船井幸雄グループ社員の、日々もの思い、考へる
このページは、船井本社グループスタッフによるコラムページです。 「これからは“本音”で生きるのがよい。そのためには“本物の人間”になることが大事」という舩井幸雄の思想のもと、このページでは、社員が“本物の人間”になることを目指し、毎日の生活を送る中で感じていること、皆さまに伝えたいことなどを“本音ベース”で語っていきます。
名前:桐生 真佐子
こんにちは!船井本社管理室の桐生と申します。
あっという間に11月も末となりました、年末に向けて宴会の頻度が加速し、胃腸は弱っていませんか?!?! 皆様、お身体くれぐれも大切にされて良いお年をお迎えください。
さて、『太原雪斎』(タイゲンセッサイ)を、ご存知でしょうか。歴史が好きな方ならご存知の方も多いかと思います。今川義元に仕えた戦国大名です。彼が「桶狭間の戦いまで生きていれば違ったものになってかもしれない……」と言われています。私は恥ずかしながらNHKの番組で初めて知りました。
『天下無敵の交渉術〜ハードネゴシエーター、太原雪斎』
太原雪斎の功績をひとつ簡単にご紹介します。
雪斎は、駿河の善得寺、後に京都五山の建仁寺で修行をし、この頃から秀才として、将来を嘱望されていたと言われています。この噂を聞いた主君の今川氏親から、帰国して今川氏に仕えるよう要請され、氏親の五男・芳菊丸(のちの今川義元)の教育係に任じられました。
のちに、今川家、三男と五男義元での後継者争いがおきます。その頃、今川氏と武田氏が対立していましたので、雪斎は今川家のお家騒動に乗じて武田氏が攻めてくる事を恐れました。
そこで彼は、交渉、行動をおこします。
彼は、武田氏が望んでいたこと=「公家と親戚になりたい」という情報を、僧の立場を利用し各地にネットワークを張り巡らしつかんでいたのです。彼は、人脈を使い、見事に武田氏と公家の縁を結びました。こうして武田氏は、雪斎に免じて今川家に攻め込んではこなかったのです。
番組内では、交渉術を以下のようにまとめていました。
その1、相手が求めているものを探れ
その2、Win、Winの関係を築け
ゲストに、松本晃氏(カルビー代表取締役会長)がいらしていました。
解説では、情報ではなく『諜報』が大事で、また相手が何を求めているか知る必要があると話していました。
最後に、人は買いたいものを買うのではなく買いたい人から買う……という発言も印象的で私も共感しました。
いくら、良い物、優れた技術があっても、それを売っている人が感じの悪い人だったら、私は買いません。味がなんてことない料理店でも、店員さんが自分のこと覚えてくれたりすると、事実通い続けたりしています。
これは、舩井幸雄もいう、親身になって相手を思うことだと思っています。まずは包み込むことから始め、敵をも味方にし、結果WinWinの関係ができたら誠にハッピーなことではないでしょうか!!
相手が自分のことを思ってくれているとわかれば、今度はお返しをしたい、この人の為に頑張りたい、この人だけは裏切れない……なんて、思うこと、ありませんか!!
交渉術なんて聞くと、なんだかドライに聞こえますが、その根底には、人の思い(愛!)が人を動かすのだと改めて思いました。
最後までお読みいただきましてありがとうございました。
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