船井幸雄グループ社員の、日々もの思い、考へる

このページは、船井本社グループスタッフによるコラムページです。 「これからは“本音”で生きるのがよい。そのためには“本物の人間”になることが大事」という舩井幸雄の思想のもと、このページでは、社員が“本物の人間”になることを目指し、毎日の生活を送る中で感じていること、皆さまに伝えたいことなどを“本音ベース”で語っていきます。

書:佐野浩一
船井幸雄グループ社員の日々もの思ひ、考へる あの社員の一日を公開!
わたしの平和
2013.6.21(Fri)
社名:(株)船井メディア 『ザ・フナイ』 編集長
名前:高岡 良子

 親しい友人から、この3月に受講したホ・オポノポノの2日間にわたるベーシックTセミナー後の成果を聞き、それに触発されて、このたび私も2日間のセミナーに参加してきました。
 すごいなと感じたことがいくつもあったのですが、その中のふたつを取り上げます。

 ひとつは、ハワイにおいて部族間の対立を回避するためにおこなわれてきたといわれる伝統的なホ・オポノポノを、さらに時空を超えて広く深く適用できるように発展させた、故モーナ女史やヒューレン博士の「痛み」への共感の深さです。

 ちょっとぞっとするような話で恐縮ですが、文化人類学的に見ますと、食糧が充分にいきわたらないなどの理由で、生まれたばかりの子どもを殺さざるを得なかった嬰児殺しの風習が、世界の多くの地域に存在していました。ジャレド・ダイアモンドの『昨日までの世界』などにも詳細が記述されています。
 日本にも、夏期冷たい風が吹きおろして作物の実りが少なくなりがちだった地域などには、心ならずも嬰児を川に流す悲しい歴史などが残っています。その嬰児殺しに対して、また、先祖から今に至るまでに抑圧されてきた受胎にまつわる記憶(中絶や流産、虐待など)に対しても、ホ・オポノポノの言及があったことに、正直私はびっくりしたのです。具体的にどのようにホ・オポノポノをするか、よくわかったのでした。
 もうひとつすごいなと感じたことを書きます。

 それは、世界中で遠い過去から累積されてきた「女性が男性に対して抱く嫌悪」というものが、とても深い根っこの部分で、個人の平和のみならず世界平和の妨げにもなっており、この記憶を浄化する必要性に言及していることです。
 以前ヒューレン博士から直接に伺った言葉のなかにも、この話題が2〜3回出てきました。先生は、ご自身は男性でありながら、女性のこの痛みをよく理解されていました。長い歴史の中で、世界の多くの地域で、女性より男性に重きが置かれてきました。 女性が男性から受けてきた大なり小なりの抑圧や暴力に対して、先生は、並々ならぬいたわりと慈悲を持っていらっしゃることがうかがえたのです。

 今回は、ヒューレン博士ではなく、ルーマニア出身の比較的若い男性の先生でしたが、落ち着いた語り口で謙虚にお話なさるその姿勢は、たいへん好感が持てました。あとで人づてに聞いたことですが、ホ・オポノポノの講師には、ヒューレン博士のお墨付きをいただかないとなれないそうです。
 受講に際しては、会場になる場所はもとより、ひとりひとりの受講者にいたるまで、あらかじめ先生方がクリーニングしておいてくださいます。その丁寧さは、会場全体から漂うすがすがしさからも感じられます。

 ホ・オポノポノを現在の形にととのえた故モーナ女史は、もともとハワイのカフナ(霊的な指導をする人)であったとのことですが、ホ・オポノポノには、加害者と被害者、あるいは、それぞれの言い分をもって対立している双方が、どのようにそのしこりを解決するかの叡智が内在しています。
 この叡智は、国と国、民族と民族の対立感情、世代を超えて横たわってきた「しこり」を融解させていく手がかりすらも、予感させてくれます。
 きちんと表現されなかった怒りや悲しみは、癒されることなく存続し、やがてゆがんだ形に展開していきます。体調や運命を狂わし、破壊や戦争までひきおこします。
 いま、ハワイの先住民族から受け継いだ智恵を活用して、民族間にもこのようなアプローチがなされるとしたら……それはやってみる価値のあることではないでしょうか。


2周目:「「気楽に」は、魔法の言葉です。」
4周目:「想像力を使ってすること」
5周目:「花の愛情」
6周目:「言霊の力」
7周目:「麻の葉紋様」
8周目:「心躍る小道」
9周目:「1分間で2億5000万円が使えたら?」
11周目:「生命の充ち満ちている道」
12周目:「麻のこと」
13周目:「シンシンの魅力」
14周目:「所有意識とパワーコントロール」
15周目:「土地所有の概念に不思議を覚える」
16周目:「ライフ・イズ・ビューティフル」

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