トップが語る、「いま、伝えたいこと」
私ごとですが、2007年3月から体調を崩しました。
心臓、肺、気管、目、耳、鼻などと左上半身の多くの場所が次ぎつぎと異常になり、去年8月からは三叉神経痛、ボーンキャビティなどを経て、いま左下あご骨骨髄炎の疑いのある痛みで、まだ悩んでいます。今年に入って左下の歯を5本失い義歯にも苦しんでいます。
どういうわけか、2007年10月ころから、口内が変になりました。
私は2000年ころより、矢山利彦さん(医師で親友)の紹介で、村津和正さん(歯科医師)を知り、彼にすっかり歯をまかせました。お2人は九大時代からの友人なのです。
村津さんは九大の歯学部を出た歯学博士でインプラントでは多分日本一といってもよい6000本超の実績もある名歯科医です。また独特の噛み合せ技術を持つ、すばらしい歯科医で、2000年から2007年までの私は、彼のおかげで本当に歯のありがたさを忘れさせてくれるくらい健常でした。
それが2007年10月から、口内の具合が悪くなりました。
その理由は2004年5月にミゾに落ち、右股関節を痛め背骨がゆがんだことに根本原因があることが去年6月にようやく分りました。
その時、私は人間は歯と背骨がともに正常でないと、病気をすることにようやく気づいたのです。
背骨は整骨師にたのみ、真っすぐにしてもらい、自分でもたえず「両手ふり運動」などで注意することです。おかげですばらしい整骨の名人を何人か知りました。
特に大阪の平澤整骨院(TEL:06−6674−6855)の平澤伸彦院長夫妻は、私に合うようです。
ところで歯はやはり村津和正さんのような名歯科医に世話になるのがベストだな……と最近つくづく感じています(というのは、体調が完全でないため、いまはまだ博多で開業している村津さんのところへ行けないからです)。もちろん東京や近辺で、名医を見つけましたので、近々に私も全快すると思います。もう少しで昔のような超健康体にもどれそうです。
ところできょうは村津和正さんの考え方の「歯は臓器だった」を紹介しようと思います。
彼は2000年に『歯は臓器だった』((株)KOS(=TEL:092−476−0987、FAX:092−415−5818)刊)という500ページもの著書を出しました。
そして、彼は歯がカラダの中枢であるという「歯中枢説」そして「歯臓治療」へと進んできて多くの実績を現実にあげてきたのです。親しく付きあってきましたので、彼の説が私には納得でき、特にここ3年、歯というか口内異常で苦しみましたので、より村津説が私なりに分るようになりました。
多分、一歯科医院としては日本最大の大きさになったむらつ歯科クリニックには、日本各地からだけでなく世界中から難病の患者たちが博多駅前の彼のところへ来ています。
そして彼の歯中枢治療を受けると、ほとんどの人が元気になったもようです。
今回、彼が脚本を書き監修したマンガ本の『歯は臓器だった』がKOSMOS(国際口腔健康科学センター)から発刊されました。定価は500円です。連絡場所は(株)KOSと同様です。このマンガ本はやさしく書かれており、これを一読すると村津説が分り、多くの人は「なるほど」と思うようになるような気がします。
ぜひ御一読をお奨めします。
このマンガ本の中に「読者の皆様へ」として村津さんのつぎのようなアイサツ文がありました。ここへ彼の了解を得て転載します。
読者の皆様へ
平成5(l993)年2月14日、九州大学で発見した「歯は臓器」という気付きを、広範な臨床によって実証するために、博多駅前に『むらつ歯科クリニック』を設立した。そして、治療を受けた患者さんのクチコミや紹介によって、来院者数は増加の一途をたどり、現在では臨床例が7000症例に達している。
今日も、歯列矯正治療中に3年以上正常な生理が止まり、側湾症や背骨の歪みを引き起こした18歳の少女が来院した。彼女は激痩せした上に冷え性になり、笑顔まで失ってしまっていた。
他に、全身不調とうつ病で仕事も出来なくなった35歳の女性、そして、手に痺れを訴える50代の女性が来院された。
先日は、歯列矯正治療後、昼間眠くてしょうがなく、記憶力が激減した受験前の高校3年生を診た。
その他、毎週のように、様々な原因不明の症状に苦しみもがいている老若男女が来院される。
いずれも、それらの症状が『歯』が原因していること、外見のみの『歯列矯正』や痛みを取り、噛めるようにするだけの歯科治療が原因していることに気付かず、偶然、私の本やDVDを見たり、家族や友人に薦められて最後の神頼みにも似た想いで来院されたものだ。
これまでに担当した歯科医師に「全身症状の苦しみは歯列矯正や歯科治療が原因しているのでは?」
と質問しても、可能性を検証するでもなく即座に否定される。多くの人が大学病院でも受診してきたが、原因不明として治療法さえ示されない。
『むらつ全機現カミアワセ治療』を施すことで、手の痺れや軽い骨格異常はその日に改善するのに、である。多くの症状が、『歯』に原因していることに医学界の誰も目を向けようとしない現実が、長年に渡ってどれだけ多くの人たちを苦しめ続けていることか!
