ヤスのちょっとスピリチュアルな世界情勢予測

このページは、社会分析アナリストで著述家のヤス先生こと高島康司さんによるコラムページです。
アメリカ在住経験もあることから、アメリカ文化を知り、英語を自由に使いこなせるのが強みでもあるヤス先生は、世界中の情報を積極的に収集し、バランスのとれた分析、予測をされています。
スピリチュアルなことも上手く取り入れる柔軟な感性で、ヤス先生が混迷する今後の日本、そして世界の情勢を予測していきます。

2023.06.01(第112回)
歴史的に見た債務上限引き上げ問題の深刻さ

 米国の債務上限引き上げ問題がやっと決着がついたようだ。順調に進むと、デフォルトはなんとか回避できそうだ。しかし、共和党のトランプ派や民主党の左派には、債務上限引き上げ法案の可決に強硬に反対している勢力がある。審議が紛糾し、万が一でもデフォルトするようなことにでもなれば、米国債とドル、そして株価は同時に下落し、金利は急騰して米経済はほぼ間違いなく不況に入ることになるだろう。

●債務上限引き上げ問題はさらに深刻
 しかし、債務上限引き上げ問題を歴史的な視点から見ると、この問題の別な側面の深刻さが見えてくる。いまレイ・ダリオが昨年の4月に発表した「Changing World Order」という本がここにきて注目されている。
 ちなみにレイ・ダリオは、世界最大のヘッジファンド、「ブリッジウォーター・アソシエイツ」の創業者である。成功哲学のほか、独自の視点で分析した歴史や経済の本を複数出版している。そのうちのいくつかは、ニューヨークタイムスのベストセラーにもなっている。「Changing World Order」はレイ・ダリオの最新作だ。これは、歴史の反復するサイクルをもとにして、アメリカの覇権の衰退と、中国の台頭の必然性を説き、それを回避する方策を提案した本だ。
「Changing World Order」によると、覇権の転換には250年のサイクルがあり、その移行期は10年から20年だという。そして移行期は、新興勢力との対立期になるとしている。 ちなみに、覇権国の盛衰と転換を決定するパラメーターには次の8つがあるとしている。

・盛衰を決定する8つのパラメーター
 1)教育
 2)テクノロジーとその開発力
 3)世界市場における競争力
 4)生産力
 5)世界貿易のシェア
 7)軍事力
 8)資本市場の金融力と準備通貨の強さ

 よい教育は高いテクノロジーと開発力をもたらし、国際的な競争力が上昇する。その結果、生産力は高まり、世界貿易のシェアも拡大する。それは大きな軍事力の基礎となり、その国の金融センターがグローバルなセンターになる。その結果、その国の通貨が基軸通貨になる。
 これらの8つのパラメーターは上昇期には相互に強め合いながら一層強くなるが、下降期には逆になる。

●6つの期間
 これらのパラメーターから見ると、覇権国は次の6つの期間を経過して繁栄から衰退に向かう。
1)平和と繁栄
2)金融バブルと格差の拡大
3)バブルの崩壊と景気後退
4)通貨の印刷と信用の拡大
5)内戦と戦争
6)債務の清算と新しい覇権国による世界秩序の再構築


以下がこれらの期間の具体的な特徴だ。
1)平和と繁栄の時期
 まず、このビッグサイクルの出発点は大きな戦争の後にやってくる。この時期に新しい覇権国を中心とした世界秩序が形成される。戦争の後なので、新しい覇権国に挑戦を挑む国はない。その結果、平和と繁栄の時期がやってくる。

2)金融バブルと格差の拡大
 平和と繁栄の中で投資が活発となる。信用の供与は拡大し、債務は増大する。これは金融バブルの発生に結果する。このとき、覇権国の経済力は強く、世界貿易におけるシェアも大きいので、覇権国の通貨が世界の基軸通貨となる。
しかしこの繁栄期は、富が異なった社会層に不平等に配分されるので、格差の拡大期でもある。富裕層とそうではない層との格差は一層拡大する。

3)バブルの崩壊と景気後退、4)通貨の印刷と信用の拡大
 しかし、バブルはいずれは崩壊する。すると中央銀行は、経済を維持するために一層多くの通貨を印刷するが景気の後退は続く。

