ヤスのちょっとスピリチュアルな世界情勢予測
このページは、社会分析アナリストで著述家のヤス先生こと高島康司さんによるコラムページです。
アメリカ在住経験もあることから、アメリカ文化を知り、英語を自由に使いこなせるのが強みでもあるヤス先生は、世界中の情報を積極的に収集し、バランスのとれた分析、予測をされています。
スピリチュアルなことも上手く取り入れる柔軟な感性で、ヤス先生が混迷する今後の日本、そして世界の情勢を予測していきます。
シリアのアサド政権の崩壊後、イスラエルの侵攻が続いている。12月16日、アサド政権崩壊後のシリアでイスラエル軍が行った空爆は470回を超えた。15日には、ロシア軍が使用する海軍基地もある西部タルトスの軍事施設に激しい空爆を行った。イスラエルはアサド政権が残した兵器が流用されて攻撃に使われることを警戒し、軍事拠点を爆撃している。
一方、イスラエルのネタニヤフ政権は15日、戦略的要衝である占領地ゴラン高原の人口を倍増させる計画を承認した。約17億円を投じて学生寮や新たな住民の受け入れ施設を整備する。ネタニヤフ首相は「ゴラン高原の強化は国家を強くすることだ」と述べた。一方、アラブ首長国連邦(UAE)が「(イスラエルの)決定は占領を拡大する狙いであり、国際法違反だ」と述べるなど、中東アラブ諸国でイスラエルへの批判が強まっている。
また、シリアのアサド大統領の失脚を受け、ロシアが軍装備品や兵員の大規模撤収を始めたことが分かった。諜報に詳しい米当局者2人と西側当局者1人が明らかにした。
当局者らはロシアの撤収について「大規模かつ重要な動きだと指摘。撤収が始まったのは先週だが、恒久的なものになるかどうかは不明だ」との見方を示した。一方、ロシア大統領府のペスコフ報道官は先日の記者会見で、シリア首都ダマスカスの反体制派と接触していることを明らかにし、「現地の支配勢力との接触を維持する必要がある。我々はシリアに施設や人員を配置しているからだ」と述べていた。
また、トルコ情報局高官はダマスカスを訪れ、「シリア解放機構(HTS)」のジャウラニ指導者と頻繁に接触している。アサド政権の崩壊後、トルコも水面下で動きを活発化させている。
●最終的な勝者と敗者
いまこのように、アサド政権崩壊後の状況が急速に動いているが、そうした中、次第にシリアにおける最終的な勝者と敗者が明確になってきている。
まずロシアだが、シリア北西部に展開している海軍と空軍の基地が一部残るとしても、ロシアが後ろだてになっていたアサド政権が崩壊したので、シリアにおける影響力は確実に失った。また、軍事基地の撤収、ないし縮小がされると、東地中海における影響力は確実に縮小する。しかしロシアは、中東における勢力の拡大は目標になく、むしろアフリカのフランスの影響圏である西サヘル地域における勢力拡大に焦点がある。ロシアはシリアを意図的に放棄した感が強い。
しかし、最大の敗者はイランである。イランはこれまでシリアに展開していたシーア派系武装勢力の「ヒズボラ」の多くを失った。その結果、イランのシリアにおける影響力は決定的に失われ、シリアを経由してレバノン南部の「ヒズボラ」本体への武器と物資の支援ルートも遮断された。「ヒズボラ」は存続はしているものの、勢力は縮小している。
一方、勝者はトルコとイスラエルである。トルコはシリア北部の反政府勢力を支援して影響力を拡大させているだけではなく、暫定政権を発足した「シリア解放機構(HTS)」に接触し、これから発足する政権への影響を強める方向に動いている。トルコのエルドアン政権にはオスマントルコの版図回復を目指しているきらいがあるので、シリア全土を完全な影響下におくことも狙いだ。また、トルコと敵対している東部のグルド人勢力をシリアから完全に排除する可能性もある。
そしてイスラエルだが、敵対的な関係にあったアサド政権が崩壊したので、かねてからイスラエルが追求していた大イスラエル計画を実現できる可能性が高まった。この計画は、イスラエルのシオニストの悲願である。
●最終的にはシリアは再度分裂し、内戦が激化か
いまは敗者と勝者がこのように分かれた状況だが、最終的にはシリアの未来はどうなるのだろうか?
