船井幸雄グループ社員の、日々もの思い、考へる

このページは、船井幸雄グループスタッフによるコラムページです。
日々仕事をする中で感じていることなどを自由に語ったページです（このページでは、便宜上、船井幸雄を“船井会長”と呼び、敬語表現を使わせていただいています。ご了承ください）。

　私の経歴から簡単に申し上げますと、１９６９年生まれの３９歳です。バブル崩壊後の１９９３年に社会人としての第一歩をスタートしました。自動車販売を経験後、２００１年に転職し生命保険・損害保険を販売していました（２００３年に独立）。そして２００８年６月に（株）本物研究所に入社し船井幸雄グループの一員となりました。営業一筋の男です。

　以前の私は、お客様へのお役立ちを大前提にしながらも経済至上主義的な考えや環境の中で、「いかに効率よく稼ぐか！」や自分も「もっと上へ駆け上がりたい！」という欲求部分がかなりの割合を占めていたように思います。
　（株）本物研究所に入社後は、「船井流」の思考・仕事観などを社長の佐野より直々に研修していただきました。
　私が感じた船井幸雄グループの良さを例に挙げると、第一に「正しい知識を身につけるべく努力し、人間的な成長を重んじ、世の中全体が良くなるために尽くすことを本分としている」こと。第二に「マクロに考え、人を大切にする」という点です。
　現在は、この会社に来たのも「必然・必要・ベスト」であると実感しており、これまでの経験の上に「船井流」を取り入れて、「素直」「勉強好き」「プラス発想」で日々業務に就いています。

　私の現在の業務に既存販売店の支援がありますが、常に心掛けていることは「顧客中心主義」です。私たちの直接的なお客様は加盟していただいた販売店様ですが、その先にさらなるお客様が存在しているので、販売店様がその先のお客様に「どのようにお役立ちできるか」や「どうしたらより良いアクションを起こせるか」を考え、具体的な提案や支援をするようにしています。

　ここで実際に仕事をしていて感動した事例を一つご紹介いたします。

　入社後、引き継いだ販売店様の中に会社勤めをされながらネットワークを駆使し本物商品の販売をされている方がいらっしゃいます。初めて面談した時の話ですが、お会いしてみると若干落ち込んだ表情をされていたのが気になっていたので、まずは自分の人間性を披露して親密な空間作りを心掛けました。すると次第に相手の方も個人的な話・社会的な話・仕事の話などをたくさんしてくれました。すると次第に落ち込んでいた理由がわかりました。
　それは、「実は一人で販売店としてやっていく自信がないので、いずれ辞めようと思っていることを伝えるつもりでいた」という理由でした。詳しく言うと、ネットワーク販売を始めたが壁に当たり、それ以上顧客が広がらないことで悩んでいたのです。それを受け止めたうえでいくつかのアイディアを伝えたところ、その方の表情がキラッと変わる瞬間が感じ取れました。私は直感でその方が何か可能性を感じてくれたと気づいたので、販売のヒントを具体的にお伝えしました。すると涙を流し「一緒に一生懸命考えてくれて有難うございます。今後もやっていける気がします」というお言葉を頂戴いたしました。
　最近は涙を流して感謝されるといった経験が久しく無かったので、私自身の心にも突き刺さり感動しました。その後は一緒に夜中まで杯を交わし盛り上がり、良い酒となりました。


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