船井幸雄グループ社員の、日々もの思い、考へる

このページは、船井幸雄グループスタッフによるコラムページです。
日々仕事をする中で感じていることなどを自由に語ったページです（このページでは、便宜上、船井幸雄を“船井会長”と呼び、敬語表現を使わせていただいています。ご了承ください）。

　ある日通勤するため、電車に乗っているときのことです。
　私が通勤する路線は海のそばを通るのですが、必ず海が見える扉のそばに立ちます。特に冬の朝、よく晴れたときは遠くに富士山もみることができて、最高の気分で通勤できるからです。
　その日も、いつも通り東京へ向かう、電車の扉付近でスペースを確保していたのですが、ある駅を通り過ぎたとき、それは飛び込んできました。

　遠くの人が≪明らかに≫こちらに向かって手を振っていたのです。


　電車は通勤快速のため、しばらくはノンストップであるはずです。また、そのとき電車は高架を通っており、手を振っていた人は電車の扉から真下に見える場所にいました。だから電車の反対側に向かって手を振っていたことはありえない。電車にむかって、手を振っている以外に考えられないのです。

　では、それはなんなのか？


　場所とは、舞浜駅をちょっと出たところに見えてくる、東京ディズニーランドホテルです。電車からはちょうど真下に見えるところに、車用の入口があるのですが、そこにきらびやかな制服を決め込んだホテルマンが立ち、電車に向かって手を振っていたのです。

　思わず、びっくりしました！

　通勤電車が走る時間帯で、しかも、明らかに東京ディズニーリゾートの最寄駅である舞浜駅を過ぎて、東京方面へ向かう人しか乗っていません。つまり、その日東京ディズニーリゾートへ行くことはまずないだろう人たちなのです。
　そんな人たちにまで手を振り（しかも笑顔です）、サービスをしている東京ディズニーリゾートのスタッフの素晴らしさに感動したのです。舞浜を通る路線で通勤している人達ですから、確かに潜在顧客ではあります。そんないつ来るともわからない人たちに向けてまで最高の笑顔とおもてなしをくれる東京ディズニーリゾートの底力を改めて思い知らされた瞬間でした。
　今日の朝も、やはり同じように、別のスタッフが変わらぬ誠実さで手を振ってくれました。『今度また行こう！』そんなことを私のみならず、同じ光景を目撃したすべての人が感じたのだと思います。京葉線を朝乗車される機会がある方はぜひご覧になってみてください。


★★☆☆本物研究所の販売店コラム「みなさまへの手紙」★★☆☆★★
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