トップが語る、「いま、伝えたいこと」

　先週７月８日のことです。
　この日は体調が悪く、口腔内が特に痛く、前夜は睡眠不足で、話しも出来づらいし、おかゆしかノドが通らないような状態でした。
　しかし、やむをえない所用があり、東京のオフィスやお医者さんのところへ行きました。その帰途です。私は東京から新幹線にのり、熱海で下車するのですが、つい、うとうとして、新横浜駅過ぎから睡ったようです。気がついたら、新幹線は熱海を過ぎて三島駅の直前でした。
　あわてて三島駅で降りて、引き返したのですが、この「のりこし」にはびっくりしました。
　熱海駅に迎えに来ていた人から、心配して東京のオフィスなどへ連絡があったため、翌９日には多くの社員が、私の「のりこし」事件を知っていましたが、みんな「びっくり」していました。そのくらい、私はこの種のミスはしない人間なのです。
　中学生の時から電車や飛行機でよく移動しました。それでも一度も「のりこし」などはしたことがありません。だから私は「このような失敗はしない」と自信を持っていました。
　私は性格なのか、この種の「まちがい」を、「決して」というほどおこさない人間でしたし、一度、約束すると「めったなことでは破らない人間」だったのです。
　それだけに、われながら「びっくり」しました。
　とともに、よい勉強になりました。

１．私もふつうの人間だ。何がおこるか分らない。気をつけよう…と、これからはムリをしないこととともに、充分に注意しようと思います。
２．年齢や体調に応じて、今後は行動することにしました。
３．何ごとにも過度の「自信」を持ちすぎないようにするとともに、よく失敗する人をこれからは暖かく認めよう…と思っています。
（一昨年、体調を崩す前は、私は「病気になる人」に冷たかったようです。「のりこし」をしたり、「約束を破る」人にも、これまでは冷たかったようなので、これは今後改めます。）

　ともあれ、「のりこし」して、時間などで多少損をしましたが、それ以上に勉強になった新幹線のりこし事件でした。上手に活かします。
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