船井幸雄グループ社員の、日々もの思い、考へる

このページは、船井幸雄グループスタッフによるコラムページです。
日々仕事をする中で感じていることなどを自由に語ったページです（このページでは、便宜上、船井幸雄を“船井会長”と呼び、敬語表現を使わせていただいています。ご了承ください）。

　私が最近特に気になっていることがあります。それは、接客（サービス）です。
　私は、東京丸の内にあるアパレルショップによく行きます。月に何度か足を運び、その度に何かを買ってしまいます。自分なりに「なぜ買い物をしてしまうのだろう」ということを検証してみました。そうすると、自分のなかに、購入するための判断基準があることに気がつきました。それは店員の接客を重要視していることです。
　気になった点を何点かあげてみると、

�@　名前で接客してくれる
�A　僕だけのコーディネートをしてくれる　（※そこで購入していないものでもコーディネートの仕方を教えてくれます）
�B　店頭に並んでいない商品を持ってきてくれる　（※倉庫まで商品を取りに行き「今日入ったばかりの商品なんです」を勧めてくれる）
�C　ファッション業界のウンチクを語ってくれる　（※たとえば「今イタリアで流行の・・」など最新情報を提供してくれる）
�D　今まで購入した商品を考えた中で商品を勧めてくれる　（※「先日購入された商品にあわせてこの商品があるといいかもしれませんね」と勧めてくれる）
�E　「常連様なので」と特別な部屋で接客してくれる

　などです。
　以前も書きましたが、船井会長も、高輪プリンスホテルを定宿とされた要因があったそうです。あるバーテンダーが船井会長に「好きなお酒は」と聞かれたそうです。そこで、その当時ウイスキーが好きだった船井会長はある特定のお酒を言われたそうです。　後日、仕事を終え、そのホテルの部屋に帰ってくると先日船井会長が言った銘柄のお酒が置いてあったそうです。そして、「ご自由にお飲みください」と書いてあったそうです。しかも驚くことに、宿泊する度に、毎回新品のボトルが置いてあったそうです。
　このように人間って特別に扱ってもらえると、本当にそこの固定客になると自分の体験から感じました。
　例えば、飲食店でいうと「ＶＩＰルーム」に通されたり、常連客用の特別なレシピがあること、アパレルショップだと「特別優待割引券」を配布などです。
　顧客に特別な感動を与え、顧客の固定化を図ることが今後のビジネスを成功させるうえでは大切になってくるのではないでしょうか。


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１周目：「船井会長の講演を聴いて　（テーマ：私からみた船井幸雄）」