船井幸雄グループ社員の、日々もの思い、考へる

このページは、船井幸雄グループスタッフによるコラムページです。
日々仕事をする中で感じていることなどを自由に語ったページです（このページでは、便宜上、船井幸雄を“船井会長”と呼び、敬語表現を使わせていただいています。ご了承ください）。

　いつも、当HPをご覧いただき、誠にありがとうございます。
　（株）本物研究所の木下でございます。

　さて、先日、土日を利用して、高知県のある地域まで行ってきました。
　本業にプラスになる勉強として、私自身としてはかねてより地域活性をテーマにやっており、今回もあるＮＰＯ法人のプログラムに参加してのことです。
　チームで現場に行き、視察し、ヒアリングして、それを都市に持って帰ってきて、計画を練り、提案する。そうしたスタイルなのですが、その中間報告として訪れたのです。

　提案する相手はその地域で、活性化のために動いている人たちだったのですが、驚いたことに、『そうだ、葉っぱを売ろう！ 過疎の町、どん底からの再生』（ソフトバンククリエイティブ）の著者で、葉っぱビジネスで、年収１千万円近く稼ぐおばあちゃんのプロデューサーをしたことで有名な、株式会社いろどりの横石社長が急遽、私たちのプレゼンを聞いてくれることになったのです。横石社長といえば、米ニューズウィーク誌の『世界を変える１００人の社会起業家』にも選ばれたことがある人だったので、緊張しつつも、一方で貴重な意見を聞き出すチャンスととらえ、気持ちを入れてプレゼンに臨みました。

　結果、最終提案に向けて、大変貴重なご意見とアドバイスをいただいたのですが、横石社長が次にやったことにびっくりしました。実は、今回プレゼンした地域は、横石社長にとっても初めて訪れた場所だったらしく、事前に３０分ほど町を案内されていたのですが、なんと、『３０分案内してもらって、自分ならどうするかわかったので、プレゼンしたい』とおっしゃったのです。

　その内容についてはここでは伏せますが、たった２回、述べ３日間しかいなかった地域とはいえ、ある程度情報がある私たちが『そんな視点があったのか』、『それなら確かにできるし、人も動く』と思わず身を乗り出して聞いてしまうような内容でした。まさに船井がよくいう、『本当のプロは、物事をちょっとみただけで、問題点とその解決策を応えることができる。そして、実際に当事者が行動を起こしたくなる気にさせる』人、そのものだと感じました。たった３０分で町の長所と課題、そして課題に対する解決策を見つけ、それを人を惹き付ける話し方でプレゼンしてしまうという凄さを、この道の大先輩から学ばせていただいた気がします。

　本業は違えど、自分の仕事の分野で同じことができるよう、しっかり研鑽を積んでいきたいと痛感した１日でした。


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１５周目：「船井会長から学ぶ！　（テーマ：船井会長から学んだこと）」
１６周目：「奇跡のリンゴ　（テーマ：私から皆さまにお伝えしたいこと）」
１７周目：「新しい風　〜新入社員の入社式で感じたこと〜　（テーマ：私から皆さまにお伝えしたいこと）」
１８周目：「おいしいチーズを作っている牧場のお話　（テーマ：最近読んでオススメしたい本）」
１９周目：「思いがけない出来事　（テーマ：私から皆さまにお伝えしたいこと）」
２０周目：「尊敬する人の姿を見て　（テーマ：私から皆さまにお伝えしたいこと）」
２１周目：「都市と農村の交流　（テーマ：私から皆さまにお伝えしたいこと）」
２２周目：「開墾体験で感じたこと　（テーマ：私から皆さまにお伝えしたいこと）」
２３周目：「病気をしたら通ってみたい病院　（テーマ：私から皆さまにお伝えしたいこと）」
２４周目：「「自由」で何を想う？　（テーマ：私から皆さまにお伝えしたいこと）」
２５周目：「リコネクションとは　（テーマ：私から皆さまにお伝えしたいこと）」
２６周目：「我武者羅應援團　（テーマ：私から皆様にお伝えしたいこと）」
２７周目：「農村行脚　（テーマ：私から皆さまにお伝えしたいこと）」