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『週刊現代』08年10月18日号 マンガ「見せます。ニュースの裏側」(講談社刊) |
先週10月6日の夜のことです。この日発売になった『週刊現代』の2008年10月18日号を持って家内が「こんなマンガが出ていますよ。あなたが2−3年前から、本やホームページで書いてたことが、週刊誌にマンガとしてのるようになったんですね。これで多くの人が、アメリカから毎年日本につきつけられる「年次改革要望書」のことを知るでしょうね」と言ってきました。
見ると、同誌の93〜102ページに「見せます。ニュースの裏側」という題名の下で「週刊現代突撃班」という名前で、かとうひろし氏によるマンガが画かれており、その内容は「年次改革要望書」(略称。正式には「日米規制改革および競争政策イニシアティブに基づく日本国政府への米国政府要望書」)について詳しく説明されていました。
ただ、私は家内に「ほとんどの人は読まないと思うよ」と答えておきました。
その理由は、私の言っていることや興味のあることを知らねば仕事にならない(株)船井本社の秘書室の人たちが、数年前から私が、「年次改革要望書を見ると、日本の1−2年先の政策が分るよ。これはけしからんシステムで、日本がアメリカの属国である証明だ」と何回も書き、話しても、ほとんどの人は、これを見もしなかったし、内容に注意した人もいなかったと思えるからです。
これは英語では『The U.S.-Japan Regulatory Reform and Competition Policy Initiative』であり、「アメリカの要望に対して日本が優先的に解決すべき課題」ということになります。
1994年から原則として毎年10月にアメリカ政府から、日本政府へ申し入れてきます。その内容は即日、アメリカ大使館の日本語サイト(http://japan.usembassy.gov/tj-main.html)に公開されます。
ぜひ今年は注意してお読みください。それでもこのようなマンガが日本の代表的週刊誌に画かれるようになったのはびっくりです。これで日本人も多少は目覚めるかもしれません。
=以上=
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