船井幸雄グループ社員の、日々もの思い、考へる

このページは、船井本社グループスタッフによるコラムページです。 「これからは“本音”で生きるのがよい。そのためには“本物の人間”になることが大事」という舩井幸雄の思想のもと、このページでは、社員が“本物の人間”になることを目指し、毎日の生活を送る中で感じていること、皆さまに伝えたいことなどを“本音ベース”で語っていきます。

書:佐野浩一
船井幸雄グループ社員の日々もの思ひ、考へる あの社員の一日を公開!
伝える言葉
2015.8.4(Tue)
社名:イリアール(株)
名前:広川 裕子

 舩井幸雄.comをご覧の皆さま、こんにちは。
 イリアール株式会社の広川裕子です。

 夏ですね。
 皆さんは、お世話になっている方やご親戚に、お中元を贈られましたか?
 私は、父が公務員だったからか、地域柄か、お中元お歳暮の習慣がない家庭で育ちました。なので、結婚してからは、年2回のやりとりを、負担に感じたり楽しく感じたりしています。お中元やお歳暮に関するマナーは地域によって大きく違うようですね。贈る時期、金額、相手(関係性)に至るまで、「一般的」と言われる感覚には差があるようです。

 イリアールでは、夏と冬の年2回、『iLiR Life』という、食品を取り扱ったカタログを発行しています。贈答品としてはもちろん、ご自宅用にもご注文いただける、貰って嬉しく食べて美味しいこだわりの商品を紹介していて、目にも楽しい会報誌だと自負しています。

 私は、普段、コールセンターで電話対応の業務に就いているのですが、1年前より、『iLiR Life』の制作のお手伝いを兼任しています。
 夏向けの商品は年明け頃から、冬向けの商品は夏過ぎから、展示会に出向き、お客様に気に入っていただけそうな商品を探し歩きます。たくさんのブースで賑わう大きな展示会場を、ひたすら歩き、ひたすら試食し、担当メーカーさんの話を聞き、気がつけばあっという間に1日が過ぎています。

 そうやって見つけた商品を、さらに社内で検討したり、メーカーと調整したりして、数ヵ月後やっと会報誌でご紹介するという流れになるわけです。

 自分が「美味しい!」と思ったものですし、生産者やメーカーの方の熱い思いをお伺いし、会報誌を作成する頃には、すっかり商品に思い入れが生まれています。なので、その魅力を最大限お客様に伝えたい!と、紹介文を考えるのですが、ここで、いつも行き詰ってしまうのです。
 「美味しい!」以外に、美味しいということを伝える言葉が見つかりません。

 例えば、『iLiR Life 2015夏号』で初登場の「茶匠きよ泉 お手作り京もなか」は、本当に美味しいんです!
 缶に密封されている皮は出来たてのようにサクッと、パリッとして、その皮にタップリの餡をはさんで食べると・・。ほのかなお茶の風味と、甘すぎず重すぎない餡の粒感に、何個でも頬張りたくなります。メーカーはお茶屋さんなので、皮や餡にこめられた、抹茶とほうじ茶の風味が絶妙です。

 しかし、その美味しさを、お客様の目に飛び込む一文でお伝えするのは、本当に難しい・・。いくら考えてもありきたりな言葉しか浮かばず、とても歯がゆく感じます。

 街にはたくさんのキャッチコピーがあふれていますね。
 プロのコピーライターの方が考えたフレーズは、さすがにインパクトがあり、その商品の特徴が一言で分かります。
 そんな名フレーズを私の素人頭で捻り出すのは至難の業ですが、一人の消費者としての視点から、商品の特徴や魅力を伝えられる一文を生み出せるように、感性を磨いていきたいと思います。

 最後までおよみいただき、ありがとうございました。


13周目:「シンクロの不思議」
14周目:「チューブちゃんのこと」
15周目:「親の心子知らず」
16周目:「最高の褒め言葉」
17周目:「+αのサービスを」
18周目:「Gの恐怖」
19周目:「2013年夏の想い出」
20周目:「一期一会を感じたこと」
21周目:「言い訳大臣と勇気レンジャー」
22周目:「斜45度後方」
23周目:「泣く技術」
24周目:「匂わない日々」
25周目:「想い出音」
26周目:「ならば、どう生きる? 〜『いのちの革命』を読んで〜」
27周目:「文字から気づく意外な自分」
28周目:「なんとなく、ナマハゲを思う」
29周目:「なんとなくナマハゲを思ったあと、妖怪について考える。」
30周目:「何か食べたい!」
31周目:「体感時間」

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