このマンガの中にも、実症例のごく一部であるが、幾人かの実例を紹介させて頂いた。どの人も『遅れた医学の犠牲者』たち。暗闇の中で苦しみ、死の恐怖さえ抱きながらじっと堪えてきた人たちである。
足は痺れて、満足な歩行も出来ず、腕を上に挙げられず、握力もゼロ。後は死を待つだけのような『パーキンソン病』に冒された60代の女性が、歯中枢治療で完全に病気から回復した実例も収録している。
平成12(2000)年に『歯は臓器だった』 (KOS刊)を、平成21(2009)年にその英語翻訳された国際版『Teeth are our Organs』を発刊した。そして、今回、7000人の患者さん方を代表して、日本はもとより、この地球上から誤った医学の遅れを正し、人類の無用な苦しみを一掃したいとの願いを込めて、幅広い人たちにこの事実を知ってもらうべく、マンガとして刊行するものである。
『歯』は、中枢の臓器である。しかしながら、今、この瞬間にも、末梢のパーツとして削り、抜き、不適合な詰め物を被せるなど乱暴な治療が行なわれている。また、内科をはじめとする各科の診療においても、『歯』と様々な症状との関連性は、全くと言っていいほど無視されている。
このような歯に関する医学の盲点が、現代医学の混迷をもたらし続けてきたと言っても過言ではない。その結果、日本の国民医療費は、国家予算の3分の1に相当する34兆円を超え、毎年1兆円ずつ増え読けている。
国民の8割は頭痛や腰痛、低体温症などの不定愁訴に悩み、その延長線上で、死に至る癌や心臓病、脳血管障害や、高血圧症、糖尿病などの慢性病、パーキンソン病や膠原病などの難病、うつ病など原因不明の病気も増え続けている。
このまま推移すると、2年後には、平成22(2010)年の税収と同額までに医療費が達するだろう。今こそ、私たちは国の総力を挙げて、変わらなければならない。
「歯が中枢の臓器である」ことが明らかになった今、心臓・肝臓・腎臓などと同じように、徹底した予防対策を採るべきである。
目に問題がある時、その目を取り変えようと考えるだろうか?。
『歯』も同じことで、安易に抜いたりするものではない。
『歯』こそ、「予防に勝る治療なし」を実践しなくてはならない。
従来の「歯を削って、抜いて、披せて」お金が支払われる出来高払い型の歯科医療制度を、「健康な歯を残すほど」支払われる未病・予防型の医療制度に変えなければならない。
また、伝染性感染症である虫歯菌を根絶し、全ての健康な歯があるのが当たり前の社会が、確実に達成される仕組みを未来の子どもたちに残さなくてはならない。
9万3千人の歯科医師たちが「歯を削る、抜く、被せる」方向に回っている歯車を逆回転させ、「健全な歯を残す」方向に回し始めると、一気に国民に健康な歯が残り始める。
そして、歯列矯正は本稿で語る、「歯中枢説」に基づく、歯並びと噛み合わせ両軸による十字歯列矯正に改められなくてはならない。
歯科医師たちが本来の歯の守護者となり、歯の噛み(神)合わせ治療技術をマスターする時、日本にそして人類に、未病で喜びとパワーあふれる明るい未来が創造される。
歯は人類の内に秘められた、人類進化の鍵。人体の神聖な領域でもあるのだ。
だからこそ、「歯は臓器」「歯があるのが当たり前の社会をつくりたい」と叫び続けてきたのである。
これまで、世界中で数え切れない人たちが『歯末梢説』の遅れた医学の犠牲者となってきた。どれだけ多くの人たちが、歯科医師を信じて「歯を、命を治してもらおう」と思って、逆に健康を壊されてしまったことだろう。
ただこれは、決して歯科医師だけの責任とは言えない。『歯』は、誰も知らない医学の盲点であったのだから。
しかし、もうこれ以上は無視できない。医師として、いつまでも無辜(むこ)の人々に無為な苦痛を与えてはならない。
医科、歯科を問わず、日本はおろか、世界中の遅れた医学の犠牲者の方々の苦しみ、悔しさ、無念を昇華させ、明るい未来の創生と人類の真の平和と幸せを願い、みんなで未来に向けて第二歩を記すために立ち上がろう!
村津和正(転載ここまで)
私はこの村津説がよく分ります。
あえていうと「背骨」「歯」の両方が正しくなければいけない…と思っていますが、それはそれとして、一読に値するこの本をぜひお読みください。マンガですから簡単で分りやすく、だれでも村津さんの言いたいことがよく理解できると思うのです。そして、この説は、本当に人類を救ってくれる確率が高いと思います。ぜひ知っておいてください。
=以上=
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