トップが語る、「いま、伝えたいこと」

　私は１０月３日〜１０月１４日は、ムチャクチャ忙しく睡る時間も余りとれない状態でした。
　特に１０月９日、１０日の「オープンワールド」、１０月１１日の「TOP塾」、１０月１２日の「直感力研究会」、１０月１３日の「JUST」収録、同日の「コスモスクラブ」、１０月１４日の『イヤシロチII』の校正や原稿執筆、同日の熱海での私用などで珍しく少し疲れました。
　そこで１０月１５日朝から綾部、淡路島、鳴門、大阪へと連続して出張することもあり、「情報断絶」を１０月２５日まで１１日間、やってみました。
　私は１年に１回くらい１週間くらい「情報を断つ」ことを、いままでもここ１０年くらいやってきました。
　パソコンは見ない。新聞は読まない。週刊誌や雑誌も読まない。テレビもみない。Eメールはもとより、手紙やFAXも読まない。電話も出ない。しかし講演や原稿書きとか、来客との応対だけはきちっと行なうというのが、私の情報断絶の大筋で、どうしても必要な場合だけワイフや秘書が情報を伝えてくれます。単行本は、この間も読みます。
　この１０月１５日〜１０月２５日に講演は６回、大事な会議は３回。結婚式と披露宴に１回出席し、取材に２回応じ、夕食会に５回参加。何百人かの人と個人的にお目にかかりました。外泊は４泊でした。
　しかし、毎日３−４時間の時間が空いたのです。びっくりしました。
　そして１０月２０日ごろにはカラダが楽になり、寝不足も解消しました。さらに私の仕事には、情報断絶してもほとんど不都合がないのに気づき、びっくりしたのです。
　もちろん、私の今年と来年の目標は、「不要なことは出来るだけしない。どうでもいいことにはこだわらない」ですから、なるべくこだわらないというレベルで、あまり決めつけた「がんじがらめ」の情断（情報断絶）をしたわけではありません。
　たとえば１０月１９日の午後８時４５分ごろ、地震がありました。その時は、すぐにテレビを見、震源地などを確認しました。
　このような気楽な情報断絶ですが、今回の１１日間は、いろいろ勉強になりました。
まず、われわれは、普段、本当にムダな多くの情報に囲まれ一喜一憂していることがはっきり分ったからです。
　また情断（情報断絶）をすると、時間の余裕ができ、単純、気楽に生きられることも分りました。びっくりしたのは、毎日平均すると私のところに２００−３００通も来るメールや手紙、FAX中、いまの私の仕事や勉強に大事で必要なのは１０通くらいだということにも気づきました。これらも、すべて必然・必要なのでしょうが、いまの世の中のムダを教えてくれるためでしょうか。
　ともかく、私個人としては、これから情断時間をふやして行き、数年後には、情断時間が一年の中の９０％以上になればいいとさえ思っています。（こんなことを思ったり書きたくなる私は忙しすぎ、心を亡くなっているのかも分りません。ちょっと考えてみます。）
　読者の皆さまの中でも、忙しくて困っている人は一度情報断絶をやってみてください。多くのヒントがあると思います。
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