船井幸雄グループ社員の、日々もの思い、考へる
このページは、船井本社グループスタッフによるコラムページです。 「これからは“本音”で生きるのがよい。そのためには“本物の人間”になることが大事」という舩井幸雄の思想のもと、このページでは、社員が“本物の人間”になることを目指し、毎日の生活を送る中で感じていること、皆さまに伝えたいことなどを“本音ベース”で語っていきます。
名前:服部 真和
皆さんこんにちは。今日からこの社員コラム「本音で生きよう」は4周目を迎えます。いつもお読みいただき、ありがとうございます。
≪いつも危険だと思うほうに自分を賭ける。それが生き甲斐だ。≫
≪挑戦した不成功者には再挑戦者としての新しい輝きが約束されるだろうが、挑戦を避けたままオリてしまったやつには新しい人生などはない。≫
≪きみはあなた自身を創造しているとおもいなさい。≫
≪自分に能力がないなんて決めて、引っ込んでしまっては駄目だ。なければなおいい。決意の凄みを見せてやるというつもりで、やればいいんだよ。≫
≪人間は、その数だけ、それぞれ、その姿のまま誇らしくなければならない。≫
≪芸術は爆発だ!≫
これらの言葉は、今年生誕100年を迎えた芸術家・岡本太郎のものです。最近私は岡本太郎の作品を見たり彼が残した本を読んでいるのですが、これが新鮮で面白いのです。そこには岡本太郎という個性が強烈に出ているのです。たとえば、今私が読んでいる『自分の中に毒を持て』(青春文庫)は、内容からするとおそらく若い人向けに書いた本であるのでしょうが、若い人しか読まないのはもったいないと思う内容です。むしろ、いろいろな固定観念に縛られている大人こそが読むべき本なのではないかと。(私は読んでいて岡本太郎の言葉にカツ!を入れられぱっなしなのであります。)
私が若い頃に雑誌の連載かなにかで、岡本太郎の人生論を目にすることがあった時、実はあまり彼のことを好きになれませんでした。むしろテレビで変なポーズをとる滑稽なイメーが先行してしまい言葉にリアリティを持てなかったのです。しかし今年が生誕100年ということでいろいろなメディアが彼を特集するにあたり、少なからず彼に興味を持って接近してみると、岡本太郎は私の食わず嫌いであったことがわかってきました。彼は類稀な情熱の人、魂で言葉を語ろうとする稀有な人であったのです。
現代に活躍する芸術家で岡本太郎ほどにエネルギーを持って語りかける人はいるのだろうか? 芸術家という社会的にも特殊で選ばれた職業に就いている人の中で彼のよう背筋をのばさせてくれる作家はいるのだろうか? 作品が雄弁に語るのであえてパフォーマンスじみた発言などいらないということなのか? 成功してなおもそれに甘えることなしにチャレンジ精神を忘れていないようにみえる彼の発言は、批判的に見れば、劇場的である、演じていたのではないか、言葉と行動が伴っているのか、などなどいくらでも揚げ足取りができるでしょう。しかし、私は立場ある人が言葉として残すにはそれなりの責任が伴う中で、そうした挑発的な発言により自分を奮いたたせようとしている岡本太郎の姿勢に拍手を送りたくなるのです。
東京・青山には、生前に岡本太郎が住んでいた家を「岡本太郎記念館」として開放しており、彼の作品に触れることができます。家の庭は太郎の作品で埋まっています。彼の残した作品に触れ、彼の考えに思いを馳せるそんな時間を過ごすのも、また楽しいことだと思っています。
2周目:「映画館へ行こう!」
3周目:「清々しいメロディに紡ぎだすハート」
2011.05.30: 「幸せの経済学」を見て
2011.05.27: にんげんクラブ関西大会へご参加いただきありがとうございます。
2011.05.26: その次
2011.05.25: 本音で生きよう
2011.05.23: 「伝える」と「伝わる」
2011.05.20: 最近考えていること
2011.05.19: いざ鎌倉へ!はせ参じるらん
2011.05.18: 船井流ルール化
2011.05.17: 映画「うまれる」を上映します
2011.05.16: この夏は、楽しみながら節電対策!
2011.05.13: 思い出したこと
2011.05.12: 刺激的な人物がいた!
2011.05.10: 酸素が書いた自分史 〜「O2・活性酸素物語」〜
2011.05.09: 地震予知は動物から学ぶべし