5)内戦と革命
 一方、社会的格差の拡大は富裕層と貧困層の対立を激化させ、富の再配分を強いるなんらかの革命に至る。これは平和的に実現されることもあるが、内戦に至ることもある。
 このとき、政府の第一の責任は完全な崩壊を回避することにある。しかし、政府の財政が行き詰まり、社会矛盾緩和の財政支出ができなくなると、システムは崩壊し、内戦を抑制できなくなる。

6)覇権を転換させる大戦争
 国内の混乱によって、覇権国の国力は衰退する。反対に、競合国の力が増大して覇権国に挑戦できるほどになると、紛争の発生から戦争が起こる。これらの内戦と外国との戦争から、新たな勝者と敗者が生まれる。その後、勝者が集まり新しい世界秩序を形成する。そして、新しいサイクルは続く。
 この覇権国の興亡のサイクルは、古代ローマ帝国から続き現代に至る。このサイクルの歴史は他のサイクルの歴史と融合して、我々の集合的な歴史を形成している。

●覇権国の興亡
これらの過程を、覇権国の「上昇期」、「成熟期」、「衰退期」の歴史的段階にさらに分けて整理すると、次のようになる。

1)上昇期 平和と繁栄
●ステージ 1: 新しい秩序の始まり
 ステージ 1 は、革命が終了した後に発生する。革命には2つのステップがある。

 ステップ 1: 確立された旧い秩序を打ち破って勝利する。
 ステップ 2: 権力を回復し、以前の秩序に忠実だったすべての人を粛清。

 粛清は、特に勝利した権力者が闘争する場合には、革命そのものよりも残忍である場合がある。
 革命に勝利した指導者は、軍事戦略(敵を破壊する)から政治戦略(建設と協力)に移行する必要性を理解する必要がある。
ステージ 1 は、全員が再構築を希望する時点で終了する。

●ステージ 2: 構築段階
 このフェーズは初期の繁栄のフェーズだ。次のような特徴がある。
 ・健全な政府財政
 ・高い労働生産性
 ・活発な生産的投資と研究開発
 ・小さい社会的格差
 ・異なった社会層で共通の価値観を共有

 こうした状況で、新しいシステムが成功するには、ほとんどの人々、特に大規模な中流階級に繁栄をもたらす必要がある。この段階での最良のリーダーは、構築し、妥協することができるリーダーだ。
 例: 毛沢東は戦争の指導者であり、ケ小平は平時の指導者だった。

●ステージ 3: 平和と繁栄
 多くの創造性、革新性、生産性。収入が増えるので借金も返済できる。
このとき、リーダーはインスピレーションを与えることができる先見の明のある人物でなければならない。リーダーは次のことができる必要性がある。
 ・刺激的な未来の絵を描く
 ・実際に国民にそれを実感させる
 ・報酬を獲得して再投資させる
 ・健全な財政を維持する
 ・良好な国際関係を追求する
 例: ウィリアム・グラッドストン、ビスマルク、 ケ小平。

 このステージに止まる期間が長ければ長いほど国は繁栄する。
 このときリーダーは、次のリスクを回避する必要がある。
 ・社会経済、仕事、価値観、機会、収入の格差の拡大
 ・ステータスに応じて特権を得るエリート主義
 ・生産性の低下
 ・過剰な借入につながる財政悪化

2)成熟期
●ステージ 4: 過剰期間
 反対に過渡期になると、次のような特徴が一般的になる。
 ・人々が労働を避けるようになり生産性が低下
 ・金と時間を贅沢やレジャーに費やし、投資や研究にはあまり時間を費やさなくなる
 ・借金は高い生活水準を維持するために利用され、それがバブルを引き起こす
 ・多額の軍事費
 ・国の返済能力の低下
 ・富と機会の格差は拡大し、階級間の対立は拡大

 この時期の優れたリーダーとは、自制の必要性を理解し、部下に厳しい規律を守ることを要求できる人物。しかし、多くの国ではそれを実行する勇気のあるリーダーはほとんどいない。
 ほとんどの国は、豊かになった後は退廃的になる。
 例: ローマ帝国のネロ、フランスのルイ14世。

3)衰退期
●ステージ 5: 財政悪化と紛争
 過渡期のマイナスの特徴が克服されず、持続すると「クラシック・トキシック・ミックス」と呼ばれるもっとも危険な特徴があらわになる。

・クラシック・トキシック・ミックス
 1)国も国民も財政状態が悪化する
 2)国民の社会的格差が拡大し、社会層で価値観も異なってくる
 3)深刻なマイナスの経済ショック: バブル崩壊、自然災害、戦争などの同時発生

