船井幸雄グループ社員の、日々もの思い、考へる

このページは、船井幸雄グループスタッフによるコラムページです。
日々仕事をする中で感じていることなどを自由に語ったページです(このページでは、便宜上、船井幸雄を“船井会長”と呼び、敬語表現を使わせていただいています。ご了承ください)。

船井幸雄グループ社員の日々もの思ひ、考へる あの社員の一日を公開!
お墓ゴト・・・静寂の浄土院(比叡山にて) (テーマ:仕事をしていて感動したこと)
2009.9.9(Wed)
社名:(株)船井ビジョンクリエイツ マーケティング&セールスプロモーション
名前:砂田 ともゑ

比叡山延暦寺の「浄土院」です。

 こんにちは。(株)船井ビジョンクリエイツ マーケティング&セールスプロモーション担当の砂田ともゑです。

 皆さんは、「お墓」を巡ることってありますか?


 突然ですが、最近、都内の霊園を巡って歴史上の人物に想いを馳せる・・・というような、中高年層の間で「お墓めぐり」が人気なのだそうです。また、「お墓本」や「著名人のお墓の写真集」といったようなものも売れているそうです。お墓めぐりを紹介する雑誌などにも、「『お墓めぐり』が、現代の日本を救うトレンドになる」との評もあるとか・・・。
 何だか、すごいことになってるなー・・・なんて思うと同時に、お墓めぐりが人気になるのも分からなくもない、というのが、実は砂田の正直な感想だったりします。

 何故、そういう風に思うかと言うと・・・。

 実は、つい先日開催された『イヤシロチ探訪セミナー(京都・比叡山編)』で訪れた比叡山(延暦寺)で、とても感動した場所が「お墓」だったからです。

 船井ビジョンクリエイツ主催宿泊型セミナーの代表ともいえる『イヤシロチ探訪セミナー』も、今回の開催で六回目の企画となりました。今回のテーマは、「最澄と空海」。日本の宗教界に大きな功績をもたらした二大賢人の軌跡を辿ることが目的の一つでした。そこで、選んだのが「静かな聖地(イヤシロチ)」ともいえる比叡山延暦寺だったのですが・・・ここでは、「五感がゆっくりと啓いていく感じ」という不思議な感覚を体感させていただきました。

 さて、簡単ですが、「延暦寺」について説明させていただきますと・・・、

 「延暦寺」とは、比叡山の山上から東麓にかけた境内に点在する東塔(とうどう)、西塔(さいとう)、横川(よかわ)など、三塔十六谷の堂塔の総称とされており、延暦7年(788年)に最澄が一乗止観院という草庵を建てたのが始まりだとされています。高野山金剛峯寺とならんで仏教の中心として、天台法華の教えのほか、密教、禅(止観)、念仏も行なわれ、仏教の総合大学の様相を呈し、平安時代には皇室や貴族の尊崇を得て、大きな力を持ったといわれています。また、延暦寺は、数々の名僧を輩出したことでも有名です。日本天台宗の基礎を築いた円仁、円珍、浄土宗の開祖法然、浄土真宗の開祖親鸞・・・などなど、日本仏教史上、著名な僧の多くが若い日に比叡山で修行していることから、「日本仏教の母山」とも称されています。
 そして、「12年籠山行」「千日回峯行」などの厳しい修行が現代まで続けられており、日本仏教の代表的な聖地として、ユネスコの世界文化遺産にも登録されています。
(以上、天台宗公式ホームページ、Wikipediaより抜粋)


 そんな歴史と伝統のある「お山」です。どこを訪れても、不思議と神聖な空気が漂っていたように思います。急に雨が降っても、急に強い日の光が射しても、「すべてあるがままに」と自然と思わせていただけるような雰囲気でした。そして、そんな延暦寺の中でも、わたしが一番感動したのが、冒頭でも書いたように、「お墓」だったのです。

 正式には、「浄土院」といい、宗祖・伝教大師最澄の御廟がある場所です。

 「延暦寺で一番神聖な場所」とされているこの場所には、「12年籠山修行」の僧がいらっしゃって、その方は、宗祖最澄が今も生きているかのように食事を捧げたり、身の回りのお世話をするといった「侍真影」という行に就かれているのだそうです。静粛な空間では、拝殿を前に白い砂が美しく波打ち、その白洲の庭には落ち葉1枚残さぬように掃除されていました。

 本当に素晴らしい場所でしたよ。足を踏み入れた瞬間、ふわっと空気が変わったのが分かりましたから。
 『清浄な場』とは、きっとこのような場所のことを言うのだろうなあ・・・と、これこそまさにイヤシロチ! と、感慨深く感じていました。
 何というのか、うまく表現できないのが歯がゆいのですが、そこにいると、気持ちが穏やかになっていくような・・・ただ、ゆっくりと過ぎる時間に「感謝」を覚える自分がいたのが、本当に驚きでした。

 だって「お墓なのになあ・・・」ですよ(笑)。

 でも、その後、『イヤシロチ探訪セミナー』の名ナビゲーター・大橋智夫先生から、どうして、あの浄土院があんなにも『イヤシロチ』な場なのか・・・その答えを簡単に分かりやすく教えていただきました。
 それは、浄土院が「神聖なお墓」だからだそうです。浄土院は、1200年もの間、宗祖(伝教大師)を崇め敬う人たちの手によって、美しく清め守られている場所です。 そんな場所だからこそ、浄土院は、比叡山の中で最も神聖な場で在り続けるのでしょう。確かに「なるほど」です。

 つまり、言いかえれば、浄土院でなくとも、尊敬の念を持って美しく清められたお墓ならば、そこはきっと神聖な「場」になり得るのではないでしょうか?

 そうだとしたら・・・歴史に高名な人物を敬い、その「生き方」を崇め、『お墓めぐり』をする人が増えているのも・・・それも納得です。

 だけど、高名な方のお墓めぐりもきっと大事なことだと思いますが・・・それよりも、自分を生んでくれた両親、その両親を生んだ祖父母、そしてさらにルーツであるご先祖さま方に感謝しないとなあ、もっとお墓参りしよう!・・・なんて思った【「お墓」ゴト】でした。

 心からそう思わせていただく学びが多いって、本当にありがたいことですね。

 たまにお腹一杯になりすぎて、余裕がなくなることも多々ありますが(笑)、感謝の気持ちを忘れないように日々を過ごしたいと思います。


 最後までお読みくださり、ありがとうございました。


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