トップが語る、「いま、伝えたいこと」
7月4日のこのページに、私の体調のことを少し書きました。多くの方からお見舞いのコトバや激励のお手紙をいただき、恐縮しています。
一々、お礼状を書けませんが、その点、悪しからず御了承ください。
急性中耳炎は6月21日の手術が、蓄膿症は6月30日の手術がよかったようで、7月の2日に撮ったCTで、ほぼ両方ともよくなったのが分りました。
事実、耳も聴こえるようになり、鼻もすっきりしました。
しかし去年来、もっとも悩まされつづけてきた口腔内の異常感は一向のよくならず、ますます苦しくなり、7月に入って、耐えきれないくらいになりました。
原因については、大病院も専門医も、いまのところはっきり分らず、お手あげ状態です。とはいえ私は医師や歯科医師と相談して、あらゆる手は打ってきました。いまも打っています。
口内に異常があり、喰べにくいから、どうしても喰べるのは最低限になります。見事にダイエットできました。ただ体力も少しおとしたようです。自分でもダイエットにびっくりしています。
口内がたえず気持が悪いので、仕事もはかどりません。もっとも困ったのは、予定がたてられず、計画どおりに動けないことです。夜は睡りにくいし、常識的にはこの状態は望ましいことではありません。
ただ、このような病気(?)になった人が、他にほとんどいないようなので、医師をはじめ、第3者が私のことを理解してくれないのが、私のもっとも困っていることともいえます(ただ7月6日にある医師から、7月7日にも別の医師から「私の方の患者に何人かいらっしゃいますよ」…と聞き、勇気づけられました)。
夜、睡れず、気分が悪い時、「どうしてこんな病気になり、こんなに苦しまねばならないのか? なぜ早くよくならないのか?」と自問自答を何ヵ月もくりかえしてきました。
アタマは、冴えていますから、冷静に判断できます。
何回、考えても結論は「これも、必要、必然、ベストなのだ」、そして「プラス発想してよい対処法を考えよう」におちつくのです。
他の答が出てこないのもびっくりです。
そして「人さまを不快にするから、自分の体調がよくないことは言わない方がよい」という結論になります。これも毎回のことです。
ところが、会った人のほとんど全員から、あるいはお手紙やメールで、ほとんどの人が「おカラダの調子はどうですか?」ときいてこられます。ダイエットが効きすぎて、みなさんにも分るようです。
これは、うれしいが苦しいところです。
私は、いままでに400冊くらいの著書を出してきました。
その中に「生きる上での考え方」について、かなり書いています。
去年来、病気になり、「病の苦しさ」を知りましたが、病気を知らなかった時に書いた本の文章については、気持が人さまの心の細部にまで届いていなかったようで、いまから考えますと、反省するところが多くあります。
しかし、「世の中で起こることは、すべて必然、必要、ベストと考えていいようだ」「だからプラス発想できるまで勉強して、プラス発想し、対処しよう」というのだけは絶対に正しいように思うのです。
これが「世の中の構造」と「人間のあり方」の決め手のように思います。
プラス発想するための勉強をし、この決め手を具体的に知るために、去年来から私は体調を崩し、あまり類のない病気にもなったようだと、いま思っています。とともに、そのように思えるようになった自分にも「びっくり」しています。
ともかく、前向きにがんばり、早く健康になりますので、よろしく。
(ちなみに私に7月6日に情報をくれた医師とは、7月8日に会い、治療法の打ち合せをしました。7月7日に情報をくれた医師とも連絡をとりました。現在それに従って治療中です。)
=以上=
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