トップが語る、「いま、伝えたいこと」

　先週の日曜日（１０月２日）の朝のことです。
　早朝おき出して、朝の「両手ふり運動」などを行なった後で、パソコンの前に座りました。そして「不思議研究所」のホームページを見ました。いわゆるチャットです。“FOW２００５”というところです。そこでびっくりしたのです。　
　森田さんが「船井オープンワールド」について、いろいろと本音での意見を書いていました。これは参考になり、勉強になりました。彼の書いていることは、私が気のつかなかったことがほとんどだったし、彼だけでなく他の講師の人にも不愉快な思いをさせていたようにも思ったからです。
　「船井オープンワールド」は原則として１年に１回行なってきました。
　第１回から第９回は、船井総研主催でした。当時私が船井総研の代表取締役だったからです。ただ７０才になったのを機に、２００３年３月に、同社の取締役も辞めましたので、２００３年の１０月からは、名称を『船井幸雄オープンワールド』にかえ、今年の１０月９日、１０日で第４回までやりました。『船井幸雄オープンワールド』の主催者は（株）船井本社を中心とする「船井幸雄グループ」です。
　いずれにしても、株式会社が主催する行事ですから、本来は利益を生まねばならないのですが、「船井オープンワールド」は毎回赤字でした。多い時は数千万円もの赤字を出しました。『船井幸雄オープンワールド』になって採算性は少し改善されました。しかし、「赤字でもいい。こういう催しは必要だ。こんなことをやれるのは、私しかいないから私の役割だ」と思って続けてきたのが本音です。
　しかし、講師の方やお客さまには、ベストの対応をしてきた・・・と、いままで思っていましたので、森田さんの指摘にびっくりし、おおいに反省しました。
　あのホームページのおかげで、今年は全担当者に指示をしなおしました。現実には、オープンワールド当日の私は、来客の応対や、全体の指揮などでまったく忙しく、食事はもとより、睡る時間もない状態なので、どうしても多くの実務は担当者まかせになります。森田さんの指摘のような、「ソファ」や「椅子」や「立っていたり」もおぼえていません。
　とはいえ、これは一種のマネジメントであり、私は得意のはずなのです。いままではいたらぬところが多かったもよう、これからは気をつけます。
　ところで、私は仕事がら、「世の中の構造」や「人の正しいあり方」を、長年、研究してきました。それらをもっとも具体的に教えてくれた人は、最近の２０年をとると、政木和三さんと森田　健さんなのです。
　１９８５年から２０００年くらいまでは、政木和三さんから、本当にいろいろ学びました。
　一方、最近の１０年くらいは、森田　健さんからです。それらのことは拙著にも述べていますし、森田さんと知り合えたことを何よりも感謝しています。

　それだけに森田　健さんや、森田さんに紹介していただいた神坂新太郎さんのホームページは、よく読んでいます。本当に参考にしています。
　そのわりには、森田　健さんを、私なりの視点でとらえていて充分に知らなかったことにも今回は気づきました。森田さんは、「こだわる」人だったのです。
　しかし、私は人並み外れて「こだわらない」し、何ごとも「気にならない」人間のようなのです。
　森田　健さん、その他の皆さん、
　私は、このような人間ですので、これからは「こだわる人」に気をつけようと思っていますが、気のつかない折は、その時によろしくご指摘ください。お願いします。決してそれに「こだわらず」、気分を悪くなどはしませんので。
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