船井幸雄グループ社員の、日々もの思い、考へる
このページは、船井本社グループスタッフによるコラムページです。 「これからは“本音”で生きるのがよい。そのためには“本物の人間”になることが大事」という舩井幸雄の思想のもと、このページでは、社員が“本物の人間”になることを目指し、毎日の生活を送る中で感じていること、皆さまに伝えたいことなどを“本音ベース”で語っていきます。
名前:桐生 真佐子
こんにちは!
船井本社管理室の桐生と申します。
いよいよ春本番、桜もポッポと咲き始めました。うちでは、ちょうど1年前に購入したボケ盆栽が、とっくに枯れたものだと思っていたら最近つぼみをつけ始め、急に愛おしく感じている今日この頃です。
さて『プラス発想、勉強好き、素直』は、みなさんもうご承知ですね!
私も頭の中にバッチリ入っています!と自信があったのですが、なんとなしに読んだ松下幸之助の本で、私はまったくわかっていなかったことに気づきました。
松下氏は、取材にきた新聞記者に素直な心で取材しなければならないと伝えたそうです。『素直な心とは、私心のない心である。私心を捨てて正直に白いものは白として報道することを望む。』
記者は、しかしそれでは記事が面白くないだろうと反論しました。
『問題はそこにあって、白いものを白としておもしろく読ますところに新聞記者としての技能があるのだろう、白いものを黒くしてまで面白く書いていては、一時的には栄えるかもしれないが、真実性がなくなり永遠には栄えないだろう』と。
そこで、記者は、『その通りですね、はい、わかりました』と応えると、『君、それはわかっちゃいない。聞いただけでわかるとはこういうことだ。
水泳の先生に水泳の学理だけを聞いて泳げると同じこと。聞いただけでは素直な心にはなれない』と。
これは、まったく今の自分に言われたように思いました。では、どうしたら素直な心になれるのだろうと続きをいそいそと読みますと、松下氏は碁を例にあげます。
『碁は一万回やれば初段になれるという。初段といえば一人前ということ、素直な心が常時働くというのは、素直な心が初段であること。
だから、君が今、なるほどそうだと思ったら、今日から一万回素直な心で取材せにゃいかんということを心がけるがよい。そうすれば25年先は素直な心をもった新聞記者になるだろう、それまでは君はわからないのだ。』
なるほど素直な心が必要なのはわかっていますが、しかしほんとうにそれをわかるには訓練、修行が必要なのです。水泳など運動の方がよっぽどわかりやすく訓練もしやすいのですが、私心にとらわれない訓練、修行、素直な心になるには一朝一夕にはできないものなのです。日々の心の持ち方、少し意識して生きていこうと思いました。
最後までお読みいただきましてありがとうございました。
20周目:「ハードネゴシエーターの極意」
21周目:「希望を持て!」
2014.03.28: 旅立つ息子に
2014.03.27: 諦めない気持ち
2014.03.26: 一万回で初段
2014.03.25: 新しい出会いを
2014.03.24: 凄い国会答弁(浜田和幸議員)
2014.03.20: 新しい扉を開く方法
2014.03.19: 昼食
2014.03.18: 新サービス企画・制作に参加しております!
2014.03.17: 船井メディア倶楽部 スタート!
2014.03.14: 一足先に春を感じる
2014.03.13: 天使から送られる「数字」のメッセージ
2014.03.12: 顔晴ります
2014.03.11: 311
2014.03.10: 本物のお医者さんは愛にあふれている
2014.03.07: 舩井を思えば、舩井はそこにいる
2014.03.06: 自然に融合する東洋医学の叡智
2014.03.05: 【2014年「休息の年」のポイント、2014年3月「発展の月」のポイント】
2014.03.04: 舩井幸雄との出会いを思い出してみました。
2014.03.03: 想い出。