 つまり「クラシック・トキシック・ミックス」とは、国と国民の財政が悪化し、社会的な格差が大きくなっているときに、バブルの崩壊、不況、自然災害、戦争などのネガティブな出来事が重なることを指す。そして、これが発生すると次のようなことが起こるとされる。

・クラシック・トキシック・ミックスで拡大する格差
 まず、「クラシック・トキシック・ミックス」の影響下で社会経済的な不平等はさらに拡大する方向に動く。貧困層の怒りが革命や内戦に発展するのを回避するためには、政府は所得の再分配政策を実施し、貧困層を懐柔しなければならなくなる。そのために、多額の国債を発行して、借金を増大させる。
 だがこれは、結局、通貨の増刷であり、これを行うと通貨の価値は下がり続け、状況はさらに悪化する。また、分配された資金は市場に流れ、これがバブルを生むからだ。バブルは富裕層をさらに豊かにして、結局は格差を拡大させる。
 社会的格差を解消し、平和と繁栄の期間を持続するためには、借金をする場合でも、それを生産性の向上につなげる必要性がある。これは部分的には、貿易協定、グローバリゼーション、人間に取って代わるAIやロボットの導入など、「社会にとって良いと思われる」政策やテクノロジーの導入として実行されることも多い。だが、これは裏目に出る場合もある。
 そして、政府が生産性を上昇させる政策を導入できなければ、政府財政は限界に達し破綻する。すると政府が必要な予算の支出ができなくなるので、システムは崩壊する。
 政府がこれを避けるためには、国債のさらなる発行と同時に、増税の実施も必要になる。しかし、社会経済的不平等が大きく、景気が悪い状況での増税や支出の増加は、内戦や革命の先行指標となる。貧富の差が大きいと、コミュニティ間で意見が合わなくなり、緊張は一層高まる。

 一方政治家は、社会の平均値だけを見る傾向がある。全体の平均値は、苦しんでいる人の数とその力ほど重要ではない。平和と繁栄を持続させるには、社会がほとんどの人々に利益をもたらす程度の生産性を備えていなければならない。
 だが、それに失敗すると、敗者の怒りはシステム全体を脅かすことになる。その結果、社会経済的不平等が大きく、多額の負債があり、収入の減少が最も深刻な地域では、最も大きな紛争が発生する可能性が高くなる。

・衰退期の特徴
 さらに衰退期には、次のような特徴も顕著になる。

a) 硬直化した官僚制:
 繁栄の時代には効率的であった官僚制は、この時期になると硬直化する。

b) ポピュリズムと過激主義:
 ポピュリズムは、強い個性を持ったカリスマ的リーダーが「人民」、つまり一般人を守るために登場したときに起こる。貧困層の価値観を代弁する人物だ。

c) 階級戦争:
 あるグループが別のグループを悪者扱いし、スケープゴートにするときに始まる。これは大量虐殺や投獄などにつながる可能性がある。ある階層のメンバーは他の階層を固定的な観念で見る。

d) パブリックドメインにおける真実の喪失:
 二極化とプロパガンダの増大により、何が真実で何が真実でないのか誰も分からなくなる。もっとも過激なグループはメディアと協力して支持を獲得し、反対勢力を壊滅させる可能性もある。一方メディアは、自分たちの目的にそぐわない人を攻撃する。人々は自分の生活を破壊されたくないため、声を上げることを恐れるようになり、言論の自由が打撃を受ける。

・生々しい戦いが始まる
 こうした状況に至ると、生々しい戦いが始まる。人々が大義を、現行の政治制度よりも評価するとき、法律は危険にさらされる。反乱者が政治体制の維持よりも勝利を重視すると、本格的な争いや反乱が始まる。
 ステージ5の後半では、システムを制御する者がそれを武器として使う。一部の過激なグループは、権力を行使するために民兵組織を創設する。さらに抗議活動はますます暴力的になる。
 死者が出た場合、戦いはステージ6まで続く可能性が高い。紛争を解決するシステムが機能しなくなると、ステージ5がステージ6に移行する。
 最大の問題は、いつシステムが壊れるのかということだ。民主主義にとっての最大のリスクは、効果のない断片的で敵対的な意思決定をすることだ。これは悪い政策につながり、最終的には、秩序を再確立することのできる強力で有能な指導者を望む人々を代表するポピュリストの独裁者による革命につながる。