「シリア解放機構(HTS)」が主導する暫定政権は来年の3月に総選挙を実施し、新政権の発足を目指す計画だが、はたして武装宗教勢力の影響を排除した世俗的な安定政権ができるのかどうかは定かでない。
「シリア解放機構(HTS)」及びこの組織と協力関係にあるイスラム原理主義の武装組織には、シリア人はほとんどいないことが分かっている。メンバーの多くは、サウジアラビア、イエメン、アフガニスタン、アゼルバイジャン、タジキスタン、アルバニア、ウズベキスタン、ロシアのチェチェン共和国などの出身だ。「アルカイダ」や「アルヌスラ戦線(ANF)」と同じように、「シリア解放機構(HTS)」は、イスラム原理主義の国際的テロ組織だ。
シリアは多宗教の他民族国家である。このような組織が、異なるさまざまな勢力を結集できる世俗的な政権を結成し、そしてシリアを安定的に統治できるのかどうは疑問である。国際的に著名な地政学者でシカゴ大学教授のジョン・ミヤシャイマーは、「IS」系統の指導者が率いるイスラム原理主義勢力が安定した政権を維持できるわけがないとして、最終的には多くの武装勢力の内紛から、新たな内戦になるだろうとしている。アサド政権崩壊後のシリアは、異なる勢力が衝突する戦場と化し、流動化するだろうと予測している。
●シリアの流動化と大イスラエル計画
しかし、シリアの流動化はイスラエルにとっては好都合な状況となる。それは、イスラエルの政権を握っているシオニストの目標は大イスラエル計画の実現にあるからだ。
大イスラエル計画とは、旧約聖書に記されている神から与えられた地域をイスラエルの領土とする計画である。それは、エジプトのナイル川からイラクのユーフラテス川に広がる広大な領土を指す。基本的に大イスラエルとは、イスラエルの12支族がエジプトから解放された後に支配した領土のことである。
聖書には、イスラエルの地について記述している箇所がいくつかある。
・創世記15:18-21:アブラハムの子孫に約束された土地である「地の境界」について記述している。
・出エジプト記
23:31:紅海、地中海、ユーフラテス川によって示されるイスラエルの領土の境界について記述している。
古代イスラエル王国はソロモン王によって最大規模に拡大され、現在のイスラエルとパレスチナのほぼ全域、およびシリア西部の一部を含んでいた。つまり、西のナイル川から東のユーフラテス川までのパレスチナ、レバノン、西シリア、イラク、南トルコを含んだ広大な地域が大イスラエルであった。この古代の版図をイスラエルの領土として回復することが、大イスラエル計画である。宗教的極右に支えられた現在のネタニヤフ政権もこれを目指している。
●オデット・イノンの中東流動化計画
では、この大イスラエル計画とアサド政権後のシリアの混乱はどのような関係にあるのだろうか? シリアの混乱は、いわば大イスラエル計画実現の要になっていると言ってもよいのである。それというのも、大イスラエル計画の実現の前提になっているのは、中東の流動化計画であるからだ。
1982年、当時のイスラエル外務省の顧問だったオデット・イノンという人物が作成した「1980年代のイスラエルの外交政策」という文書がある。これは、中東に混乱状態を引き起こして弱小国家に分裂させ、その後、大イスラエルを建設するという計画案だ。
