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『本音で生きよう』表紙 |
先月11日、12日の「にんげんクラブ全国大会」の講演の席上で宣言したように、現在の私は「本音100%」で生きています。
しかし、それが実にむつかしいことが分りました。
ちょうど、ビジネス社から『本音で生きよう』(9月17日刊)という新著を出したこともあり、先週は、せいいっぱい「本音で生きる」ためにがんばりました。
ともかく今年の5月末までは、本音10%以下で生きていた人間です。それが6月20日ころから本音50%くらいにして、9月に入ってから急速に本音度をあげ、先週は100%で生きてみました。いまのところ、まだクセづけされていないからがんばらねばならないのです。
ところで、本音で生きて来れなかったというのは、ウソをついて生きていた、ということではありません。
本音を言ったり、本音のままに行動すると、人さまに嫌な思いをさせたり、嫌われる……と思うから、ついついいままでは10%以下でしか生きてこれなかったのです。
それらにつきましては、『本音で生きよう』(ビジネス社刊)の表紙(右上)を見てもらえば一目瞭然です。
具体例をあげましょう。
9月19日朝、友人から電話がありました。私と同年の彼とは特に何十年来も親しい仲です。
私はいま、左下部の歯を5本失って治療中です。入れ歯を入れて4−5分間しゃべる練習をしてみないと、まともに話せるようになれないので、家内が電話に出て彼と話してくれました。
「にんげんクラブ全国大会での船井幸雄さんの話しをきいて、本当に入れ歯が合わず講演がやりにくそうだったので、あれから全国各地の歯医者と歯科技工師を調べつくしたら、よいところが見つかりましたよ。それはここですよ」ということをはじめ、講演を聞いた感想や私の体調についての意見などを詳しく本音で家内に話してくれたようすです。
私は私なりに歯や口内治療の計画を樹てて実行中なので「ありがとう。しかし貴君の好意に応えられないのだ……」と言おうと思ったが、入れ歯の入れていない時だったから、しゃべるのは不可能で、電話に出られなかったのです。
彼は不満気に電話を終ったようです。
あとで、こちらから彼に電話しようかと思ったのですが、本音を言いますと、また家内からと同じことを聞かされるのがわずらわしく、そのままになっています。彼の友情と親切を、いまのところ、まだキズつけたままのように思います。
つぎは9月20日の朝です。9月19日からセキが時々出てとまりません。
それに9月に入ってから、カラダのあちらこちらがカユイ、また皮膚が弱ったように、赤疹が出るのです。9月19日に調べると主治医から処方された炎症を抑える薬に原因があるようだし、それを飲むために、別の医師から処方されているセキをとめる薬を飲むのを中止していました。
そのことがまちがいないと思いましたので、まず入れ歯を入れ、しゃべる練習をしてから主治医の携帯に電話をしました。
「セキどめを昨晩から飲み出しました。炎症どめは今朝からストップしますよ」と、これだけの了解をとるために電話をしたのですが、しゃべりにくく、口内は入れ歯で痛く、いろいろ親切に病状などを聞かれるので、非常にぶっきらぼうな答のまま、「申しわけない」と思いながら、電話を切りました。本音は私はかなり行き届いたに人間なので残念でした。
また、9月19日11時半すぎに数日前に会ったある芸術家からFAXが来ました。これは9月20日朝に、「悪いけれど、私宅へは夜10時〜朝7時まではFAXを送らないように。睡っている時にFAXの音で目ざめるとあとは睡りにくくて大変なので」と、さっそく彼にFAXしましたが、時間常識がちがう人に、本音で言うのはやはり多少気になることでした。このように、一日に5−10件ずつくらい、先週は「本音で生きるのはむつかしいな」とびっくりした一週間でした。
いまのところ、このように苦労していますが、そのうち付きあう人が、船井幸雄は善意でしか行動したり発言したりしない人間だ……と事実を分ってくれるだろうと思っています。
もちろん「本音で生きる」よいところも多く発見しました。
ともかく、「気を遣う」ことの10倍くらいは、気持が「すっきり」します。
しかも人をはじめ、すべてのものへの真の「思いやり」の気持も強く出てくるもようです。だから「本音100%の生き方」は絶対にやめようとは思いません。いま近々、もう一度自著の『本音で生きよう』(ビジネス社刊)を読み返そうと思っていますが、とりあえず、いまのところは、そのくらい「本音100%で生きるのはむつかしい」とびっくりしたことを白状しておきます。
=以上=
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