船井幸雄グループ社員の、日々もの思い、考へる
このページは、船井本社グループスタッフによるコラムページです。 「これからは“本音”で生きるのがよい。そのためには“本物の人間”になることが大事」という舩井幸雄の思想のもと、このページでは、社員が“本物の人間”になることを目指し、毎日の生活を送る中で感じていること、皆さまに伝えたいことなどを“本音ベース”で語っていきます。
名前:森口 ゆりえ
こんにちは。
本物研究所の森口です。
今回もこの場でお話をできる機会をいただき、感謝いたします。
我が家は、私が幼いころから引っ越し経験が多く、その度に一緒に遊ぶ友人がころころと変わっていました。
現在住んでいる家は小学2年生のころに引っ越した家で、森口家史上一番長く住んでいる家です。早いもので17年が経過しようとしております。
その前に住んでいた家では5年ほど住んでおり、引っ越しの前日にその家を離れる寂しさから、タンスの引き出しの中に“家宛て”にお手紙を入れたのを覚えております。
「いままでありがとう。ずっと忘れないよ」といった内容でした(ちなみに手紙を入れたタンスは、次の家にも持っていくタンスだったので、手紙を送る意味は全くありませんでした。笑)。幼いころは、モノにも命があると信じて止まない素直な子供でしたが、いつの間にか当時の感情が薄れつつあるような気がします……
さて、私は17年住んだ家を離れる決意をいたしました。
もともと一人暮らしをする夢を持っており、見事に社会人として羽ばたかせてくれた両親への感謝の気持ちを兼ねて独り立ちしようと決心いたしました。
小学校のころからの仲の良い友人が昨年から一人暮らしを始め、会う度に現在の生活について話を伺うのですが、やはり「両親が恋しい」とさみしそうに話します。
私は、「家で一人だなんて、解放されていてうらやましい」と思っていましたが、自立する決心をしてからその気持ちが心から分かるようになりました。
私は、休日に料理をするようにしており(自立のための訓練です)、ある休日に台所で家族4人分の夕食を作っておりました。
レシピはそこまで複雑ではなく、問題ないだろうと浅はかな気持ちで作っていました。 しかし、量が多いためフライパンから食材をこぼしたり、おかしなミスを繰り返していると、父が駆け寄ってきて、「あぁそうじゃないよ!」と手伝いに参戦してくれました。 父も不器用なので、私たちの姿を見かねた母が監修役として率先してくれたのです。終始、笑いの絶えない時間でした。
その日の晩、私はその時間を思い出し笑いしながらインターネットで物件を探していたのですが、突然涙があふれてきました。「一人暮らししたら、もう一緒に料理もできなくなるのか」と、いままでの思い出が走馬灯のように蘇り、自立することに改めて不安を感じました。
しかし、いつまでも子供ではいられません。自立する決心をした以上、必ず実行します。
両親も反対することなく、私のきもちを快く受け入れてくれました。
家を出るのは来年の2月か3月を考えており、まだまだ時間はたくさんあります。
その間に、家でなければできない思い出づくりをしたいと思います。
最後までお読みくださり、ありがとうございました。
18周目:「毎日が新鮮で感謝の日々」
19周目:「船井流に導かれる御縁」
20周目:「人の心を動かす手紙」
21周目:「今年の漢字」
22周目:「おもてなしの心」
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