船井幸雄グループ社員の、日々もの思い、考へる

このページは、船井幸雄グループスタッフによるコラムページです。
日々仕事をする中で感じていることなどを自由に語ったページです（このページでは、便宜上、船井幸雄を“船井会長”と呼び、敬語表現を使わせていただいています。ご了承ください）。

　先日、映像製作会社の人たちと仕事をする機会がありました。というのは現在、（株）本物研究所では取扱商品を紹介する映像を制作しているからです。今回その撮影現場で感じたことを書いてみたいと思います（テーマが仕事をしていて感動したこととなっていますが、むしろ仕事を通じて学んだことに近い話です）。

　場所はハウススタジオと呼ばれる所で、一軒家がまるごと撮影に使用できるようになっています。そこに集まったスタッフは１０名に満たない程度、そして商品の使用方法などを説明するエキストラの人や実際の商品の愛用者の方などが数人。そしてカメラをはじめ、照明機材や音声の調整をする機材、映像をチェックする機材などがものものしく並んでいます。ハウススタジオの外観は普通の民家なので、一歩そこから出るとどこにでもあるような路地であります。そのスタジオの前を通る人は、家の中で機材を並べて撮影をしているなんて誰も思わないでしょう。

　撮影のスタッフはいずれも若く、おそらくそこに居合わせた私が一番年上であったでと思います。収録しなければならないカットは沢山あり、最初はその若いスタッフらを見て正直、段取りは大丈夫なんだろうかと思いました。
　しかし、いざ撮影が始まると皆の動きが一切無駄がないことに気がつきました。それぞれが次に起こることを予測して先回りして行動しています。またひとつの撮影が終わると同時に必要のないものを片付けはじめてもいました。
　それを見ていて思ったのは、撮影部隊をチームとしてみた場合、メンバーは何をしなければならないかをそれぞれが把握し、文句をいう訳でなく手が空いた人間が今やれることをすみやかに行動に起こしていくという感です。無駄なおしゃべりもありません。飛びかう言葉は撮影に関することだけです。そして休憩時間になると一斉に仕事の手をやすめて黙々と食事をします。

　そうした彼らの仕事をする姿を見てとても勉強になりました。個々人にとってみれば時間というものは有限なものであります。その有限な貴重な資産をどう有効にどう効率的に使うのかといことの一側面を、その撮影スタッフから学んだように思いました。そして自分は彼らのようにテキパキと動いているだろうかと反省もしました。普段は感じなく、見えなくなってしまっている部分も異業種の方々と仕事をすることにより、気づかされることがあるなとその出会いに感謝の心を持ちました。

　その製作中の映像は、（株）本物研究所のホームページでも配信する予定です。ぜひ、皆様も一度ご覧になってください。


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１周目：「船井会長の“幸せを呼び込むCD”について　（テーマ：私から皆さまにお伝えしたいこと）」
２周目：「私のストレス解消法」
３周目：「船井会長の言葉を因数分解　（テーマ：私が日々もの思ふこと）」
４周目：「天才の眼？　（テーマ：私が日々思ふこと）」
５周目：「「不動心」　（テーマ：最近読んでオススメしたい本）」
６周目：「細分化思考　（テーマ：私が日々思ふこと）」
７周目：「「オープンワールド」で体感したこと　（テーマ：私から皆さまにお伝えしたいこと）」
８周目：「ＫＯＴＯＢＡ　（テーマ：私が日々思ふこと）」
９周目：「びっくり現象と熊楠　（テーマ：私が最近ビックリしたこと）」
１０周目：「シンプルな言葉　（テーマ：船井会長から学んだこと）」
１１周目：「雑感　（テーマ：私が日々思ふこと）」
１２周目：「仕事通じて感じ学んだこと　（テーマ：仕事をしていて学んだこと）」
１３周目：「感動した玉三郎の舞台　（テーマ：私から皆さまにお伝えしたいこと）」