船井幸雄グループ社員の、日々もの思い、考へる
このページは、船井本社グループスタッフによるコラムページです。 「これからは“本音”で生きるのがよい。そのためには“本物の人間”になることが大事」という舩井幸雄の思想のもと、このページでは、社員が“本物の人間”になることを目指し、毎日の生活を送る中で感じていること、皆さまに伝えたいことなどを“本音ベース”で語っていきます。
名前:高岡 良子
上の子が2〜3歳の頃、近所の公園などをよく二人で歩き回りました。道端の草花や樹木を観察しながら歩き、家に帰ると図鑑を広げ、見た植物の名前を調べたり、3年連記の日記帳に何の花がいつごろ咲いていたか記録をつけたりしていました。
そして、いつの日か、自分の広い庭がもてたときには、この木をこういう配置で植えよう、とか、この宿根草をここに植えて……などと考えながら、方眼紙に樹木や宿根草の配置図を書くのも楽しい遊びになっていました。
私はもっぱら植物の観察でしたが、子どものほうは男の子だったので、虫をよく見つけては捕まえていました。
このように園芸に興味を持つようになった私は、ホームセンターで土とプランターを買って、花の苗を植えたり球根を植えたりが趣味になりました。
買ってきたときには小さな苗が、あっという間に大きく育ち、プランターいっぱいに広がってこぼれるほど花をつけるとそれはそれは美しく、太陽の光に当たってキラキラと輝くような色とりどりの花びらを眺めながら、時を忘れました。
いま思うとそれは一種の瞑想の役割を果たしたように思います。花を見つめていると、花が満面の笑みをたたえながら、ほほえみかけ、語りかけてくれるような錯覚がしたものです。
花は無条件の愛とよろこびを私に注いでくれているんだ……と、なぜだか涙があふれてきたほどです。花が無言で放射している愛につつまれて、気持ちがものすごくみたされました。
植え替えのため、土の中に混ざっている根っこなどを取り除くときは、どうしても土に手を入れて引っ掻き回さなければなりません。ですが、そうやって土をいじっていると、指の先から、体にたまっていた邪気やストレスが抜け出ていくような爽快感をおぼえました。
「土を素手でいじるって、ものすごい癒しの効果があるんだな……」とびっくりしたことも忘れません。
ちなみに高校生のころ、家は札幌にあって、大家さんが貸してくださった小さな畑にジャガイモを植えて、草取りの手伝いなどをしましたが、父と妹と私の3人が同時に草取りをすると、なぜか私がいちばん効率よく草をどんどんむしって、あっというまにきれいになるので、なんだか得意でなりませんでした。
そのころは、庭や畑があることが当たり前で、うれしいともなんとも思いませんでしたが、24歳のときからずっと団地やマンション暮らしになってしまいましたので、土のある暮らしが今ではうらやましくてなりません。
時たま自然の中に出かけて樹木の下にゴザを広げて涼をとったりしながら、こころおきなく、草花や樹木や土と触れ合える日がくることを楽しく思い描いている今日この頃なのです。
2周目:「「気楽に」は、魔法の言葉です。」
4周目:「想像力を使ってすること」
2011.08.30: 大地の味方!「ひまわり作戦」
2011.08.29: いよいよ!
2011.08.26: ひまわり大作戦
2011.08.25: 属国日本の現状
2011.08.24: 花の愛情
2011.08.23: コレイイカモ・・・
2011.08.22: タイムスリップ
2011.08.19: ♪♪ 高校野球で心が洗われました ♪♪
2011.08.18: 私は手技主義
2011.08.12: 「夢」を持とう
2011.08.11: こころの支援
2011.08.10: 心身統一法実践編
2011.08.09: 自然運筆法
2011.08.08: おはなし会に参加しませんか?
2011.08.05: 幸せの伝染と幸感力、そのカギは現状肯定にある
2011.08.04: 60歳、70歳になった頃を考えてみました
2011.08.03: 信頼関係
2011.08.02: 女性の活躍
2011.08.01: 歴史は続くよどこまでも