船井幸雄グループ社員の、日々もの思い、考へる
このページは、船井本社グループスタッフによるコラムページです。 「これからは“本音”で生きるのがよい。そのためには“本物の人間”になることが大事」という舩井幸雄の思想のもと、このページでは、社員が“本物の人間”になることを目指し、毎日の生活を送る中で感じていること、皆さまに伝えたいことなどを“本音ベース”で語っていきます。
名前:塚田 明彦
イリアール株式会社の塚田です。
大腸がんと診断されたK君の奮闘記第3回目です。
詳細は「「がん・・・!!」その1〜「がん・・・!!」その2」をご参照ください。
いよいよ手術前の、最後の大腸カメラの検査を受けることになりました。
その結果の前に、手術までの約1ヶ月間の挑戦で2週間目位からK君自身が体感した、
身体に起こったいくつか変化をご紹介します。
@以前より疲れにくくなった。
仕事を終えて、駅から自宅までは徒歩で帰宅するのですが、結構疲れているはずなのに、先月までに比べて、「あれっ、足が軽い」と感じたのです。普段なら足取りが重く、どちらかと言うとすり足で歩いていたのに、まるでふとももにサポーターでもしているように、足が上がるような感覚を覚えたそうです。
A睡眠時間が短い時でも、朝すっきり目が覚める。
以前は残業が続いたりすると、朝起きるのが辛い時があったのに、同じような状況でも、目覚ましが鳴るのと同時に、すっと身体を起こせる。以前より空腹感があり、朝食もしっかり食べられるようになった。
B同僚の女性社員に冷やかされた!!
職場で何人かの同僚に「最近顔の色が明るくなったね」と言われたのですが、男性でもあり、毎日洗面所で見ていても、自分の顔の変化はあまり気にしていなかったので、まだピンと来ていないK君でした。しかし、ある日職場で、背中合わせの席に座っている女性社員の一言「Kさん、顔の艶が良くなったと思ったら、若い看護師さんにもてようと思って、髪を染めたでしょう(笑)!!」と言われたのです。
数年前から白髪が少し目立つようになってきていたのは自覚していたのですが、染める程でもないと思っていたので、自分の後頭部まで鏡に映してみることはめったになかったのです。
しかし、そう言われて「そんなことする訳ないだろう・・」と言って笑いとばしたものの、奥さんに
「がんにかかったことで、皆が気にして励ましてくれているのかなあ」と、話すと「たしかに最近頬にあるシミが薄くなって白髪も減ったんじゃない?」と言われ、まさかと思いつつ鏡に映してよく見ると、たしかに以前の写真と見比べてみても、シミが薄くなって、白髪はかなり減っているのです。
実はこの体験、身体の還元力が高まると現れる現象として、ほんものやの、多くのお客様からも同様の体験談をいただいています。最初は藁にもすがる思いで私に相談し、挑戦を始めてみたものの、まだまだ半信半疑だったK君。このあたりから、自分の身体が明らかに変化していることを自覚しはじめました。
そして2月末、最後の大腸カメラの検査になりました。(写真@)
主目的は、大腸の内側にある「がん」の位置を、腹腔鏡手術で、大腸の外側から見た時に特定できるよう「墨付け」(大腸カメラで見ながら、墨汁のようなものを、がんのある部位に注入する)です。
午前中、2時間かけてムーベン(経口腸管洗浄剤)を飲み干し、何度もトイレに通いながら腸内を空っぽにします。そしていよいよ大腸カメラが入ります。モニターを見ていたK君は、カメラがするすると進んで行き、がんがあると言われた下降結腸のあたりに差し掛かると、カメラがなぜか行ったり来たりしているのです。この時、モニターを見ながら操作している先生達の、ざわざわした声が聞こえてきたのです。「あれっ!このへんだよな?」「間違いないです」「う〜ん?」・・・
問題なしと言われた小さなポリープはあるのですが、肝心の、大きい方のがんのポリープが見つからない様子です。しばらくすると、最初の検査で細胞を採取した時の小さな傷跡から部位を特定し、墨付けが完了しました。写真を見ていただくと、上の写真(写真A)の、最初の検査で見つかったポリープが、今回の検査の写真(写真B)では綺麗な平面になっているのがわかります(墨が入り黒くなっている部分で、真ん中の黒い点は墨を注中した針の後です)。
検査後、主治医の先生に、「がんのポリープが無くなっていたのは、この一ヵ月真面目に生活してからですかねえ?」と質問すると「何もせずに無くなることは100%考えられない。考えられるとしたら、最初の検査で細胞を採取し、腸につけた傷を、身体が治そうとしたのではないか」とのことでした。お医者様の見識ですので、もちろん正しいとは思うのですが、同じく細胞を採取した小さいポリープは残っているのに、がんのポリープだけが消えてしまうことがあるのだろうか・・・?? と思いつつも、ともあれ小さくなったのであれば、これは喜ばしい事実です。挑戦を始めたばかりの頃に「これやって、がんが無くなっちゃったら傑作だね!!」と冗談を飛ばしていたK君が、「おい、冗談じゃないかもしれないぞ〜」と電話をしてきたのは、言うまでもありません。
この話を聞いた知人から、「手術するのはもう少し待ったほうが良いのでは」との意見もいただいたのですが、K君は納得するまで何度も先生に相談し、リンパ等への転移の可能性もあり、心から信頼できる先生の腕を信じて、予定通り手術に臨む決意をしたのです。
次回はいよいよ手術の結果をご報告させていただきます。
※掲載している写真は、まだ小さい我が子に、親父の「がんとの闘い」を記録に残すため、
主治医の先生に許可をいただいて、検査風景やパソコンの画面から撮影させていただいたものです。不鮮明な画像ですがご了承ください。
最後までお読みいただきありがとうございました。
5周目:「自分にしかできないこと」
6周目:「自分にしかできないこと−その2」
7周目:「自分にしかできないこと−その3」
8周目:「「正しい日本語」を考える−その1」
9周目:「「日本語」を考える−その2」
10周目:「「日本語」を考える−その3」
11周目:「「日本語」を考える−その4」
12周目:「「日本語」を考える−その5」
13周目:「「日本語」を考える−その6」
14周目:「「日本語」を考える−その7」
15周目:「「日本語」を考える−その8」
16周目:「「日本語」を考える−その9」
17周目:「「日本語」を考える−その10」
18周目:「「がん・・・!!」その1」
19周目:「「がん・・・!!」その2」
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