この文書は、まずイスラエルが積極的に国内の反政府活動を煽ることによってイラク、シリア、リビア、ヨルダン、レバノン、そしてサウジアラビアの独裁政権をすべて崩壊させる。その後、宗派間、部族間、そして民族間の対立を煽ることで、国家を宗派、部族、民族の居住地域に分裂させる。そのようにして、中東全域を弱小国家が存立する状態に追い込むことを政策として提言しているのだ。
この状態は、中東にイスラエルに挑戦できる軍事力をもつ強い国家が存在しない状況である。この状況でこそ、イスラエルは領土を拡張し、イスラエルの生存が脅かされることのない絶対的な「生存圏」を構築することができるとしている。
●文書に記載されている中東分割案
以下がこの文書に実際に記載されている中東の分割案だ。
・分割前の現在の中東
http://nic-pnb.ru/wp-content/uploads/2015/09/maps-1.jpg
・分割後の中東
http://nic-pnb.ru/wp-content/uploads/2015/09/maps-2.jpg
イラク:シーア派の「シーアスタン」、スンニー派の「スンニースタン」、クルド人の「クルディスタン」の3つの小国家に分割。
シリア:シーア派居住地域を「シーアスタン」に併合。アラウィ派の「アラウィスタン」、ドルーズ派の「ジャバル・アル・ドルーズ」に2分割。
リビア:東部の「シレナイカ」、西部の「トリポリタニア」、南部の「フェザン」に3分割。
サウジアラビア:独立以前の状態に分割する。ワッハービ派が支配する中央部の「ワッハービスタン」、南部の「南アラビア」、西部の「西アラビア」、東部の「東アラビア」、北部の「北アラビア」に5分割。
このような案だ。
●米政府が政策案を採用
さて、このような案だが、その後、この政策提言は1996年にネオコンの牙城であるシンクタンク、「新世紀アメリカプロジェクト」の報告書に取り入れられ、当時のクリントン政権に、アメリカの中東政策として提言されている。
そして2001年、この案はネオコンの代表の一人であるリチャード・パールによってブッシュ政権に提案され、採用されたことは分かっている。
このように見ると、イスラム原理主義の「IS」という組織は、おそらくイスラエルとアメリカ、およびそのNATOが「大イスラエル計画」を実行するために形成した道具である可能性が極めて高い。
●ウェズリー・クラーク元大将の証言
「IS(イスラム国)」はアメリカとイスラエルの計画実現のための道具であるという可能性は、ウェズリー・クラーク元米陸軍大将の証言からも明確になる。
ウェズリー・クラーク将軍は、ウェストポイント陸軍士官学校を主席で卒業し、ベトナム戦争で数々の勲章を受章した生粋の軍人だ。第一次湾岸戦争では司令官、1999年のコソボ空爆のときはNATO欧州最高司令官だった。
2000年に軍を退官し、イラク戦争では、CNNのコメンテーターとして、ブッシュ政権を一貫して批判し続けた。2004年の大統領選挙では、民主党から立候補している。
ウェズリー・クラーク将軍は、2005年にリベラルなテレビ番組、「デモクラシーナウ」の主催するセミナーで、以下の事実を証言した。ビデオは以下で見ることができる。
General Wesley Clark Tells 'Democracy Now' The Truth About Middle East And War On Iraq!
