船井幸雄グループ社員の、日々もの思い、考へる

このページは、船井幸雄グループスタッフによるコラムページです。
日々仕事をする中で感じていることなどを自由に語ったページです（このページでは、便宜上、船井幸雄を“船井会長”と呼び、敬語表現を使わせていただいています。ご了承ください）。

　皆様こんにちは。日差しがじりじり暑い日が続きますが、お元気ですか？
　にんげんクラブ大会事務局の相澤智子です。よろしくお願いいたします。


　先日、たまたま見たテレビ番組で、宮崎奕保(みやざき　えきほ)さんという方を知りました。
　宮崎さんは道元禅師が開いた曹洞宗本山の永平寺で１０６歳で天寿を全うするまで、座禅一筋の生涯を送られた方です。
　１０１歳になっても、周りの僧より３０分も１時間も早く起きて座禅を組まれたそうです。いつも修行僧の先頭に立ち、道元禅師の教えを体現されました。

　テレビに映ったそのお姿は、思わず自然と手を合わせたくなるような穏やかなお姿でした。
　私はあまり仏教は詳しくないのですが、宮崎さんのお話を聞いていると、『禅』というものの考えが大好きになりました。

　その中でもとても心に残った言葉があります。

禅といったら　何か殊更にあるように思っておるが　
歩いたら歩いた禅　しゃべったら　しゃべることが禅だ
スリッパを脱ぐのも座禅の姿　スリッパがゆがんでいるということは
自分がゆがんでいるということ
生活のすべてが禅だ　そのものと一つになるということや

人間はいつ死んでもいいと思うのが悟りやと思おうておった

ところがそれは間違いやった

平気で生きておることが悟りやった

平気で生きておることは難しい

死ぬときが来たら死んだらいいんや

平気で生きておれるときは

平気で生きておったらいいのや



自然は立派やね

時が来たならば　ちゃんと花が咲き

そして黙って　褒められても　褒められんでも

すべきことをして　黙って去っていく

そういうのが　

実行であり　

教えであり　

真理だ


　お話を聞いていて、心がすーっとまっすぐになるようなそんな感じがしました。
　言葉だけでなく、行いで示し、宮崎奕保さんという存在が人々を癒し、心を明るくしていました。
　ほんとうに生きる仏様のような方でした。


　毎日過ごしていると、いろんな欲が出たり、心がぐらついたりすることがありますが、よけいなこだわりや不安を捨てて、自然のまま、あるがままで生きれたらいいなと思いました。


１７周目：「とってもシンプル　（テーマ：最近読んでオススメしたい本）」
１８周目：「忘れずにいたいこと　（テーマ：私から皆様にお伝えしたいこと）」