船井幸雄グループ社員の、日々もの思い、考へる
このページは、船井本社グループスタッフによるコラムページです。 「これからは“本音”で生きるのがよい。そのためには“本物の人間”になることが大事」という舩井幸雄の思想のもと、このページでは、社員が“本物の人間”になることを目指し、毎日の生活を送る中で感じていること、皆さまに伝えたいことなどを“本音ベース”で語っていきます。
名前:森口 ゆりえ
こんにちは。
本物研究所の森口です。
今回もこの場でお話をできる機会をいただき、感謝いたします。
前回も電車内での貴重体験のお話をさせていただきましたが、今回も電車内で感じることについてお話させていただきます。
毎日電車に乗っているからこそ感じることがあります。
それは、電車はその人の「素の部分」が出るということです。
先日、目黒駅で目黒線からJRに乗り換える際に、「どけよ、ババア!」と怒鳴っている女性の方を見かけました。
あまりにも大きな声だったので、周りにいた人が一斉にそちらに目を向けていました。
怒鳴った女性の目の前には、小柄な年配の女性がゆっくりと歩いており、たしかその方は杖をつかれていたと思います。
あまりにも理不尽で非道徳的な光景を目の当たりにし、年配の方だけでなくその場にいた人たちはみな不愉快な気持ちになったはずです。私もその一人です。
しかし、この場面での大きな落とし穴は、その光景を「感情のフィルター」で見てしまったということです。
考え方を変えてみますと、怒鳴った女性に対し、さまざま考察ができます。
@ただ単にカッとなって怒鳴った。
A女性は非常に急いでいる様子であったので、重要なアポイントに遅れてしまいそうだった。もしくは、病気で入院している大切な方がいて、急いで病院へ向かわなくてはいけなかった。
など……
この場合、不快に思われた方は@の考察をされた方が多かったかと思います。
ですが、Aのように怒鳴った女性が緊急事態なのであれば、不快に思うよりも違う感情が生まれるのではないでしょうか。
(たとえAであっても怒鳴るのは良くないことではありますが……)
皆様はいかがでしたでしょうか。
人間は、他人の行動を見て「感情のフィルター」を通して物事を見てしまいがちだと思います。
このような例でいくと、幾通りも考察ができるので、たとえ理不尽な場面に遭遇しても冷静にいろんな考察をしてみると、心が穏やかになるかもしれません。
最後までお読みくださり、ありがとうございました。
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20周目:「人の心を動かす手紙」
21周目:「今年の漢字」
22周目:「おもてなしの心」
23周目:「思い出の家」
24周目:「忘れられない思い出」
25周目:「何の変哲もない貴重な経験」
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