http://www.youtube.com/watch?v=r8FhZnFZ6TY
次が証言の翻訳だ。
「911の10日後、私はペンタゴンを訪問し、ラムズフェルド国防長官やウォルフォウィッツ副国防長官に会った。その後、階下にある統合参謀本部を訪れ、かつての部下や同僚に会った。
するとそのなかの将軍の一人が、「ぜひお話したいのですが」と私を呼び止めた。私は、「でも、お忙しいでしょうから」と言うと相手は、「いえいえ、ぜひ。実は我々はイラクと戦争をする決定をしたのです」と言うのだ。これは2001年9月20日の会話だ。
そう言うので、私は「イラクと戦争をするのだって? なぜだ?」と聞くと、この将軍は「私には分かりません。ブッシュ政権はほかにどうすればよいのか分からないのでしょう」と言います。
そこで私は、「サダム・フセインとアルカイダのつながりを証明することはできたのですか?」と聞くと、彼は、「いいえ。その方面の新しい事実はまったくありません。ただブッシュ政権は、イラクと戦争をすることに決めただけです。テロリストにどう対処してよいかまったく分からないが、アメリカは巨大な軍事力をもっているので、すべての問題がハンマーで叩きつぶす釘のように見えるのでしょう」と言う。
私は数週間後、再度彼を訪問した。そのときはすでにアフガン攻撃は始まっていた。そこで私は彼に、「まだイラクと戦争を行う予定なのですか?」と聞いた。すると彼は、「いいえ、もっとひどいことになっています」と言い、デスクの上にあったメモをつまみ上げた。彼は、「このメモは、いまラムズフェルド国防長官のオフィスから来たものです」と言う。そして、「このメモには、アメリカが今後5年間で壊滅させる予定の7つの国の名前が記されています」と言う。そのメモには、イラクから始まって、シリア、レバノン、リビア、ソマリア、スーダン、そしてイランで終わるとあった」
●中東の経済的ハブとしてのイスラエル
さて、このように見ると、これからまた始まるかもしれないシリアの混乱と分裂は、中東流動化を推進し大イスラエルの建設を目指すシオニストのネタニヤフ政権のイスラエルにとっては、好都合であることがよく分かる。中東流動化計画の経緯から見て、この計画全体がネオコンによって強力に支持されている。そして、中東の流動化が実現すると、次にイスラエルは大イスラエルの建設に乗り出すことだろう。
そして、大イスラエルの経済的な基盤になるのが、「東地中海パイプライン」、「ベングリオン運河」、そして「インド・中東・欧州経済回廊」の3つだ。この3つの計画を確認しよう。
・「東地中海パイプライン」
東地中海にある「リバイアサン」と「タマール」という2つのガス田からギリシャとイタリアを経由してヨーロッパに天然ガスを運ぶパイプライン。ヨーロッパへのエネルギー供給の大動脈になる。
・「ベングリオン運河」
イスラエルを縦断し、地中海から紅海に至る壮大な運河。砂地のスエズ運河と異なり「ベングリオン運河」のルートは岩盤なので、一方向しか通過できないスエズ運河とは異なり、「ベングリオン運河」は幅が広く2隻の船舶が平行して通過できる。
・「インド・中東・欧州経済回廊」
「ベングリオン運河」が完成すると、イスラエルは「インド・中東・欧州経済回廊」と「東地中海パイプライン」を通して、インドからヨーロッパまでカバーする壮大な経済回廊とエネルギー回廊の中核に位置することになる。
●イスラエル情報省のリーク、1バーレル、200ドルか
そして、中東流動化による大イスラエル建設と先に3つの計画と同時に進行しつつあるのが、「ガザ」と「ヨルダン川西岸地域」からのパレスチナ人全体の排除である。実はこの計画が実際に進行する可能性があることは、2023年10月30日にパレスチナ人とイスラエル人の調査ジャーナリストが発行しているメディア、「+972」がリークしている。
イスラエル情報省は、「ガザ地区」の220万人のパレスチナ住民をエジプトのシナイ半島に強制的かつ恒久的に移住させることを推奨していることが、公式文書でわかったのだ。
2023年10月13日付の10ページの文書には、情報省のロゴが記されている。情報省は、政策研究を行い、その提案を情報機関、軍、その他の省庁と共有する小さな政府機関である。
それは、現在の戦争の枠組みの中で、「ガザ地区」のパレスチナ人の将来に関する3つの選択肢を評価し、望ましい行動として完全な人口移動を推奨している。また、イスラエルに対し、国際社会の支援を得るよう求めている。同文書の信憑性は同省によって確認されており、全文は「+972」で英訳されている。
