船井幸雄グループ社員の、日々もの思い、考へる

このページは、船井幸雄グループスタッフによるコラムページです。
日々仕事をする中で感じていることなどを自由に語ったページです（このページでは、便宜上、船井幸雄を“船井会長”と呼び、敬語表現を使わせていただいています。ご了承ください）。

　皆様、こんにちは。イリアール（株）の田上です。

　外を歩くと、道沿いのお家の庭先に新しい花が次々に咲いて、目を楽しませてくれます。ドウダンツツジ、モクレン、ムスカリ、ヤマブキ、カイドウ。最近、植物の名前を知ろうとポケット図鑑を買いました。名前を覚えるとまた植物がとても身近に感じられます。

　近くに中杉通り（阿佐ヶ谷）という、戦後すぐ植えられたケヤキ並木があり、新緑がとてもきれいです。その通りにお気に入りの「書原と書楽」という本屋さんがあります。文士が住んでた町らしく、昔からのこだわりのスタイルを守っていて、本もそろっています。時々立ち寄り、書棚をザーと見ては、パラパラとめくったり、立ち読みしたり、また買い求めたりします
　最近読んでオススメしたい本は、何気なく目に留まった文庫本で、『きっと、うまくいくよ　〜気持ちを楽にする３０の方法〜』（伊東　守著　大和書房）です。

　まえがきに、「人は生き物だけれど、自分は確かに生きているという実感ををもっていたり、それを感じさせる人は案外少ないものです。生き物であることを忘れて、この社会に順応することに四苦八苦しているように、私には思えます。社会という外側の基準をもとに、自分の立ち居振る舞いを監視し評価してるわけですから、気の休まる暇がありません。外側の基準も大事だけど、内側の基準も忘れないで」と述べています。

　気持ちをラクにする３０の方法として、希望がもてるようになる８つの方法、人とわかりあえる８つの方法、ありのままの自分と出会う８つの方法、ご機嫌な人生にする６つの方法をコーチングの立場から一つ一つ解説しています。
　
　一つ目は、何もしないでいることの大切さ。少しの混乱、葛藤は必要な過程で何もしないというのも能力だといいます。

　２つ目は、どうせ私なんかといってしまう前に、どんな条件付け、たとえば｢急いで」｢一生懸命やって」「努力して」をされているかを知り、自分がどんなあり方をしようとしているのかに目を向けてみる。

　３つ目は、問題は、自分が本当になにを思っているかに気がついてないこと。だから自分が何を本当に思っているかその声を聞くこと。

　４つ目は、失敗や間違いが自分を知るきっかけになる。失敗や間違っていると気づくと自分に目が向くようになる。

　５つ目は、自分の感情とお友達になる。まずは自分の感じていることを感じる。

　こう見ていくと、この本は、自分に気づいていくこと、またこの一つ一つの方法を読んで、納得して一つ一つ自分に引き当てながら、今までの自分の視点を変えてみることが必要とされます。結構しんどい作業です。

　同じ作者の文庫本で、『もしもウサギにコーチがいたら』（だいわ文庫）もオススメです。
　

２周目：「ハイレベルエネルギーその後　（テーマ：私から皆さまにお伝えしたいこと）」
３周目：「最近読んでオススメしたい本」
４周目：「お客様から学ぶ、プラス発想、勉強好き、素直　（テーマ：船井会長から学んだこと）」
５周目：「潜在系に光をあてる　（テーマ：私から皆さまにお伝えしたいこと）」
６周目：「携帯電話の電磁波対策は？　（テーマ：私から皆さまにお伝えしたいこと）」
７周目：「老親といい関係をつくる会話術　（テーマ：最近読んでオススメしたい本）」
８周目：「お正月にはじめたこと―暮らしを見直す　(テーマ：私から皆さまにお伝えしたいこと）」
９周目：「体が変わる！「きくち体操」　（テーマ：最近読んでオススメしたい本）」