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トップが語る、「いま、伝えたいこと」

このページでは、舩井幸雄が(2014年1月19日の舩井幸雄の他界後は舩井勝仁が)いま一番皆様に知ってほしい情報をタイムリーにお伝えしていきます。
毎週月曜日定期更新
2005年6月17日
読んだ人が、すべて感謝する本

 今年5月2日に(株)イエローハットの鍵山秀三郎さんから『流亡の記』という一冊の本をちょうだいしました。
 その本のはじめに鍵山さんの「流亡の記」に寄せてというつぎのような文章があります(鍵山秀三郎氏月刊CD・カセット情報「Just」ビッグトーク バックナンバー 平成14年9月号(60分インタビュー)『言行一致で心を磨く』および月刊フナイメディア『この言葉から、何を思う』好評連載中)。

「流亡の記」に寄せて
 人間とは何んと崇高な心の持主なのでしょうか。
 これは和田澄子さんの語り「流亡の記」を読ませていただいた時、私が思ったことです。
 そしてこの貴重な記録から、60年以上もの前に、どのようなことが起きたのかを知るだけでなく、その当時の日本人が備えていた氣高い精神を、後世に伝えていかなえればならないと思いました。
 環境に強いられたこととは言え、自分では如何んともし難い不条理なことに耐え抜かれた、和田澄子さんの精神の強さに只ただ頭が下りました。
 一児の母であり、一人の若い女性に過ぎない和田澄子さんを襲った数多くの過酷な出来事は、普通の人であればその中の只一つであっても耐えることが難しいことばかりです。それなのに、これでもかこれでもかとでも言うように、次から次へと艱難に遭遇され、いつ果てるとも分らない極限状態の中で、ただ坊やを守って祖国に帰ることだけを心の寄り所とされた、和田澄子さんの生き方は日本人の誇りでもあります。
 現代の日本人は、生きることの空しさや儚なさを訴える人が多くなりました。
 生命をかけて来られた和田澄子さんには、空しい儚ない等という贅沢で我儘な思いは許されなかったと教えられました。
 和田澄子さんと同じ境遇の中で助け合った日本人の、尊い精神性を学び、弱者に暴虐の限りを尽くしたロシア(旧ソ連)の、低劣な人間性も全て記憶に止めなければいけません。
 私たちは日本人であること、現代の日本に住んでいることが、如何に幸せであるかということを、和田澄子さんから学びました。
「流亡の記」に込められた氣高く尊い精神を後世に伝えて参りましょう。
                                            鍵山 秀三郎

 5月29日の朝、この本を読みました。普通の本を100冊読んだくらい考えさせられました。この本は、昭和20年8月15日の終戦の日から、翌年の6月13日までの約10ヵ月間に、一人の若妻が経験したありのままの体験記です。
 この本の帯にはつぎのように記されています。

「引き揚げ・生き地獄からの脱出
 昭和20年8月15日、朝鮮東北部の興南の街で敗戦を知った若妻が幼な子を連れて、想像を絶する苦難に耐え、死線を乗り越えて、故国日本へと歩き続け、生き抜いた記録


 当時の実情を、それなりに知っている私は、その中の写真などに当時を思い出しながら、感動して読みました。いつの間にか涙を流していました。涙も、そのままに、終りまで一挙に読み終りましたが、人間について、これくらい考えさせられたのは久しぶりのことです。
 その若妻であった和田澄子さんが話し、それを山口八郎さんが聞いて書いたこの本を、その後私は何人もの人に読むことを奨めたのです。家内も娘も読んでくれました。
読んだすべての人が感激し、涙を流し、おおいに考えてくれたようです。
その感想は、それぞれによってちがいます。しかしみんな感動してくれます。これは「びっくり」です。
 私はこの本を戦後生まれの人々に特に読んでほしいのです。
 60年前に現実にこのようなことがあった・・・ということ。そして「人間」という存在の「尊さ」と「みにくさ」。なぜか?・・・などを考えてほしいのです。
 さいごにこの本の奥付けを紹介します。ぜひ入手してお読みください。

流亡の記
平成17年2月2日発行
語り 和田 澄子    書と絵 山口 八郎
〒709-3921 岡山県津山市加茂町公郷278
※ 身体障害者のため一切の業務は行っておりません。お問い合わせは下記までお願いいたします。
発行協力:昭和企画株式会社 〒509-0103 岐阜県各務原市各務東町1−47
TEL:0583−70−5011  FAX:0583−70−5755
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