船井幸雄グループ社員の、日々もの思い、考へる
このページは、船井本社グループスタッフによるコラムページです。 「これからは“本音”で生きるのがよい。そのためには“本物の人間”になることが大事」という舩井幸雄の思想のもと、このページでは、社員が“本物の人間”になることを目指し、毎日の生活を送る中で感じていること、皆さまに伝えたいことなどを“本音ベース”で語っていきます。
名前:坂本 眞一
皆さんこんにちは!
紅葉の時期もまもなく終わり、寒さが厳しい時期になりますので、お体には十分留意してください。私自身が年末近くになると今年を振り返るための1冊にしている書籍をご紹介したいと思います。
その書籍は、工学博士で電気通信大学学長顧問である合田周平さんによる、中村天風氏の解説書です。
中村天風氏は思想家・実業家で、若くして病気を患ったことから世界中を放浪し、心身の修行の末、病気を克服した後にその思想を広め、京セラ創業者の稲盛和夫さんといった多くの著名人から師事された方です。
著者の合田さんも中村天風氏に師事した一人です。東日本大震災を経て、国家や個人がどう生きていくべきなのかを、天風の思想から説いています。
スピリチュアルなものとして警戒される人もいるかも知れませんが、精神的な話といってもむしろ武士道の様な「心構え」について天風氏も合田さんも説かれているので、仕事や生活の上でとてもためになる知見かと思います。
<内容紹介>
中村天風にかつて師事したシステム工学の専門家による天風哲学解読の試み。「六然訓」は天風哲学を創建する転機になったといわれる中国の古典。その言葉をもとに、中村天風の人物像と思考と行動を考察していく。心の潜在意識にまで伝達され、意識内容をも書き換えることのできる持続可能な「意志の力」としてのヴィジョンを、国家や個人はいかにして持つことができるのか? 生活や国のかたちを改革する未来へのシナリオとは? 天風思想を日常生活の心身の調和に活かす心構えも説く。
本のタイトルにもある「六然訓(りくぜんくん)」は中国の明の時代に崔銑(さいせん)という人が書いた古典の中に出てくる言葉です。この本も六章からなり、天風氏の名言が多数紹介されています。
ただ、天風氏の言葉だけでなく、著者の合田さんの深い人生経験からなる含蓄のある話が多数書かれているので、以下に引用します。↓ ↓
選択のチャンスに恵まれるには、個人的に独立し「一芸に秀でた達人」となることである。そのためには、社会の「自縛」から解放されることが第一義的な課題である。ここでの「一芸」には、「修証一等」の意味が込められている。<中略>プロ集団においても、「行」の実践とともに一つの芸事を習得することが重要で、ここで初めて「一芸に秀でた達人」が誕生する。さらに、「行」という方法や手段が、特殊なものでも禁欲的な事柄でもなく、日常的にいつどこでも実践可能なもので、そのまま自己の生命を活性化することが大切なのだ。この日常性が必要条件であり、気づくと「一芸に秀でた達人」にまで登りつめている。
一般には、現実社会の現状や自己の人生の今を「結果」と考えて、これを起点として過去に遡るプロセスを辿る。われわれがここにこうしている「現状」は、過去の何が原因でこの結果となっているかを特定するシナリオの獲得である。
この「遡るシナリオ」を、視点(始点)を変えて「未来」から「現在」を逆算するプロセスに置き換える。将来の自分が「こうありたい」という願望を「ヴィジョン」として掲げ、「これが結果だ」と自分の心に強く思念する。この「ヴィジョン」に生きることで、今日も生活の日々がその「原因」として構造化される。(引用ここまで)
よく夢や目標を設定してそこから逆算して行動を決めていくというメソッドは聞きますが、以上に引用したような考え方をしたことは以前はありませんでした。未来を「結果」と考え、今を「原因」とする。強引な感じはしますが、イメージさえ強く持てればこれに勝る夢の叶え方はないでしょう。
「ヴィジョン」は、日本語の「言霊」ともいえる。言葉が活力を伴い、正しい精神のもと人生を思い通りに生きることを実現させる。
