日日日是好日 〜熱海だより〜 -熱海秘書 相澤智子-
日々、船井幸雄やまわりの人たちと接する中で気づいたこと、学んだことなどを皆さまにお伝えしていきます。
皆さまこんにちは。
船井は、以前からよく「自分に起こることはすべて必要・必然・ベスト」であると言っています。
自分に起こる事はすべて自分に必要なことで、必然的に起きていて、すべてベストであるという意味の言葉ですが、人間生きているとなかなかプラス発想できないような出来事に出会うこともたまにはあります。
「自分に必要なことなのだろうな‥」と思いつつ、わかっていてもなかなかそう思うことができないこともあります(そんな時、自分はまだまだ未熟だなあと感じます)。
プラス発想をし、「よし!がんばろう!」と明るく前向きな気持ちになったつもりでも、その後にふつふつ‥と溜まっていた感情がどーっと出てしまう体験をされた方はいないでしょうか。そんな時というのは、無理やり自分を前向きにし、自分の気持ちにふたをしてがまんしているときが多いようです。
なかなかプラス発想に考えるって難しいなあと思っていたときに、「会長、プラス発想というのは、良い面だけを見ることでしょうか?」と船井に聞いたことがありました。
すると船井は、「みんな包みこんでしまえばいいんだよ^^」と言っていました。
「包みこむ‥」どういうことでしょう‥? そのときの私はその意味がよく理解できませんでした。
船井がよく皆さまにお薦めしている「日月神示」には、「悪を抱き参らせよ」という言葉が出てきます。悪をよくないものとして排除するのではなく、悪もよくなるためには必要なもので、それを包みこみよい部分を取り入れ活かすことが大事だという考えです。
この考えが、これからの時代で大事になってくると船井は言っています。
中国には、太陰対極図というものがあります。これも同じようなことを言っています。
この図には白い勾玉の中に黒円、黒い勾玉の中に白円が描かれており、それが合わさって一つの円になっています。陰の中にも陽があり、陽の中にも陰が存在しているということを表わしています。
決して光は光だけで存在しているのではなく、闇は闇だけでは存在しているのではない。
どちらの中にも、反対のものが存在している。陰が極まれば、陽に変じ、陽が極まれば陰に変じます。常に変化しています。この図を見て、なるほどなあと思いました。船井が言っていたこともこういうことなのかなあと思いました。
プラス発想というと、すべてをよいものととらえようとしたり、怒りや憎しみのような感情を持つことはいけないことのように思いがちですが、よいもの、悪いもの、どちらも同時に存在していて、自分の中にあってもよいものなのだと分りました。
それを無視したり、自分が感じていることをきちんと見ないことがよくないようです。
自分にとって嫌な出来事があったとき、それを嫌だと思う気持ちにふたをして無理やりプラスに考えようとするとだんだん辛くなりますが、嫌だと感じた自分をそのまま受け入れると、いつまでもそのことに執着するようなことはありません。「ああ自分は嫌だと思ったんだ」。ただそれだけで終ります。
船井が言っていた「プラス発想」と「包みこみ」について、よいことも悪いことも両方含めた「そのまま」を受け入れることがまず大事なのだと感じました。
船井家の愛犬ゴンちゃんと一緒に。
1981年仙台市生まれ。6年間美容室に勤務後、一転して、2008年に船井幸雄グループに入社。学生時代から、船井幸雄の著書を愛読し、2007年の「船井幸雄オープンワールド」に参加。その後、すぐに「にんげんクラブ」に入会。2009年11月より、(株)船井本社の熱海本社にて、船井幸雄の秘書業務に携わる。現在、大好きな船井幸雄のそばで、いろいろな刺激を受けながら楽しく働いている。好きなものは、音楽鑑賞、ジブリ映画、犬。