トップが語る、「いま、伝えたいこと」
まだ、つい最近のことです。
中丸薫さんからつぎのような手紙と2枚のDVD(1枚1時間半)と1冊の彼女の近著『アジア発・世界平和は日本が興す』(9月25日 ベストセラーズ刊)が送られてきました。
船井幸雄 様
ご無沙汰していますが、お変わりございませんか。
私は元気にしていますが、4月に2週間ほどカメラクルーと北朝鮮を訪問し、のべ30時間のビデオに収めてきました。2枚のDVDにまとめたものをお送りさせていただきますのでご覧下さい。それから、同封の本は私の最新刊です。日本の国体を守るにはどうしたらよいかを書き記したものです。こちらもご一読くださいませ。
では、又お目にかかる日をたのしみにしつつ
中丸 薫
中丸さんは、私と親しい人ですが、有名な女性です。
というのは、彼女は正真正銘の明治天皇のお孫さんで、明治12年(1879年)8月31日にお父上の堀川辰吉郎氏は明治天皇と千種任子(ちくさことこ)さん(権掌侍)の間に生まれた人だからです。堀川さんの活躍ぶりは、私ぐらいより年輩者ならたいてい知っています。
明治天皇は皇后との間には、お子さまはいなかったようですが、葉室光子、橋本夏子、柳原愛子、千種任子、園祥子という5人の側室に15人の子供を生ませたことは皇統譜の上でも明らかです(これは前記の著書内にも書かれていますし、文藝春秋の1974年9月号の「明治天皇の落し胤」というタイトルの文章にも記されています)。
中丸薫さんは、名文家で、思ったとおり行動し、文章も書きます。しかし、彼女の本の内容が「すべて正しい」とはいえませんが、ほとんど事実であり、彼女の確信していることだとは言えそうです。国際問題の評論家、提案者として、みごとな活躍をされている女性です。
ところで、私がびっくりしたのはピョンヤンの街を主として撮った2枚のDVDを見てのことです。
われわれは「北朝鮮は、貧しい国で、自由はなく金正日の完全な独裁国家だ」と思っています。
ところが、このDVDを見ると、どうやらこれはまちがいのようなのです。
そんなに貧しくもなく、国民はそこそこいまの生活に満足しているように思えるのです。
もちろん、幼稚園児から小中学生あたりのマスゲームなどを見ると、私は戦前や戦中の日本を思い出しました。
とはいえ、あの当時、大多数の日本人の満足していたレベルよりは、現在の北朝鮮の方がはるかに良いように思えたのです。
はじめてカメラクルーを連れて行った……と彼女が言っていますように3時間に編集されているのですが、決して上手な編集ではありません。
が、保育所、産院、学校、地下鉄、公園、アパート、商店、人々の表情などを見ると、みんな生き生きしています。
私は小中学時、強制されたマスゲームが大嫌いで、昔を思い出して、「枠にはめられてかわいそうだな」と思ったのですが、これも一つの国の方針と受けとれないことはなく、街は清潔で、国民はきびきびしていました。
物資はそんなに豊かでないようです。これは肥った人がいないことからも分かりますが、決して明日の喰べものに困る、着るものや履くものがないというようなことはなく、逆にピョンヤンという首都だからかも知れませんが、国民はかなり満足しているように見えました。
ともかく世の中で報道されている北朝鮮のことと、中丸クルーの撮影したこのDVDのちがいにびっくりしました。
詳しくはDVDを見てもらうのがもっともよいと思います。
ぜひ中丸さんが主催する国際問題研究所(http://nakamarukaoru.com/index.html)(TEL:03−5976−5772 FAX:03−5940−6481)に御連絡のうえ、DVDを入手してご覧ください。
とともに、前記の本もいろいろ参考になりました。一部私とは意見のちがいがありますが、ともかくよい本です。すいせんいたします。
=以上=
2010.10.25:【いま 一番知らせたいこと 、言いたいこと】日月神示を研究しよう
2010.10.22:【先週のびっくりより】北朝鮮の実態
2010.10.18:【いま 一番知らせたいこと 、言いたいこと】あらゆるマジメな予測機関の予測がこれから約10年の大変化を、同じように予測していることを知ってほしい
2010.10.15:【先週のびっくりより】御心配ありがとうございます。
2010.10.11:【いま 一番知らせたいこと 、言いたいこと】船井本社や「にんげんクラブ」の経営を全面的に息子(船井勝仁)にまかせることにしました。
2010.10.08:【先週のびっくりより】「びっくり」多発にびっくり
2010.10.04:【いま 一番知らせたいこと 、言いたいこと】人材づくりのポイント
2010.10.01:【先週のびっくりより】本音100%で生きるむつかしさ