
トップが語る、「いま、伝えたいこと」

私は40年以上も経営コンサルタントを業としてきました。そのため問題点は分っても解決策の分らないことは指摘しないし、発言しないくせがついてしまいました。
クライアントを心配させるだけで何のプラスにもならないからです。
たとえば、O−RING−TESTで調べると人間のカラダに絶対的に悪そうなものは、「水道水」「タバコ」「携帯電話」「コーヒー」「ビール」などと言えそうです。しかし、これをここに発表するのは、『両手ふり運動』を一日一回、数分間つづけて行なうと、これらは害のないものに変ると思えるからです。
先日、綾部から鳴門まで、高速道路を走りました。びっくりしたのは道路の両側の松の木のほとんどが枯れていることです。酸性雨のせいです。しかし、これは『結界の技術』ができたので、いまでは、そんなに心配不要です。具体的には拙著『イヤシロチ』(2004年 評言社刊)に、奥日光での例をあげて説明しています。
このように解決策が見つかると問題事項を発表するのが、私のやり方なのですが、きょうは問題点が見つからないが、どうしても気になることを言います。解決策を読者も考えてください。
これは25年ほど前からたえず考えていました。それは2025年−2050年くらいに「人類はニッチもサッチもいかなくなるはずだ」という危機感なのです。
具体的に数字で説明します。
地球上の人口は、1万年前に500万人、4000年前に5000万人、2000年前に2億人、300年前(西暦1700年)に6億人、西暦1800年に9億人、西暦1900年に16億人、西暦2000年に61億人と推定されていますが、西暦2025年には80億人以上、西暦2050年には90億人以上には、まちがいなくなると予測されています。
地球上の物(空気や水、元素)は有限ですから、すべての人が生きられる最低限の条件を充すだけで、80億人以上が地球上で生活するのは不可能だと考えられています。
疑問に思われる方は東大大学院教授の松井孝典理学博士の新著『宇宙生命、そして「人間圏」』(2005年10月 ワック刊)の一冊を読まれるだけで納得されると思います。
多分、現在の日本人並みの生活水準を維持しようと思えば、20億人でも少し多いくらいでしょう。
それなのに「少子高齢化」をなげいたり、中国やインドの工業化を商売チャンスとみたり、マクロにみると、地球人は少し狂っているとしか私には見えないのです。
といって25年も考えつづけてきたのですが、これからも人々はどんどんふえそうです。人々は「自分だけ」「いまだけ」「お金だけ」でエゴ行為にまだまだ走りそうです。
はっきりいって地球人の近未来は大変なのですが、ほとんどの人は、そんなことに気づいていないようです。
それゆえ『にんげん』(2005年10月 ビジネス社刊)という本を出したのですが、いまのところ近未来の人間問題の解決策は見つかっていません。
ぜひ読者で考えてください。
今世紀、後半地球人口が100億人をこえるとしたら、それはわれわれとしては「どうにもならないことになる」ということを知って対処法を考えてほしいのです。
(これが「オープンワールド」をやめようと決心した最大の理由とも言えるかもしれません。)
=以上=

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ライフカラーカウンセラー認定協会 代表
1964年大阪府生まれ。関西学院大学法学部政治学科卒業後、英語教師として13年間、兵庫県の私立中高一貫校に奉職。2001年、(株)船井本社の前身である(株)船井事務所に入社し、(株)船井総合研究所に出向。舩井幸雄の直轄プロジェクトチームである会長特命室に配属。舩井幸雄がルール化した「人づくり法」の直伝を受け、人づくり研修「人財塾」として体系化し、その主幹を務め、各業界で活躍する人財を輩出した。 2003年4月、(株)本物研究所を設立、代表取締役社長に就任。商品、技術、生き方、人財育成における「本物」を研究開発し、広く啓蒙・普及活動を行う。また、2008年にはライフカラーカウンセラー認定協会を立ち上げ、2012年、(株)51 Dreams' Companyを設立し、学生向けに「人財塾」を再構成し、「幸学館カレッジ」を開校。館長をつとめる。2013年9月に(株)船井メディアの取締役社長CEOに就任した。 講演者としては、経営、人材育成、マーケティング、幸せ論、子育て、メンタルなど、多岐にわたる分野をカバーする。
著書に、『あなたにとって一番の幸せに気づく幸感力』

