船井幸雄グループ社員の、日々もの思い、考へる

このページは、船井本社グループスタッフによるコラムページです。 「これからは“本音”で生きるのがよい。そのためには“本物の人間”になることが大事」という舩井幸雄の思想のもと、このページでは、社員が“本物の人間”になることを目指し、毎日の生活を送る中で感じていること、皆さまに伝えたいことなどを“本音ベース”で語っていきます。

書:佐野浩一
船井幸雄グループ社員の日々もの思ひ、考へる あの社員の一日を公開!
1分間で2億5000万円が使えたら?
2012.3.21(Wed)
社名:(株)船井メディア 『ザ・フナイ』編集長
名前:高岡 良子

 ところで突然ですが、世界の軍事費は、皆さんいくらくらいだと思いますか?
 2011年4月11日に発表された2010年の世界の軍事費は、1兆6,300億ドルでした(ストックホルム国際平和研究所〈SIPRI〉の発表による)。
 現在の為替の大体の相場1ドル80円の計算で日本円に直すと、2010年には、世界中で年間130兆4000億円が軍事費に使われた計算になります。(当時はいまより円安だったので、ほんとうはもっと大きな額になります。)

 第1位がアメリカ(6980億ドル)、第2位が中国、3位がイギリス、4位フランス、5位ロシア、そして第6位が日本(545億ドル)となっています。

 世界で1日あたり、44億6575万ドル(1ドル80円計算で、3572億6000万円)が軍事費に消えた計算です。
 1時間あたり、1億8600万ドル(148億8000万円)。
 ということは、地球上では、1分ごとに、少なく見積もっても2億4800万円以上のお金が、軍事費に消費されつづけたことになります。

 他国から攻撃されないために、またどこかの国を攻撃する備えとして、毎秒毎秒、約500万円ずつ軍事費に化けつづけていったのです。

 もし、世界中の国々が、「お互いに攻撃しあうことはやめようではないか。国と国の意見の相違を、軍事的行為で解決しようとするのは一部の人の利益にしかならず、大多数にとっては不利益だ。破壊行為や殺戮行為でなしに、もっと別の賢明な方法を考えましょう」という合意をもてたとしたら、軍事費の90パーセントくらいは、もっと建設的な他の事に使うことができるのではないでしょうか?

 「日月神示」には、いずれ、みろくの世では「与える政治」になる、といわれています。
 与えるといったって、その財源はどこから来るのだろう? と最初は思いましたが、人を殺したり、都市を破壊する道具に振り向けるお金を使えば、地球上の全員には、充分な衣食住がゆきわたるのではないでしょうか? 充分な教育をうけたり、健全に過ごすための費用もまかなえることでしょう。

 意識のどこを変えれば、こういうことが可能になるのだろうか?

 私たちのほとんどは、戦争が嫌いです。
 戦争状態の中で、兵士たちは、健康な体をわざわざ傷つけあい、ケガをして痛い思いをし、不具になったり死ぬ覚悟をしなければなりません。
 戦時下では家を破壊され、衣食住に不自由し、いろんな制限を課せられて、あれはだめ、これはだめ、これをやりなさい、あれをやりなさい……と命令に従わねばならず、不便な中で暮らしていかなければならないのです。
 私たちの大多数は戦争が嫌いなのに、なぜ、1分間に2億5000万円以上も、毎分毎分、世界中で消費しつづけなければならないほど、戦争に備えなければならないのでしょうか?

 この世界から戦争はなくならないんだよ、とか、戦争ほど儲かる仕事はないんだよ、と思っている人たちもいます。
 
 また、こんな苦しい人生なら、いっそのこと戦争にでもなって、何もかも破壊されてしまえばよい、と思っている人もいるかもしれません。

 衣食住に満たされ、教育や必要な医療が充分に受けられ、生きるためにあくせくと苦労しなくても誰でも健全に生きられるというのが万人の常識になれば……、戦争というシステムを使わなくてもお互いの相違を解決できるという枠組みができたら……、いまとは全く異なった世界が現出していることでしょう。

 「国家間の問題を解決するためには、戦争という手段も致し方ない」「戦争はなくならない」「戦争ほど儲かる事業はない」「戦車や軍艦ってかっこいい」「戦争は面白い」はたまた「人をやっつけるのは楽しい」「どこかから攻撃されるかもしれない」「攻撃に備えなければ、いつやられるかわからない」「いまの仕組みを変えることはできない」というような意識が集合化してしまううちは、地球上から巨額な軍事費が消えることはないのでしょうかね……?


2周目:「「気楽に」は、魔法の言葉です。」
4周目:「想像力を使ってすること」
5周目:「花の愛情」
6周目:「言霊の力」
7周目:「麻の葉紋様」
8周目:「心躍る小道」

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