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船井幸雄の今月の“ほんもの”
■「ほんもの」とは?
1. 付き合うものを害さない
2. 付き合うものを良くする
3. 高品質で安全。
  そして安心できる
4. 単純でしかも万能
5. 経済的である

※ 本物の見分け方 
  • たいていの人の気持ちと気分がよくなるもの
  • それと付き合うと力が強くなり、筋肉が柔らかくなるもの
  • たいていの人は、“指テスト”と前屈で分かります
 
今月のほんもの

「正しい姿勢」を知って、身体を安定化させよう!

『今月の"ほんもの"』のコーナーでは、"氣"について考えてみたいと思います。日常生活でもよく使われる言い方に、「よく気がつく」とか「気が向く」というのがあります。そして実はこの「気」も"氣"ということなのです。"氣"とはすなわち「心」のことであり、「心」が「身体」を動かすというのです。
「心が身体を動かす」のだから、実は私たちの心の状態はすべて姿勢にあらわれます。「姿勢がきちんとしている」ということは心の状態もきちんとしているということ。「姿勢が安定している」ということは心の状態も安定しているということです。
ということで、今回は"正しい姿勢を保つコツ"を、"氣"を中心に、紹介していきたいと思います。
今回お話を伺った「財団法人 氣の研究会」(栃木総本部)は、藤平光一さんが創立したもので、現在日本だけでなく海外にも多数道場があります。心身統一合氣道会や、氣の健康学院(「氣の原理」や「氣の呼吸法」、「氣圧療法」などを学ぶ)などの運営のほか、各種イベント、講習会などを行っています。
(「財団法人 氣の研究会」ホームページ:http://www.ki-society.com/index.html
「財団法人 氣の研究会」の創立者 藤平光一さんの紹介
1920年生まれ。慶応義塾大学卒業。肋膜炎にかかるなど病弱だったため、強い心と身体を求めて、「禅」や「みそぎの呼吸法」を修業。19歳の時から合氣道を学び、最高段位十段を得る。1953年渡米、ハワイなど20州に合氣道を広める。1971年「氣の研究会」を創立、以後、「心身統一道」、「氣の原理」の普及に努める。現在、国内外に多数の会員を持つ、同会の会長として、企業向け、個人向けに「氣」の講習を行っている。著書も多数。廣岡達朗、王貞治、長嶋茂雄、千代の富士をはじめスポーツ各界の有名選手に氣の指導をしてきたことでも知られる。
船井幸雄が語る藤平光一さんとは・・・、
「藤平光一さんは、十数年来、氣の先輩であり、友である人です。彼の"氣"の力を初めて見た時はびっくりしました。彼は身長約162cmと小柄ですが、どんな巨漢でも少し触っただけで、氣の威力で飛ばしてしまうのです。彼の提唱する『"心身統一"の四大原則』は参考になりました。とてもたのしい人です。なによりも正直で暖かい人です。」
藤平光一さんが提唱する"心身統一"とは?
 藤平光一さんによると、私たちの生命は、あたかも大海の水を手で囲っているようなもので、それを「私だ」と称しているだけなのだということです。
 確かに、自分の手で囲っているから、私の水だと言ってもいいでしょうが、水そのものから見れば、それは大海の水だというのです。手の囲いを解けば、中の水はそのまま大海に帰りますが、手で囲っている間も、それは常に大海の水と交流しています。これを交流させないでいれば、中の水は腐ってしまうでしょう。心の目で見れば、手で囲っていても、手をはなした後も、大海の水には少しも変わりがないということです。

 私たちの生命も、私たちの肉体で天地自然の一部を囲っているのです。肉体で氣を囲っていても、自分の氣は、常に天地自然の氣と交流しており、その一部として活動しているのです。
 自分を天地自然と調和させた状態、それが"心身統一"をした状態ということなのです。
 人間は、"心身統一"をした状態、つまり完全に身体をリラックスさせた状態のときが、最も"氣"が出ていて、強い状態なのです。「勝とう、勝とう」と思い、力が入っている状態が強いわけではないのです。

心身統一"の四大原則"