●ステージ 6: 革命
 こうした状況が続くと、最後には必ず内戦が起こる。内戦は革命へと発展する。そうした兆候はいたるところに現れる。革命が起こると、新たな国内秩序が確立される。システムが多数派にとって機能しなくなったとき、革命が起こり、システムが変わるのだ。
 成功した革命も失敗した革命も、すべて同じ理由で起こった。それは、より多くの富がより適切に再分配され、成功と繁栄を約束できるシステムの形成の失敗である。
 革命は常に上位中産階級によって主導され、彼らがしばしば擁護すると主張する「人民」によって主導される。革命家はカリスマ性があり、他の人々とうまく協力することができる。
 革命の主な理由は富の格差であることが多いが、自由の制限や権力争いなど他の理由も考えられる。ときには、他国が革命に影響を与えるために革命に介入することもある。
 ほとんどすべての内戦には外国の干渉があった。革命の始まりは明らかではないが、プロセスは明らかだ。内戦における最良の指導者は、インスピレーションに満ちたリーダーだ。彼らは戦いに勝つために十分残忍であり、人々を自分たちの大義に結集させるために十分なカリスマ性を持っていなければならない。

4)覇権を転換させる大戦争
 このように、覇権国で内戦から革命が起こって国内が混乱すると、それは発展しているライバルにとって、覇権を転換させる戦争を引き起こす絶好の機会になる。過去500年の歴史では、これは大戦争になり、戦争の後には新しい覇権国が台頭した。もっとも最近の覇権転換の事例は、1930年から1945年までの大恐慌から第二次世界大戦に至る過程である。この過程で、大英帝国の覇権は失墜し、1945年以降はアメリカの覇権となり、現在まで続いている。

●現在のアメリカの段階
 この本では、これらの段階を適用してアメリカと中国の近現代史を細かく解析した後、現在のアメリカの段階を詳しく説明している。いまのアメリカは「衰退期」のステージ5の末期、つまり内戦と革命が始まるステージ6の手前にいるということだ。
 この本が発表された2022年4月には、もちろんいま紛糾しているような債務上限引き上げ上限問題は起こっていなかった。「衰退期」のステージ5の末期にあるアメリカで、万が一債務引き上げ上限問題が紛糾しデフォルトするような状況になると、この本が指摘する状況が具現化してしまう恐れが出てくる。
「このとき、政府の第一の責任は完全な崩壊を回避することにある。しかし、政府の財政が行き詰まり、社会矛盾緩和の財政支出ができなくなると、システムは崩壊し、内戦を抑制できなくなる」
 このように見ると、いま紛糾している債務上限引き上げ問題の深刻さが理解できると思う。それは、国債とドルの下落、そして長期金利の上昇だけでは済まない問題の引き金になる。アメリカの分断から分裂に至る最初の引き金のひとつになるのかもしれない。

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 コロナのパンデミックは収まっているが、やはり大人数での勉強会の開催には用心が必要だ。今月の勉強会も、ダウンロードして見ることのできる録画ビデオでの配信となる。ご了承いただきたい。

 【主な内容】
 ・トランプのアジェンダ47はどこまで本気か?
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 ・イスラエルが引き金を引いたハルマゲドン
 ・2024年5月に日本の食料危機はあるか?
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 ・トランスヒューマニズムと意識変化
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Profile:高島 康司(たかしま やすし)
高島 康司(たかしま やすし)

社会分析アナリスト、著述家、コンサルタント。
異言語コミュニケーションのセミナーを主宰。ビジネス書、ならびに語学書を多数発表。実践的英語力が身につく書籍として好評を得ている。現在ブログ「ヤスの備忘録 歴史と予知、哲学のあいだ」を運営。さまざまなシンクタンクの予測情報のみならず、予言などのイレギュラーな方法などにも注目し、社会変動のタイムスケジュールを解析。その分析力は他に類を見ない。
著書は、『「支配−被支配の従来型経済システム」の完全放棄で 日本はこう変わる』(2011年1月 ヒカルランド刊)、『コルマンインデックス後 私たちの運命を決める 近未来サイクル』(2012年2月 徳間書店刊)、『日本、残された方向と選択』(2013年3月 ヴォイス刊)他多数。
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★ヤスの英語: http://www.yasunoeigo.com/

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