日日日是好日 〜熱海だより〜 -熱海秘書 相澤智子-
日々、船井幸雄やまわりの人たちと接する中で気づいたこと、学んだことなどを皆さまにお伝えしていきます。
皆さまこんにちは。(株)船井本社の相澤です。
先日、船井の新著『本物の生き方』(海竜社刊)が出版されました。
この本は、東日本大震災が起きた後4月2日に船井が原稿を書きはじめたものです。
大震災で船井が感じたこと、これから大事になってくると思うことなど、船井の思いが詰まった書下ろしの本です。
今年日本は、東日本大震災という大きな出来事を経験しました。
そして多くのことを学びました。
今までに体験したことのない観測至上最大の地震、多くの被災者、原発の事故による
放射能への不安。
この国はどうなってしまうのだろう‥と思うくらいのピンチを経験し、平穏なときには体験することのないようないろいろな思いがそれぞれに生まれました。
そしてその体験をし、多くの人たちが自分の生き方を見直すきっかけになったと思います。
船井は、「日本人はもっとも『本物の生き方』のできる人たちであり、
『本物の生き方』とは、『宇宙の原理』に沿った人間の正しいあり方だ」と述べています。
3.11大震災を機に、ぜひ日本人に、自分達が世界の中でもっとも『本物の生き方』のできる人たちなのだということを、多くの人に自覚して欲しいと思い、船井は本書を書いたそうです。
日本人は、お人よしで、競争や陰謀、策略などは苦手です。
自己を主張したり、けんかをしたり、一人だけ勝ち残ろうとすることよりも、
「和」を大事にし、まわりと協調し、共生することを得意としています。
船井はいままで78年生きてきて、「宇宙の理」に沿った生き方が、
人間にとって正しい生き方であると感じたそうです。
人は「宇宙の理」に反した生き方や経営をすると、だんだんうまくいかなくなることを、多くの経験から実感したと船井は言っていました。
「宇宙の理」は、「天の理」=「自然の理」とも言えますが、
それは、
単純であること、素直であること(良心に沿っていること)、共生・調和していること、
自由であること、このような生き方です。
日本人は、自然を支配したり、人と自然を分ける考えではなく、自然や人と調和し、一体化する文化があります。
日本人は、「宇宙の理」を自然と理解できるような素敵な長所を持っています。
船井はよく「長所伸展」と言います。悪いところ、苦手なところを正すことに注力するより、
自分の長所や得意なことをのばしていけば、おのずと短所も改善されていくそうです。
震災でどうしてあんなに日本人が力を合わせることができたか、それはみんなが良心に従い、多くの人が自分の心に素直になったからだと思います。素直な心になると力が湧いてきます。
日本人の長所を活かし「宇宙の理」に沿って生きていきたいと本書を読み思いました。
皆さまもぜひお読みください。
船井家の愛犬ゴンちゃんと一緒に。
1981年仙台市生まれ。6年間美容室に勤務後、一転して、2008年に船井幸雄グループに入社。学生時代から、船井幸雄の著書を愛読し、2007年の「船井幸雄オープンワールド」に参加。その後、すぐに「にんげんクラブ」に入会。2009年11月より、(株)船井本社の熱海本社にて、船井幸雄の秘書業務に携わる。現在、大好きな船井幸雄のそばで、いろいろな刺激を受けながら楽しく働いている。好きなものは、音楽鑑賞、ジブリ映画、犬。