    
一、 臍下(せいか)の一点(※)に心をしずめ統一する
二、 全身の力を完全に抜く
三、 身体の総(すべ)ての部分の重みを、その最下部におく
四、 氣を出す
"心身統一"の状態になるためには、これらのうち、いずれか一つを行えばよいのです。
(※)下腹の下部の恥骨の上のあたりの無限小の一点(詳しくは、藤平光一著「氣の呼吸法」(幻冬舎刊)をご参照ください)
● 「正しい姿勢」をマスターしよう!
 日常生活において常に正しい姿勢ができていれば、誰でも心と身体が健康な生活をいとなむことができます。正しい姿勢を普段からしていれば、病や故障を未然に防ぐことができるのです。
 では、本当の「正しい姿勢」とはどういうものなのでしょうか?
本当の「正しい姿勢」とは、「胸を張って、背筋を伸ばす」といった、いわゆる「氣をつけ」の状態の身体を緊張させた状態ではありません。本当の「正しい姿勢」とは、最も楽な姿勢であり、最も安定している姿勢、すなわち自然体であることです。それでは、「正しい立ち姿」について説明していきましょう。
(1) 立った状態で、まず足踏みをします。足踏みすることで、自分にとって最も自然な足の位置と足幅がわかります。
(2) 次に足踏みをやめ、その位置でつま先立ちをします。意識してつま先立ちをすると初めはグラグラするかもしれませんが、何度かくり返すうちに自然にできるようになります。
(3) つま先立ちで安定したら、かかとを軽く下ろします。ごくわずかに前傾した姿勢になっています(肩を上下させて、最も動かしやすいのがベストな肩の位置)。
【ポイント】
「正しい姿勢」を保つには、足のかかとまでではなく、つま先までを"足"と意識し、意識(氣)を足のつま先まで通わせることが大切です。
●自分が「正しい姿勢」かどうかを調べる簡単な方法
 まず、氣のテストを受ける人(A)と、氣のテストをする人(B)が必要です。
 Aはまず、背筋をピンと伸ばして、「氣をつけ」の(身体を緊張させた)姿勢でたってみます。Bは右手でAの胸のあたりに触れて、Aに対してまっすぐ継続的に押してみます。
 そうすると、Aは上体が崩れて安定を崩してしまいます。これは、Bが軽く押しただけでAが動いてしまうというときには、Aの姿勢がどこか不安定であることを意味しています。どんなに体重があり、体格がよくても安定しているとは限らないのです。
簡単に動かされてしまいます。 氣のテストを行うと・・・ 緊張して、全身に力が入った立ち姿です。
 一方、上記のような本当の「正しい姿勢」をしていると、同じようにBがAの胸のあたりに触れて、Aに対してまっすぐ継続的に押しても、Aは無理に「押されまい」としなくても、今度はAは自然に姿勢が安定していることが分かります。
「押されまい」としなくても、安定した姿勢を保てます。 テストを行う人は左斜め前に立ち、右手で相手の左胸と肩の間を軽く押します 足踏みをし、最も自然な足幅を確認した後、その位置でつま先立ちをし、ふわっとかかとを下ろした状態、リラックスした立ち姿です。
●『ワンネスリズム体操』をして簡単にリラックスした状態に!
 簡単にリラックスし、"心身統一"した状態になれるようにと、藤平光一さんがあみ出したのが『ワンネスリズム体操』。人は、「リラックスしよう」と意識すると、かえって力が入ってしまい、うまくリラックスできないもの。そこで、この、6分間の音楽に合わせた『ワンネスリズム体操』をすることで、自然にリラックスし、"心身統一"した状態になれるのです。
 ポイントは同じ動作を2度繰り返していること。一つ一つの動作もとても簡単です。
「ワンネスリズム氣の健康体操 〜いつも氣が出る健康体に〜」 ビデオ定価:3,500円(税込)
●「財団法人 氣の研究会」の活動

財団法人 氣の研究会
会長代理 藤平信一さん
「財団法人 氣の研究会」では、以下のようなさまざまな企画・講習会等を実施しています。
★ワールドキャンプ 
★氣の呼吸法 体験ワークショップ
★心身統一合氣道
★ 氣の講座
ほか多数

2006/09:一流になるために身につけたいもの
2006/08:『毎日水素』で若返りと健康を手に入れよう!!
2006/07:犬 の 漢 方
2006/06:クコの実とローヤルゼリーを主成分とした発酵食品
2006/05:生活習慣病をムリなく解決 〜自然の偉大さを知ろう!〜
2006/04:サイボクに世界一の豚を食べに行こう!
2006/03:あなたの食生活、見直してみませんか?
2006/02:不調の原因"宿便"を取り除き、簡単デトックス
2006/01:美珊瑚(ちゅらサンゴ)
2005/12:決め手は、"ハイレベルエネルギー"
2005/11:抗菌力に優れ、柔らかで癒される最高の使い心地!
2005/10:「正しい姿勢」を知って、身体を安定化させよう
2005/09:生活の中に"炭"を取り入れ、老化(酸化)を防ごう
2005/08:モクモク手づくりファーム
2005/07:BEGOD(ビゴッド) (商品名「クシ酵素」)
2005/06:高性能空気イオン化活性装置「イオンサーバーコ」
2005/05:中村堂「ゼラチンパウダー」
2005/04:魔法のコンセント「α−ジニアス」