「引き寄せの法則」と似ているかも知れません。何か悩むことがあったときは、天風氏の言葉を思い出し、ヴィジョンを持って生きていきたいですね。
3周目:「我以外皆我師」
4周目:「中村天風氏教義・心身統一法」
5周目:「心身統一法実践編」
6周目:「中村天風式のヨーガとは…」
7周目:「私の好きなパワースポット」
8周目:「イルミネーションを見ながら感じること」
9周目:「偽証罪も動かぬ証拠が・・・」
10周目:「佐々木了雲先生に学ぶ」
11周目:「金融のプロから学ぶこと」
12周目:「一流になるためのコツとは・・・」
13周目:「「運命を拓く」を読んで <人間の心の在り方が人生を支配する>」
14周目:「マヤ暦とマヤ文明について」
15周目:「日本のTPP参加にてアメリカの圧力を感じること」
16周目:「砂糖が持つ依存症とは・・・」
17周目:「〜哲人・中村天風氏の人生観〜人はどう生きたらいいの?」
18周目:「河村武明さんから学ぶこと」
19周目:「バクテリアで身体をいつまでもハツラツと!」
20周目:「〜素頭をどう鍛えるかで人生が変わる〜」
21周目:「未来への言霊を読んで」
22周目:「『舩井幸雄を想う』を読んで・・・」
23周目:「不変のマーケティングとは……」
24周目:「衝撃の未来と新しい働き方とは?」
25周目:「小山会長(前船井総合研究所会長)の勉強会を受けて」
26周目:「スポーツから学ぶこと」
27周目:「マズローの神髄とは……」
28周目:「政木フーチから学んだこと・・・」
29周目:「竹布の素晴らしさとは・・・」
32周目:「元船井総研の小山会長の勉強会を受けて」
33周目:「ワールドカップラグビーからみる日本人の在り方」
34周目:「政木フーチの真髄を知る……」
35周目:「本物研究所が取り組んでいること」
36周目:「「ベストセラー作家 ひすいこたろう氏の講演会」に参加して」
37周目:「食を理解して、健幸に生きよう!」
38周目:「波動の第一人者 山梨浩利氏の講演会の感想その1」
39周目:「メンタル&スキルによってプロを目指す・・・」
40周目:「リオ・オリンピックで一番感じたこと」
41周目:「運命を拓くとは・・・」
42周目:「中村天風氏の「ほんとうの心の力」とは・・・」
43周目:「中村天風氏の「ほんとうの心の力」とは・・・第2弾」
44周目:「中村天風氏のほんとうの心の力とは・・・」
45周目:「中村天風氏のほんとうの心の力とは その3・・・」
46周目:「運命を拓く」
47周目:「藤井聡太四段から学んだこと…」
48周目:「やってみました!1日1食 長寿遺伝子が微笑むファスティングを実践して その1」
49周目:「やってみました!1日1食 長寿遺伝子が微笑むファスティングを実践して その2」
50周目:「〜天風氏の心にしみる7つの言葉(第1話)〜」
51周目:「〜天風氏の心にしみる7つの言葉(第2話)〜」
52周目:「新時代は健康のキーワードは抗糖化へ…」
53周目:「新入社員を迎える上で人財とは」
54周目:「新時代は健康のキーワドは抗糖化へ PART2」
55周目:「居酒屋さんでも健康提案」
56周目:「PLANの目的と立て方について」
57周目:「2018年本物研究所 感謝祭を終えて」
58周目:「あのホリエモンの発想力と行動力は素晴らしい」
60周目:「中村天風 言葉には強大な力が宿っている」
2018.12.25: クリスマスプレゼントに想いを込めて
2018.12.21: ベトナム展示会の報告(1)
2018.12.20: とある週末の夜
2018.12.19: マコモ
2018.12.18: まず、自分を知る
2018.12.17: ユダヤ人大富豪の秘密はどこだ?
2018.12.14: 2018年を振り返り
2018.12.13: 不思議大好き!知られざる日本
2018.12.12: シンクロニシティ
2018.12.11: 『ゆめみこぞう』
2018.12.10: 次の目標は「5-5」
2018.12.06: 縄文
2018.12.05: 人生の岐路にたったら この本を読んでみよう!
2018.12.04: AIの台頭は脅威なのか?
2018.12.03: Wechatビジネスに関して