トップが語る、「いま、伝えたいこと」
私と朝倉慶さんの共著『すでに世界は恐慌に突入した』(2009年12月1日 ビジネス社刊)は、11月19日から書店に並びました。初版3万部だったのですが、すでに再版も出、5万部は突破したようです。
ところで、この本『すでに世界は恐慌に突入した』は「経済予測の超プロとしての朝倉慶さんの考え方を多くの人に知ってほしい」と思い、出した本で、あくまでも私は脇役として、主として大きな時流と、そう考える理由を説明した本でした。
いわゆる、@これから数年は超プロの時代 Aそして日本人が大活躍しなければならない時代 Bそれらの理由は『二つの真実』(2009年7月 ビジネス社刊の拙著)に詳しく書いたから読んでほしい…ということを、私はわかりやすく記したのです。
ところで、今月31日付で徳間書店から『2012年の変化はすでに起きている(「百匹目の猿現象」が起こり、大難は小難になった)』という今度は私が主役になり、櫻庭雅文さん(エディックス社長、政治経済評論家、出版プロデューサー)に応援してもらった私と櫻庭さんの共著が出ます。
多分12月24日頃には書店に並ぶと思います。
この本はぜひ読んでほしいし、内容を読者なりに充分に吟味してほしいのです。
そこで同書で私の記した「まえがき」を以下に紹介します。
まえがき――いまさら2012年ではない!
「2012年の12月21〜23日に何か大変化がある」といわれています。
このとき、地球、太陽、銀河の中心が一直線に並びます。また、地球がフォトンベルトに入るともいわれています。そして、良かれ悪しかれ、地球や私たちに大変化があるという説があります。
しかし私は、「この日に、大変化などは起こらないだろう」と考えています。これが、いろいろ調べた私の答です。
さらに、「このような年月日に関係なく、世の中はすでに変わりつつある。それも、マクロに見ると、よいほうへと変わっている」と思っています。
これについて、櫻庭雅文さんのインタビューに応じるかたちで、私の本音を述べました。
「ただ、よくなる前にかなりの困難が私たちを襲うでしょう。現実はこうですし、たぶん困難はこのようなもので、対処法はこのようにやるべきですよ」
この私の話に、櫻庭さんの意見を加えてもらい、まとめたのが本書です。というより、いま私は体調がまだ完全に回復していませんので、櫻庭さんに本書の多くの部分を頼りました。彼のお陰でできた本です。
とはいえ、自分の書いたところは、手抜きはいっさいしていません。そのことを強調しておきます。
いま書店に並んでいる私と朝倉慶さんの共著『すでに世界は恐慌に突入した』(2009年12月1日、ビジネス社刊)は、サブタイトルに「デリバティブとドルはあと数年で崩壊する!!」とあるように、この分野の“超プロ”で、ここ3、4年、経済予測をまったくはずしたことのない朝倉さんの最新の考え方を多くの人に知ってもらうために、私が企画した本です。
したがって、彼の意見を「なるほど」と思う私がどのような人間であるか、さらに「これから数年は“超プロ”の時代」で「日本人の役割が大きい」という大事なことを中心に、同書で私はマクロに記すだけにしました。とはいえ、大事なことはみんな書きました。
それゆえだと思いますが、何人かの読者から、「船井さんの文は自分の既発表の本や、自分のブログなどからの引用が多い」「朝倉さんの予測はよくわかったが、船井さんの経済予測が少ない。題名に対して手抜きをしたのではないか」などのご叱声をいただきました。たしかに、「なるほど」と思いました。
『すでに世界は恐慌に突入した』では、私は脇役に徹した本づくりをしましたが、本書では櫻庭さんの船井評や「にんげんクラブ全国大会の報告」文などからみまして、どうしても私が主役にならざるをえません。ですから、「第2章、第3章の私の書いた文章はいっさい手抜きはしていない」と、この「まえがき」でとくに強調しておきたいのです。
私のところには、たくさんの情報が集まります。休調が悪くても毎日、メールやFAX、それに手紙やレポートなどが大量に世界中から送られてきますし、大事なことは真実を知っている方たちがわざわざ直接教えにきてくださいます。
ここ半月くらいのあいだに私を訪ねてお見えになり、真実を検証した話をしてくれたり実証してくれた有名な人のお名前を具体的にあげますと、清水美裕さん、五井野正さん、ベンジャミン・フルフォードさん、飛鳥昭雄さん、平澤伸彦さん、廣野峰代さんなどがいます。これらの人々はともに、時代の最先端を行く“超プロ”の人たちです。この人たちはたぶん、数年後には歴史上に名を残す方たちだと思います。私はこれらの情報を客観的に理性的に整理しています。
はっきり言って、いま世の中は大変化中です。私の結論としましては、2012年12月21〜23日より一年以上も早く、人々はそのことをはっきり知るだろうと思います。
だから、「いまさら2012年ではない」と言っておきたいのです。それも、具体的には日本から動きだしているのです。
ところで、私のこれからの使命と役割(今生のもっとも大事な使命や役割)も、はっきりわかってきました。それは、“百匹目の猿現象”の延長線上にあるとも言えそうです。そんなことで、いま新たなというか、今生の本当の使命達成のための出発の準備をしながら体調を整えています。その第一歩として、本書を世に問うことにしたのです。
櫻庭さんが文章に書いていることは事実です。彼の文章からいろいろ学びました。親しい他者が私をどう見ているかもよくわかり、教えられました。
ともかく、必読をお願いしたい時流に合ったよい本になったと思います。ぜひ、ゆっくり全文をお読みください。近未来には「よい世の中になる」「よい世の中は私たちで創れる」ということを前提に、全文をお読みいただきたいのです。
いま、共著者の櫻庭さんに深い敬意を表わし、お礼を述べるとともに、本書「まえがき」のペンを措きます。
2009年11月26日
東京都港区の船井本社会長室で 船井幸雄(転載ここまで)
はっきり言いまして、もはやいまさら2012年12月21日などを気にする必要はない…と私は思っています。
フォトンベルトなど存在しているはずがないと言えますし、マヤ歴にとらわれる必要もないようです(これにつきましては『ザ・フナイ』の2009年11月号の中矢伸一さんの文章にあるコルマン・インデックスなどを御参照ください)。よろしく。
=以上=
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