トップが語る、「いま、伝えたいこと」
私は今年3月23日から口腔内の痛みに悩まされていました。
3月23日にボーン・キャビティ(口内の歯の下部にできる洞穴で、病原菌の巣となり、これを取ると、いろいろな難病がよくなるもよう――本年5月14日のこのページを参照してください)を取る3回目の手術をしたのですが、この時は左下奥のインプラントを3本抜き、それに引っかかかっていたボーン・キャビティを取ってもらいました。左下の骨が、削ったまま、穴があいたままで、そのままですから、当然に痛みました。
薬を飲むことの大嫌いな私も、夜、睡る1時間ほど前に鎮痛剤を1錠飲み、化膿どめの抗生物質も服用しました。
それでも痛くて仕方がなかったのです。
今生77年半で最高の痛い時間を過しました。それに喰べにくい。また、しゃべりにくいので、われながら大変でした。
その後の経過を記しますと、ボーン・キャビティは成功したようです。しかしインプラントを抜いた後の処理が悪く、入院さわぎにまでなりました。骨が腐り出していたのです。
その腐骨を5月11日に、一部取り除いてもらい、5月22日に完全に取り除き、インプラントの抜いたあととボーン・キャビティを取ったキズあとなどを縫合してもらいました。手術時間は2時間弱かかりましたが、これも、かなり大変な手術でした。
手術してくれた歯科医師からは、「これから4−5日は痛みますよ。辛抱しないで痛みどめを飲んでくださいね」と言われたのですが、手術前の骨が露出していた痛みに比べたら、痛さが半減し、ほとんど「痛みどめの薬」も飲みませんでした。
ところで、前述のように3月23日〜5月20日の痛くて仕方のなかった時に痛みを忘れてしまう方法が二つだけありました。
その一つは原稿を書くのに集中することです。
このホームページの原稿や、新著の原稿を書いている時は痛みを忘れるのです。
そのために5月末に徳間書店から出た『2020年ごろまでに世の中大転換する』や、6月末にフォレスト出版から出る(編集他、李白社)『退散せよ!似非(えせ)コンサルタント』、さらに7月上旬に海竜社より出る予定の『人生で一番大切なことは、正しい生き方を「クセづけ」すること』(小宮一慶さんとの対談本)の三冊の本の原稿書き、とりまとめ、校正などが、この間に全てできたのです。痛みを忘れるのに好都合でした。
われながらびっくりします。
二つめは講演している時(実は、この間に4回の講演予定がありました。そのうち3回は息子の船井勝仁 船井本社社長に助けてもらい、1回はキャンセルしました)なのです。その時間中は、余り痛さを感じませんでした。ただ講演後がひどく痛むので、なるべく話さないようにしていたのですが、原稿を書くことといい、ともにフシギなびっくりすることでした。
自分の好きなことに集中していると「ひどい痛み」すら忘れるもようで、びっくりしました。おかげで、すばらしい内容の本ができたようです。
特に6月末に出る本は「船井流経営法=生き方の総まとめ」になりました。
先週は縫合手術あとですが、2回ほど講演し、いろんな原稿を書きましたが、私が言わないとたいていの人は気づかないもようで、まだ半人前の私に対して「お元気ですね」と多くの人が言ってくれました。
お世辞ではないようなので、これもびっくりしました。
ともかく「人間は好きなことを、得意なことをするべきだ」と、自分の好きで、得意(?)な原稿執筆や講演で知らされたここ2ヵ月余りでした。
これは参考になりました。
「長所伸展法は正しいな」とあえてこのホームページに私事を書いた次第です。悪しからず御了承ください。
=以上=
2010.06.25:【先週のびっくりより】まぎらわしい本のつくり方
2010.06.21:【いま 一番知らせたいこと 、言いたいこと】船井流経営法が一般の本になる
2010.06.18:【先週のびっくりより】一致する近未来予測。気をつけよう
2010.06.14:【いま 一番知らせたいこと 、言いたいこと】フラワーエッセンスのつくり方
2010.06.11:【先週のびっくりより】「いやし活性水」の効果か
2010.06.07:【いま 一番知らせたいこと 、言いたいこと】『ハイチの地震は人工地震?』
2010.06.04:【先週のびっくりより】好きなことをしていると「痛み」を忘れる