中村陽子の都会にいても自給自足生活
このページは、認定NPO法人「メダカのがっこう」 理事長の
舩井幸雄は生前、中村陽子さんの活動を大変応援していました。
あとに続け!
メダカのがっこうの教室や座学は、私たちが後に続きたいと思うような、わざと知恵の持ち主が、教えに来てくれています。最近来てくださった若杉ばあちゃんと新野じいちゃんのお話しをご紹介しましょう。
頼りになるおばあちゃんを代表して若杉友子さん
先月、「若杉友子さんを囲む会」がメダカのがっこう田んぼカフェで開催されました。狭い店内いっぱいの参加者のほとんどが初めて若杉さんに会う方たち。実物の迫力あるお話に、今まで言葉だけで知っていた陰陽が、実感を伴った学びになったようでした。
ばあちゃん語録と印象に残ったお話しをいくつか紹介しましょう。
- 昔は病気とは言わず、塩梅(あんばい)が悪いと言った。塩梅が悪いとは、よい塩気が足りないこと。米と塩気でどんな不調からも立ち直れる血液ができる。
- 塩気は、ただ塩をなめることではなく、有機的な塩気を摂ること。味噌とか、醤油とか、梅干しとか、たくあんとか、大豆や梅や大根にしっかり抱きこまれて寝かされた塩気が一番良い。
- 量は質を殺す。どんな良いものでも食べ過ぎることが一番悪いということ。逆に毒になるものでも少量であれば身体は対処できる。
- 料理は米を斗(マス)で量る道。つまり米や穀類を料理すること。おかずだっておかずを食べるために作るのじゃなく、ご飯を食べるために作るのが本当。
- ここ数年、よく相談を受けるのが子宮脱。痔も同じ、内臓が緩んで下がって身体から出てしまう病気。これは納豆、豆乳などの大豆製品が原因だからすぐやめること。
他にもいろいろな質問に応じて、食養や手当法の指導をしてくださいました。
竹炭(たけすみ)じいちゃん新野惠さん
8月20日には竹炭の新野惠さん(82歳)が来てくれました。私が印象に残った新野じいちゃん語録をいくつか紹介しましょう。
- 病気は治すものではなく勝手に治るもの。
千島学説の言う通り、血液は腸で造られる。腸がきれいになり、よい血液が造られると、全身が健康な細胞に入れ替わる。結果病気が治る。具体的には、先ず、リセットパウダー(竹炭パウダー+竹酢)を水に溶かして飲むと、腸がきれいになる。竹炭をベッドの四隅に置いて結界を作ると、深く眠れる。重い病気の時は、腰の下や、枕の下にもミニ結界をする。竹水(今年生えた竹を切って切り口から出てくる水)を飲むと、エゴからエヴァへ、自我から真我へ意識が変わる。胸腺の上に竹炭のペンダントをする。これに家族の愛があれば、病気は治る。このレールの上に素直に乗ってみれば、勝手に病気は治る。 - 体験するには、素直にやってみることが肝心。
上記と重なるが、「そんな馬鹿な」と思っても、化学療法と違って何の副作用もないのだから、手間を惜しまず、愛をもってやってみることが肝心。 - 砂糖も、塩素も上から目線で悪者にするのはやめよう。
自分のやっている上から目線に気が付いて、やめよう。砂糖は悪者になっているが、新野さんが、砂糖に聞いてみたところによると、砂糖は自分で望んで白砂糖になったわけではなく、とやかく言われる筋合いはないと思っているとのこと。また塩素も、新野さんがこどもの頃は、疫痢に罹って一日で命を落としたりしていたのに、そういうことがなくなったのも塩素のおかげという感謝を忘れている。
また、竹炭を「チクタン」と呼ぶと、燃料という物の呼び方で、それだけの働きしかしないが、「タケスミ」と優しく呼ぶと、いろいろな働きをしようとやる気を出してくれるそうです。全く同じものでもこちらの意識が変わると、世界が変わるのです。
上から目線というのは、物を人間より低く見る見方で、物はそれだけの働きしかせず、そのものが持つ素晴らしい働きをすべて遮断してしまうようです。 - 木炭は太陽のエネルギー、竹炭は月のエネルギー。
木炭は樹木が吸収した太陽エネルギーで命を育てるパワーがある。竹炭は、月のエネルギーを吸収しており、全てを調和させるパワーがある。もう一つ、木炭からなる活性炭で悪臭を吸収させると、微細な穴の中にいっぱい臭い物質が詰まっているが、竹炭で悪臭を吸収させると、なぜか微細な穴の中は空っぽで、本当に臭い物質が消える。 - 竹炭からはニュートリノがでている。ニュートリノは愛である。 竹炭から出る波動は、愛の波動と、とても似ていてほぼ同じといえるそうです。
私にはまだ理解できないことがたくさんありますが、とにかくリセットパウダーを飲んでいるスタッフのデットクスの様子や、結界の効き具合を体験中です。
私は、デトックス黒焼きカレーをすべて化学物質ゼロの原料で作り、最近レトルトカレーにしたり、竹炭入りの「まっくろくろすけ」というスコーンを焼いたりと、いろいろ試作品を作っていますので、食べてみてくださるとうれしいです。スコーンのくろすけは、まだ少ししかできないので、田んぼカフェに来ていただかなくてはなりませんが、デトックス黒焼きカレーの方は、ネットで販売開始いたしました。
メダカのがっこうは、「命を優先する農家が力を合わせて、生きる環境と安全な食糧に困らない日本を次世代に残せるような先祖になる」というテーマで動いています。年をとっても何にも知らない年寄りになってしまうこともあります。ご先祖様といえば若杉おばあちゃんや新野じいちゃんのように、子孫のために知恵を持ってできる限り良い世の中を残す人になりたいものです。
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過去年 | |
首のタオルにシュレーゲル青ガエルが
いるので、とてもうれしそうな顔を
してい ます。
1953年東京生まれ。武蔵野市在住。母、夫の3人家族。3人の子どもはすべて独立、孫は3人。
長男の不登校を機に1994年「登校拒否の子供たちの進路を考える研究会」の事務局長。母の病気を機に1996年から海のミネラル研究会主宰、随時、講演会主催。2001年、瑞穂(みずほ)の国の自然再生を可能にする、“薬を使わず生きものに配慮した田んぼ=草も虫も人もみんなが元氣に生きられる田んぼ”に魅せられて「NPO法人 メダカのがっこう」設立。理事長に就任。2007年神田神保町に、食から日本人の心身を立て直すため、原料から無農薬・無添加で、肉、卵、乳製品、砂糖を使わないお米中心のお食事が食べられる「お米ダイニング」というメダカのがっこうのショールームを開く。自給自足くらぶ実践編で、米、味噌、醤油、梅干し、たくあん、オイル」を手造りし、「都会に居ても自給自足生活」の二重生活を提案。神田神保町のお米ダイニングでは毎週水曜と土曜に自給自足くらぶの教室を開催。生きる力アップを提供。2014年、NPO法人メダカのがっこうが東京都の認定NPO法人に承認される。「いのちを大切にする農家と手を結んで、生きる環境と食糧に困らない日本を子や孫に残せるような先祖になる」というのが目標である。尊敬する人は、風の谷のナウシカ。怒りで真っ赤になったオームの目が、一つの命を群れに返すことで怒りが消え、大地との絆を取り戻すシーンを胸に秘め、焦らず迷わずに1つ1つの命が生きていける環境を取り戻していく覚悟である。
★認定NPO法人メダカのがっこうHP: http://npomedaka.net/