最近の著作では『神は妄想である』と言いだしました。科学と関係ない宗教の分野にまで噛みついています。とりわけアブラハムを父とするユダヤ・キリスト・イスラム教の三つの宗教を唾棄(だき)すべき物として糾弾しています。その論旨は明快。世界の戦争と紛争の裏には常に宗教がある。Aの宗教は、A以外の宗教は全部ニセモノ。ニセモノを信じる者は神の罰があって当然。殺されたって仕方がない。Bの宗教は、正しいのはBだけ。あとは全部まちがっている。Cの宗教では、本当の神さまはCの神さまだけ。他の神さまを拝む人はダマされて悪魔を崇拝している。そんな人は救ってあげなければいけない。拒絶する者は、死んだ方が幸せだ……考えとしてはよくわかりますが、ナンセンスですね。
 なるほど今、世界を覆う宗教の枠組みは、まさに地獄的様相を呈しています。ブッシュ米大統領は、国内のキリスト教勢力の後押しを受けて、自分は神から命令されたと言って、戦争を始めました。こんな所に出てくる神さまは、確かに妄想です。その意味では、ドーキンスもいいことを言っているのです。
 でも私は、これらの神さまもドーキンスのように「唾棄」しようとは思いません。すべてを善なる存在と考え、できれば包みこもうと思います。
 私の知るかぎり、創造主の教えについて、枠組みを作らず、最も正しい考え方を示しているのはヒマラヤ聖者と呼ばれる大師たちです。そして、日本では艮(うしとら)の金神(こんじん)さん一派の神々です。それは日月神示の神さまたちでもあります。
 彼らはユダヤの神さまもキリストの神さまもイスラムの神さまと同じように祀(まつ)ろうといいます。そればかりではありません。山も神、川も神、海も神、風も神、雨も神、草木も神、石ころだって、虫けらだって、すべては創造主の分身です。すべてをマツリ合わせる神さまです。正しいすばらしい神々だと思います。
 私はこの神さまというか創造主を中心に、本書では、私なりに知ったことを言います。
 また、日月神示の研究家で、私が最も信頼しているのが、中矢伸一さんです。だからこの本は、どうしても中矢伸一さんとの共著にしたかったのです。ぜひたのしんでお読みください。
                      2008年3月9日 船井幸雄 記(転載ここまで)


 多くの読者のお知りにならないことも、載せたと思いますので、ぜひ上手にお読みください。よろしく。
                                            =以上=

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