船井幸雄グループ社員の、日々もの思い、考へる

このページは、船井本社グループスタッフによるコラムページです。 「これからは“本音”で生きるのがよい。そのためには“本物の人間”になることが大事」という舩井幸雄の思想のもと、このページでは、社員が“本物の人間”になることを目指し、毎日の生活を送る中で感じていること、皆さまに伝えたいことなどを“本音ベース”で語っていきます。

書:佐野浩一
船井幸雄グループ社員の日々もの思ひ、考へる あの社員の一日を公開!
情報媒体の威力
2014.7.31(Thu)
社名:(株)船井メディア
名前:門脇 宥希

『GQ JAPAN』(2007年11月号)では、“日本のトップマーケター”に選出された神田昌典さんの新著3連続発売!

 (株)船井メディアの門脇です。
 これまである一定のテーマに沿ってコラムを書いてきましたが、人には癖があるようで、私自身は客観視グセが幼い頃からあり、コラムにもそれが表れているように思います。船井グループで働き、船井流を仕事で体現していく日々ですが、数々の船井流の中でも真髄ではないかと思える「ルール化」という考え方があることを知ったのは、私自身の客観視グセを長所化できるきっかけになりました。
 元々船井流経営法は理論偏重ではなく、舩井幸雄が現場で見て聞いて感じ、日々のメモ書きで成功法則をしたため、帰納法でルール化されて蓄積された経営法です。そのような日々のルール化が経営→生き方→天地自然の法則を知るきっかけにつながっていきます。

 私は7月より船井グループ内の船井メディアに異動になり、環境と視点を変えて働いているわけですが、環境の変化はルール化を進化させるきっかけを与えてくれます。前回のコラムでは8年働いた本物研究所での仕事を通して見えてきたことをルール化して近未来展望を加えましたが、総決算的な内容になった途端に異動になるとは不思議なものです。

 まず船井メディアで働くようになり、一番の気づきはビジネスモデルのことです。
 船井メディアの一番商品は『ザ・フナイ』という月刊誌ですが、その紙媒体に加え、CD、音声、映像、そしてインターネット……実体のないゼロから利益を生み出すビジネスモデルがとても新鮮に感じたのです。本物研究所は物を扱う卸問屋であり、物の卸値から仕入値を引いた差益が利益となります。

 本物研究所で取り扱う商品は総じて一般認知度が低く、売値が高いのが特徴です。大量生産に向いていない商品が多いため製造原価が高くなり、それに利益を乗せると売値がどうしても高くなってしまうのです。
 普通に考えればそのような商品を扱う小売り店は、売価を安くしようとすると利益が減ってしまいます。良い商品、良い技術を広めるためには経営が継続することが必要で、利益の少ないモノを扱いたくても扱えない、そのような障壁、ジレンマがあったのです。 そのような小売りの現場を見ながら、本物中の本物を追求していくためには、モノと並行して利益を生み出せる仕組みが必要だと感じていました。

 今回の異動を通して情報媒体の可能性に気づくことができました。モノを仲介しなくても、情報が利益を生むことができれば、本物を追求する人や産業を応援して普及できる役割を担えると考えたからです。この組み合わせの妙をルール化していくことが、私の役割ではないかと思うようになりました。これからは個が際立つ時代になるのであれば、メディアが成す役割は非常に大きくなります。Facebook、クラウドソーシング……今好調なのは個と個をつなぐ役割を担っている企業です。

 今年から新しく船井幸雄オープンワールドの後継イベントとして、舩井☆SAKIGAKEフォーラムというイベントが立ち上がります。舩井幸雄は最後のオープンワールドで「これからは皆さんが1人1万人に、本当のことを伝えていってください」とメッセージを残しました。
 舩井☆SAKIGAKEフォーラムのコンセプトは情報収集の時代から発信、行動へのシフトです。
 今回のゲストの神田昌典さんは、「今のビジネスを頑張れば頑張るほど、今後は利益率が落ちる」と予測、これからの経営のキーワードを3つ、「プラットホーム」「メディア」「マネー」を挙げています。つまり、Facebookのようなプラットホーム、それもリアルな世界の人と人が集まる「場所」そのものがメディアになり、そこに協賛金や広告費などお金が発生していくと……。

 メディアの機能を駆使し、本物化へ進む役割を担う、お世話になった本物研究所でのお取引先様皆様をはじめとした、現場の実践者のお役に立てれば、本物化へのドライブが進むはずです。


2周目:「妻のお腹の張りについて」
3周目:「包み込みで商売繁盛」
4周目:「船井流ルール化」
5周目:「“ほんまもん”のつながりって何?」
6周目:「夢の設計図は時空の超越体験へのステップ?」
7周目:「幸せ、利益、本当にやりたいこととの統合」
8周目:「“本物”の流通の現場は学びの宝庫」
9周目:「“本物”の流通は人との関係性が決め手」
10周目:「独自固有の長所を生かせば絶妙に共生できる」
11周目:「コミュニケーションプラットホームとミニロゴストロン」
12周目:「子育ての気付きも物事の相似象」
13周目:「人との出会い力が鍵」
14周目:「儲かるお店はマンダラづくりにあり」
15周目:「フロー体験の再現」
16周目:「小商いのススメ」
17周目:「小商い共生モデルはセレンディピティを引き起こす」
18周目:「共生時代での卸問屋の役割」
19周目:「資本主義から新しい時代への超具体的実践」
21周目:「善悪の判断基準を超える」
22周目:「語って語って語り抜け」
23周目:「コミュニケーション進化が加速する!」
24周目:「新しい形態づくりで生き方が変わる」

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