トップが語る、「いま、伝えたいこと」
5月のゴールデンウィーク前に、(本当は4月20日すぎ)に『ザ・フナイ』の5月号が届きました。
ここには、一旦死んで生き返った人として有名な木内鶴彦さんの「黄泉(よみ)の世界から学んだ現世のあり方」という記事が載るというので、私は心待ちにしていました。
だから同誌は、まずこの記事から読みました。書き下ろし文です。よく分ります。
同誌138ページには、以下のように同氏のことが紹介されています。
木内 鶴彦(きうち つるひこ)
1954年(昭和29年)6月、長野県南佐久郡小海町生まれ。
小学校5年生時より彗星観測を始める。航空自衛隊に入隊後、22歳の時、大病で一度死亡を確認されるが30分後に蘇生。立花 隆 著『臨死体験』に取り上げられる。1983年11月より本格的な彗星探索を始め、90年3月にチェルニス・木内・中村彗星を、さらに同年7月には土星・木内彗星も発見。翌91年1月には、メトカーフ・ブリューイントン彗星の再発見等、数々の業績を挙げる。93年には国際天文連合より、発見した小惑星に「木内」と命名される。2009年7月、皆既日食観測のため訪れた中国でも2回の臨死体験があり、再度見てきた地球の「過去」と「未来」をもとに、クリーンエネルギーの実用化の提案など、環境共生型の産業構造と経済システムを提案する。2010年、「彗星探査」「環境保護活動」「炭素化炉システム」「太古の水の開発」が評価され、三大宮賞のひとつ、「東久邇宮文化褒賞」を受賞。著書に、『宇宙(そら)の記憶』(龍鳳書房)、『生き方は星空が教えてくれる』(サンマーク出版)がある。
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実は、われわれ人間の本質は肉体でなく魂というべきもので、それは不死のものであるというのは、私は近い肉親を相ついで亡くした20代後半から30才くらいの頃から真剣に勉強をはじめました。おかげさまで35才くらいの時は、この考えは私の信念になっていました。
スウェーデンボルグやエドガーケイシーをはじめ、それらのことを記した主な人の本などは、ほとんどこの時に読んだものです。
だから、いまさら木内さんの文章や彼が言わんとすることは、私にとっては、新しいことではありませんが、問題は、現在の人類は岐路に立っており、「これからのわれわれの心がけや行動で、今後、地球や人類がすばらしくもなり、破滅もする」というところにあります。
こういうと、だれでも、すばらしい人類や地球の未来をつくりたいと思うものですが、「お金儲け」とか「お金第一」「自分だけがよければよい」という考えや行動は、これらに反するもようのようなのです。
競争が好きで、それは善だ……と思ったり、勝ちたがるのも考えもののようです。このようなことを充分に理解し、実感しながら、私は35才ころからいまの80才まで、実業の世界で生きてきました。
ということを知っていただいて、『ザ・フナイ』2013年5月号の木内さんの文章を、できればお読みいただきたいのです。
控え目な文章ですが、それなりの価値は必ず見出されると思います。
そして、それとともに、世の中には「ムダは全くない」、われわれは「生かされている」のだ……ということも痛感され、世の中のすばらしい仕組みに気づかされるだろうと思います。そして、「現世の正しいあり方」が、一々、肌身に沁みて分ってきます。
私がスウェーデンボルグやエドガーケイシーを読むとともに35−36才で教えられたことは、「自分自分に使命がある」「それは神のみぞ知るのだろうが、自分にも大きな責任がありそうだ」ということでした。
50数年も前のことですから、たえずこのような考え方にとらわれていたわけではありませんが、折にふれ、思い出して、自分の生き方や考え方をチェックして是正してきたことだけはまちがいありません。
いま、80才になり、3人の子を持ち、7人の孫を持つ身になりますと、彼らが分ってくれるようになったら、上手にこれらのことを彼らに話さねばならないな……と最近はいつも考えるようになりました。
というのは、なぜだか、家内や子や孫には、このような話しは余りしたことがないからなのです。
そういう意味では、木内さんの文章は、一見平凡ですが、見事な書き下ろしで、深い意味がありそうに思えます。
すべてはとらえ方のようです。
きょう皆さまにお願いしたいのは、『ザ・フナイ』という本は多種多様、びっくりするような10人前後もの多くの人々の文章でうずまっている月刊誌なのですが、読んでもらいますと、私のブログとともに非常に参考になる文章に充ちているように思います。
こんな自慢はいけませんので、この辺できょうはやめますが、『ザ・フナイ』や「私のブログ」(船井幸雄.com)のポイントを、ぜひ私の立場からも、少し知ってほしく、ちょっと脱線しました。ごめんなさい。
ともかく皆さんによってすばらしい人類、地球だけでなく、皆さん個々の方が幸せに楽しく夢と希望を多く持って生きてほしく、きょうは小文を書きました。私もそうしたいのです。
では、何卒よろしくお願いいたします。
=以上=
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