船井幸雄グループ社員の、日々もの思い、考へる

このページは、船井本社グループスタッフによるコラムページです。 「これからは“本音”で生きるのがよい。そのためには“本物の人間”になることが大事」という舩井幸雄の思想のもと、このページでは、社員が“本物の人間”になることを目指し、毎日の生活を送る中で感じていること、皆さまに伝えたいことなどを“本音ベース”で語っていきます。

　『舩井幸雄.com』をご覧の皆様こんにちは。
　イリアール株式会社の広川です。

　気温も天気も定まらない季節ですね。お元気でお過ごしでしょうか？
　私は、春先からずっと、なんとなく体調を崩しています。
　なんとなく……というのは、高熱が出るわけではないのですが、喉や鼻がスッキリせず、夕方頃になるとグッタリ疲れてしまうという状態です。

　仕事を休むほどの症状ではないということと、自分のために時間やお金を使うのが、なんだか勿体ない気がして、ずっと放置していたわけです。
　１ヵ月半ほど経つと、咳も鼻水鼻づまりもおさまってきたので、自力で治せたつもりになっていました。ところが、先週あたりから、鼻が臭いを感じていないことに気がついたのです。

　結局、病院へ行くことになりました。
　「風邪が長引いたせいでしょう」と言われ、点鼻薬と飲み薬を処方されました。
　薬の効果が出なければ、風邪以外の原因も視野に入れ、長期間通院になる可能性もあるとのこと。こんなことなら、もっと早く病院に行けば良かったと後悔しています……。

　匂いが分からないと、味もよく分からないですね。甘い、辛い等の、味覚はあるのに風味を感じません。
　朝ご飯の、カリッと焼けたトーストの香ばしさが分かりません。コーヒーは苦いだけの液体となりました。フルーツに至っては、美味しさ９０％減です。

　匂いを感じない日々は、なんて味気ない（匂気ない？）ことでしょう。
　雨が降り出した時の匂い
洗濯したてのタオルの匂い
ご飯が炊けた時のあったかい匂い……。
　悲しいことに、全く感じることができません。

　日常には、さりげない匂いがたくさんあったことを思い知らされます。
　そして、その匂いたちが、時間を刻むアクセントになり、忙しい毎日の中で、ふと立ち止まって深呼吸をするキッカケになり、気分をほぐすリラックス効果をもたらしてくれていたことを実感しています。

　ところで、弊社の、iLiR（イリアール）化粧品では、新しいラインナップ商品を開発する最終段階で、スタッフ自らが香りや使用感を試す工程があります。
　肌の弱い乗附代表はじめ、女子社員を中心として、全社員が試作品を自宅に持ち帰り、自分の顔で試してみるのです。
　手に取った感じは？　顔につけた感じは？　効果のほどは？　香りは？？　……実際にお使いになるお客様の立場に立って、感想を言い合います。

　特に、「iLiRメイクと肌汚れのクレンジングジェル」に関しては、油と混ざり合う（乳化する）という特性をもったお水「高還元水」が主成分でできているため、顔にジェルを広げた後は、３０秒ほどそのままの状態で待つのが理想です。
　目を閉じた状態での３０秒は長く感じます。
　その時間、香りやつけ心地を楽しんでいただきたいという思いから、iLiRでは何度も試作を重ねて新商品を作り出します。

　「iLiRメイクと肌汚れのクレンジングジェル」には、グレープフルーツとローズナチュールという２種類の香りがあります。私のお気に入りはローズナチュールの香りです。
　むせかえるような甘いバラの香りではなく、スッキリとした天然のバラの香りに包まれる３０秒……。その至福の時間を取り戻したい！
　朝１回夜１回、強い祈りをこめた１滴の薬を鼻に垂らす毎日です。

　最後までお読みいただき、ありがとうございました。


１３周目：「シンクロの不思議」
１４周目：「チューブちゃんのこと」
１５周目：「親の心子知らず」
１６周目：「最高の褒め言葉」
１７周目：「＋αのサービスを」
１８周目：「Ｇの恐怖」
１９周目：「２０１３年夏の想い出」
２０周目：「一期一会を感じたこと」
２１周目：「言い訳大臣と勇気レンジャー」
２２周目：「斜４５度後方」
２３周目：「泣く技術」