船井幸雄グループ社員の、日々もの思い、考へる

このページは、船井幸雄グループスタッフによるコラムページです。
日々仕事をする中で感じていることなどを自由に語ったページです（このページでは、便宜上、船井幸雄を“船井会長”と呼び、敬語表現を使わせていただいています。ご了承ください）。

　皆様こんにちは。桜が満開になり、青空にピンク色が映え、なんだかウキウキして
くる季節ですね。街には新社会人がやや緊張した顔で出勤している姿が見られます。
彼らには、仕事だけではなく社会のマナーや大人としての振る舞いに目覚めて欲しい
と願っています（年寄りくさい！？）

　さて、今回皆様にお伝えしたいこととして、私が若かった時のある出来事のお話を
させて頂きます。

　初めての出産まであと２ヶ月と少し・・・というある寒い日でした。冷たい雨の降る日でした。その頃若かったこともあり、出産ギリギリまで仕事をしていました。
　会社も通勤ラッシュを考慮してくださり、定時より１時間遅く出勤していましたが、その日は雨と事故によりかなり通勤の足が乱れ、私が出勤する時間も混雑していました。
　間もなく退職しなくてはならないため、引継ぎ等忙しい日々でしたので、混雑の中、電車に乗り込みました。「しまった・・・」後悔しても手遅れでした。想像以上に大変なことになり、ドアの近くに立っていたのですが、カーブにさしかかったとき人の波が襲い掛かりそうになり、「このままだとおなかが・・・」と思ったとき、私の背中の後ろの方が、私の頭の上から手を伸ばし、ドアとその方の間で私を守ってくださったのです。
　「神様だ！」そう思いました。後ろを振り返りお礼を言おうと思いましたが体が動かず、次の駅で・・・と思い電車が止まり体を動かせるようになった時振り返りましたが、男性の姿はみえませんでした。「えっ？　そんな馬鹿な、確かに体格のいい男性のはず。」
　本当に助かりました。感謝でいっぱいでした。神様だったのでしょうか。
　今でもそのことははっきり覚えています。
　おかげさまで無事元気な男の子を出産いたしました。

　その息子が高校生の時、ある日「最近、通学のときにいつも同じ車両に乗るんだけど
、妊婦さんが乗ってくるんだ。誰も席代わってあげないし、毎日のように僕が席を譲ってあげていたら、その人がほんとに嬉しそうな顔をして御礼をいってくれるよ。結構気持ちいいね・・・へへっ。」
　サッカーばかりやって、授業中は睡眠時間で、体ばかり大きくなり、一見まじめに見えないこの子が・・・。
　もしかして、おなかの中に居るときに助けられたことを知って、今、お返しをしているのではと思いました。息子にそのときの話をしましたら「え〜、まじ！」と少々照れていました。神様がいて私たちを助けてくださり、また、お礼の気持ちを態度で表す機会を与えてくださったと思っています。

　私の忘れられない出来事を書かせて頂きました。最後までお付き合い頂きありがとうございました。


１周目：「ビジネスマンとして、上司としてカッコイイ！　（テーマ：私からみた船井幸雄）」
２周目：「１月２３・２４日の「船井幸雄グループ研修会」を終えて　（テーマ：船井会長から学んだこと）」
３周目：「本物を見極める　（テーマ：私から皆さまにお伝えしたいこと）」
４周目：「人の縁、お客様とのご縁　（テーマ：仕事をしていて感動したこと）」
５周目：「「型」の大切さ、躾　（テーマ：船井会長から学んだこと）」
６周目：「多くの方々とのめぐり会い　（テーマ：仕事をしていて感じたこと）」
７周目：「息子　船井勝仁氏からみた、父　船井幸雄　（テーマ：私からみた船井幸雄）」
８周目：「この１年振り返って･･･やっぱり「プラス発想、勉強好き、素直」　（テーマ：船井会長から学んだこと）」
９周目：「素直に感謝　（テーマ：私が日々思ふこと）」