この文書の存在は、イスラエルのパレスチナ問題の最終解決策がなんであるのか明らかにしている。パレスチナ人全体をエジプトのシナイ半島などに排除してイスラエルがパレスチナを併合するということだ。もちろんこれは、大イスラエル建設計画の一環であろう。これこそ、いまイスラエルが行っていることだろう。
完全にイスラエル寄りのトランプ政権は、パレスチナ問題の最終的な解決策として、パレスチナ人全員の排除と移転を提案するのかもしれない。その可能性はある。
しかし、大イスラエル建設計画のような過激な計画が強い抵抗なしに実現すると考えられない。イランとトルコ、サウジアラビアを始め、中東諸国全体がイスラエルの敵となる大きな戦争が始まるかもしれない。そのような状態になると、1バーレルが200ドルとなる極端な原油高もあるだろう。
日本をはじめとした先進国の経済が耐えられる原油価格の限界値は、160ドル前後だと言われている。もし200ドルになると、大変な状況を覚悟しなければならないだろう。
* * * * * * * * *
●「ヤスの勉強会」第131回のご案内●
「ヤスの勉強会」の第131回を開催します。トランプ政権が発足してちょうど1カ月になります。この間、すさまじい勢いで政策が実行され、既存の世界秩序が根本的に転換しつつあります。また、これに伴い世界経済も大きな転換を迫られつつあります。これに伴い、株式市場の大きな下落の可能性もあります。どうも2月が大きな転換点になるようです。あらゆる情報を徹底して解説します。
※録画ビデオの配信
コロナのパンデミックは収まっているが、やはり大人数での勉強会の開催には用心が必要だ。今月の勉強会も、ダウンロードして見ることのできる録画ビデオでの配信となる。ご了承いただきたい。
【主な内容】
・見えてきたトランプ政権の改革
・アメリカの国内の変化。蓄積される矛盾
・2月は金融危機の引き金が引かれるか?
・復活する中国経済、これからの動き
・NATOのウクライナ戦争参加は決定か?
・混沌としてきた日本、この先はどうなるのか?
・本当に我々の意識は進化しているのか?
など。
よろしかったらぜひご参加ください。
日時:2月22日、土曜日の夜までにビデオを配信
料金:4000円
懇親会:リアル飲み会とZOOMで開催
以下のメルアドから申し込んでください。
記載必要事項
名前(ふりがな)
住所 〒
メールアドレス
参加人数
懇親会の参加の有無
ytakashima@gmail.com
…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━
■ヤスの備忘録 歴史と予言のあいだ
http://ytaka2011.blog105.fc2.com/
■未来を見る!『ヤスの備忘録』連動メルマガ 毎週金曜日配信
http://www.mag2.com/m/P0007731.html
■ツイッター
https://twitter.com/ytaka2013/
25/02 | |
25/01 | |
24/12 | |
24/11 | |
24/10 | |
24/09 | |
24/08 | |
24/07 | |
24/06 | |
24/05 | |
24/04 | |
24/03 | |
24/02 | |
24/01 | |
過去年 | |
社会分析アナリスト、著述家、コンサルタント。
異言語コミュニケーションのセミナーを主宰。ビジネス書、ならびに語学書を多数発表。実践的英語力が身につく書籍として好評を得ている。現在ブログ「ヤスの備忘録 歴史と予知、哲学のあいだ」を運営。さまざまなシンクタンクの予測情報のみならず、予言などのイレギュラーな方法などにも注目し、社会変動のタイムスケジュールを解析。その分析力は他に類を見ない。
著書は、『「支配−被支配の従来型経済システム」の完全放棄で 日本はこう変わる』(2011年1月 ヒカルランド刊)、『コルマンインデックス後 私たちの運命を決める 近未来サイクル』(2012年2月 徳間書店刊)、『日本、残された方向と選択』(2013年3月 ヴォイス刊)他多数。
★ヤスの備忘録: http://ytaka2011.blog105.fc2.com/
★ヤスの英語: http://www.yasunoeigo.com/