船井幸雄グループ社員の、日々もの思い、考へる

このページは、船井幸雄グループスタッフによるコラムページです。
日々仕事をする中で感じていることなどを自由に語ったページです（このページでは、便宜上、船井幸雄を“船井会長”と呼び、敬語表現を使わせていただいています。ご了承ください）。

　皆さま、こんにちは。
　（株）船井ビジョンクリエイツ、マーケティング＆セールスプロモーション担当の砂田ともゑです。

　つい昨日、（株）船井ビジョンクリエイツが主催する『イヤシロチ探訪セミナー』を終えたばかりです。
　このバスセミナーは、弊社の代表ツアーとも言えるもので、今回で何と８回目の開催となりました。

　大橋智夫氏、横澤和也氏など素晴らしい講師をナビゲーターにお迎えして、京都各所のイヤシロチを巡ることから始まり、これまで、熊野、出雲、比叡山と、日本中のイヤシロチを巡ってまいりました。

　船井幸雄が世に広めた『イヤシロチ』という言葉。その言葉を実体験ツアーとして企画したのが、上司であり、尊敬する先輩でもある林彩子です。林が「本当にイヤシロチツアーらしいイヤシロチツアー」と、力を入れて企画した今回のツアー。訪問先は長野でした。
　長野エリアは、日本の中でも「フォッサマグナ（大きな溝）」という、大規模な地殻変動によってできた地溝帯であり、東北日本と西南日本の境目とされる地帯です。また、その「大きな溝」を囲むように、中央構造ライン、糸魚川静岡構造線、柏崎千葉構造線という、日本最大級の断層系が交差している場所でもあります。つまり、それだけ地球規模でエネルギーが活発な場所であった、もしくは、活発であるエリア、ということです。
　長野という「クニ」は、わたし達の想像を超える、星（地球）規模のエネルギーが集まる場所･･･『超イヤシロチ』の一つであるとも言えるのかも知れません。また、そんな場所であるからこそ、古代、出雲の神が長野へと身を寄せたり、遠く九州と縁が深かったり、神々の神話が多く残っていたり、国祭レベルの儀式が古くから続いていたりと、様々な不思議な現象や伝説が残っているのでしょう。
　わたし達人間が、神の存在を感じることのできる自然の一つであることを体感する、超自然という意味において、本当に『イヤシロチ探訪セミナー』らしい旅でした。
　訪れたのは、蓼科・諏訪・伊那。メインイベントは、数えで七年に一度、申と寅の年にのみ開催される日本三大奇祭の一つ『御柱祭』の「木落とし」を目の前で見させていただくことでしたが、その祭が開催されるのも諏訪湖のそば。
　フォッサマグナを形成する構造線のライン上にあるエネルギーの高い地（イヤシロチ）でした。

　そして、そんなパワー溢れる長野で、御柱祭を見る前に訪れたのは、北沢正和氏が素晴らしい郷土料理を出してくださる『職人館』（住所：佐久市望月春日3250-3　電話：0267-52-2010　営業時間：11:30-15:00）でした。

　自然に囲まれた田園が広がる中、古民家を利用した趣のある落ち着いた店内でいただいたお料理は、全て無農薬・有機栽培で栽培された旬のものばかりを使った、体に優しい創作料理。出していただいたお料理に使われた野菜はどれも感動してしまうほど「ちゃんと」野菜の味がしたのです。食べれば食べるほど、体に大地のエネルギーが染み渡るような感じがしました。
　また、名物の手打ちそばは、北沢氏がそば粉からこだわり、気を込めて作ってくださったのが感じられる素晴らしい美味しさ！
　「健康は食べ物によって作り出される。だからこそ、食養（しょくよう）が大切」とおっしゃる北沢氏の信念がひしひしと伝わってきて、説明のしようのない幸せを感じたことを今も覚えています。

　さて、今回の「日々もの思ひ、考へる」で、わたしが皆さまにお伝えしたいこと･･･それは、この素晴らしい人間性をお持ちの北沢氏がお話くださったことです。
　それも、ツアー中にお話くださったことではなく、後日、お礼のお電話を差し上げた時に聞いたとびきり素敵なことだったりします（笑）。

　それは『リンパ球に感謝する』ということです。

　血液に含まれる細胞成分の一つである「白血球」は、大きく分けて「顆粒球・リンパ球・単球」の三種類に分類され（顆粒球はさらに三種類に分かれます）、リンパ球が交感神経と密接に関係し、顆粒球が副交感神経と関係するのだそうです。

※実はこの証明をされたのが、安保徹先生だったのですね。お恥ずかしい話、勉強不足で、わたしは知りませんでした。

　北沢氏はこのことを分かりやすく説明してくださいました。

　「昼の神経」と呼ばれる交感神経が活発に刺激されている時（体がエネルギッシュに動いているとき）は顆粒球が増加し、「夜の神経」と呼ばれる副交感神経が刺激されている時（脈拍がゆっくりとなり、心身ともに眠りにふさわしい状態）にはリンパ球が増加するのだと。このバランスが崩れると自律神経失調症になりやすく、ストレスを多く感じてしまうのだと。

　なるほどなあ、と思っているわたしに、北沢氏はこう言ってくださいました。

　「だからね、砂田さん。らく〜にすればいいんだよ。力抜いてさあ『リンパ球さ〜ん、いつもありがとう！』、疲れたなあって思ったら『リンパ球さん、助けて〜』って言えばいいんだよ」と。

　思わず、その言葉に笑ってしまったのですが、何故か、すごく嬉しくなって、本当にすっと力が抜けたんです。
　それはきっと、新しい気づきをいただいたなあ、と感謝の気持ちでいっぱいになったこと、そして、電話を通して、北沢氏の滲み出る本物の人間力がわたしに伝わったからだと素直に思いました。

　また、今更ながら、多くの素晴らしい先生がわたし達に大事なことを、ずっと、たくさん教えてくださっている！ ということを再認識しました。
　たとえば、矢山利彦先生が『武士道氣功塾』の中で、自分の体に感謝することの大事さを説いていらっしゃったこと、中矢伸一先生が「体は神様からの借り物である」と仰っていたこと･･･そのほかたくさんの先生方が「自分の体に感謝することの大事さ」について説いていらっしゃいます。

　これまでのわたしは、そのことを頭で解っていながら、ちゃんと心に落ちていなかったのかもしれません（苦笑）。
　初めて自分の体の中の細胞に心の底から感謝したように思います。

　これこそ「日々もの思ふ」＝「日々、少しずつ気づきや学びをいただく」ということかもしれませんね。
　　　　　（↑注：これは、砂田が勝手に解釈しているだけです）

　一流の人間力を持った方たちが教えてくださること、それは、それぞれ表現の違いがあれども、根幹は同じなのではないでしょうか。健康について言えば「自分の体（神様からいただいた、役目を果たすための容れもの）を大事にする」ことの重要さに気づくことが、大切なことの一つなのだと思いました。

　「リンパ球さん、いつもありがとう〜！」

　今日から、その言葉を心の中で言ってみよう。もし疲れたら「助けて〜」と言ってみよう（笑）！

　そう思います。


　最後までお読みくださり、ありがとうございました。


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