船井幸雄グループ社員の、日々もの思い、考へる

このページは、船井幸雄グループスタッフによるコラムページです。
日々仕事をする中で感じていることなどを自由に語ったページです（このページでは、便宜上、船井幸雄を“船井会長”と呼び、敬語表現を使わせていただいています。ご了承ください）。

　こんにちは。船井本社の兒玉裕子です。最近は少し肌寒くなり、夕方の空気がなんだかさみしく感じますが、皆様はいかがお過ごしでしょうか？

　先日、『「本物」になるクセづけ』（海竜社刊）という船井会長の新著が出版されました。この本は「本物の人」になるための９７項目紹介されているのですが、とてもわかりやすく書かれています。普段船井会長と接する機会の多い私も、暇を見つけては、ちょいちょい読んでいます。（一気にざっと読みはしたのですが、９７項目すべてを読んだら、はじめの方に書かれている内容を忘れてしまいました・・・。きちんと実践するには一日ひとつずつ読みたい本だと思いました（笑）。）

　さて、その本の中の、３０番目のコツである「『何を教えようとして私のところにやって来たのだ？』と逃げずに問いかける」の中にこんなことが書いてあります。

　失敗したり、嫌な出来事に遭遇したりしたときは、投げやりになってしまいそうな気持ちをぐっとこらえて、こんなふうに問いかけてみることです。
「おいおい、おまえは何を教えようとして、私のところにやって来たのだ？」
こうやって声に出してみるだけで悲観的な思考は消え去り、そこから何か学んでやろう、教訓を得てやろうという思考が働きはじめるのです。　−抜粋ここまで―

　マイナスな出来事も、こんな風に問いかけをすると、なんだか楽しいことのように感じますね。それからこの３０番目のコツについての最後の一文に、「私はいつも、細かくみればいろいろあったが、総体的に見ればいい一日だった、いい一年だったと思うことにしています。」と書かれてありました。

　船井会長と食事会などで接しているときに、「いやー、今日は面白い一日だった。今日の酒はうまいなぁ」「いい一日だったから、ごはんがおいしいなぁ」という会話をよく聞きます。どこかへ出張にいっても「今回も楽しい出張だったなぁ。みんないい人ばかりだなぁ」などなど、「楽しい」「うれしい」「幸せ」という意味合いの言葉ばかりです。ほとんど毎回のように、このような言葉をおっしゃるので、今日も船井会長はいい一日を過ごされたんだなぁ、毎日楽しそうでいいなぁ、と勝手に解釈しておりました。

　しかし先ほどの一文を読むことで、たとえどんな一日であっても「総体的に見ればいい一日だった」と船井会長は解釈していたのかもしれないな、と気が付きました。
　他人から見ると、とても忙しくて大変な一日であっても、船井会長から総体的に判断すると「いい一日」になり、またそれを言葉で出すことで、本当に「いい一日」になっているのかもしれません。

　日々過ごしていると、いろいろな出来事があります。うれしいことだけでなく、悲しいこと、つらいこと、誰でもきっとあると思います。どんな事がおこり、どんな一日であっても、その出来事が起きたのはきっと自分にとって必要なこと。私も、「総体的に見ればいい一日だった」と、解釈して日々を過ごしたいと思いました。


４周目：「嫌なことがあったときに「ありがとう」と言える人　（テーマ：私が仕事や生活の中で取り入れている船井流）」
５周目：「すべてのものを大事にする心　（テーマ：私からみた船井幸雄）」
６周目：「生きることの誇り　（テーマ：私からみた船井幸雄）」
７周目：「健康の秘密は元気だと確信すること　（テーマ：私からみた船井幸雄）」
８周目：「船井会長も昔は講演が下手だった！？　（テーマ：私からみた船井幸雄）」