ヤスのちょっとスピリチュアルな世界情勢予測

このページは、社会分析アナリストで著述家のヤス先生こと高島康司さんによるコラムページです。
アメリカ在住経験もあることから、アメリカ文化を知り、英語を自由に使いこなせるのが強みでもあるヤス先生は、世界中の情報を積極的に収集し、バランスのとれた分析、予測をされています。
スピリチュアルなことも上手く取り入れる柔軟な感性で、ヤス先生が混迷する今後の日本、そして世界の情勢を予測していきます。

2014.12.01(第10回)
スピリチュアルなワークの危険性

 12月になりました。「イスラム国」の台頭、ウクライナをめぐるロシアと欧米との第3次世界大戦すら予感させかねない対立の激化、アメリカの国際的な凋落など、激動の2014年が終わります。来年の2015年はどのような年になるのでしょうか?

 このコラムで常々語っているように、2015年はさらに「抑圧されたものの噴出」が激化する年になるでしょう。世界のあらゆる地域で、ブラックスワンの乱舞が見られることでしょう。

 2015年の予測は1月のコラムに書くことにして、今回はいつもの世界情勢予測とは趣向が異なる内容を掲載します。
 私もそうですが、スピリチュアル系の分野が好きな人には一度は考えておいた方がよいテーマではないかと思います。

▼スピリチュアルなワークの危険性
 そのテーマとは、スピリチュアルなワークの危険性についてです。
 日本でも欧米でも、いまあらゆる形態のスピリチュアルなワークが紹介され、一種のブームになっています。それらは、ヨガや瞑想、そして自己催眠など比較的に伝統的な方法から、スピリチュアルなグールーや指導者が開発した新しいタイプのワーク、さらにはアイソレーションタンクのような装置や機械を使った現代的な方法など実に幅が広いワークが紹介されています。いまでは、あらゆるタイプのスピリチュアルなワークを体験できる状況にあります。

●右脳や直感の強化
 もちろんこうしたワークにはそれぞれ独自な特徴があるので、それらをひとくくりにして論ずることはできません。でも、これらの方法に共通するものがあるとすれば、それは、自我と意識の抑圧から右脳を解放し、右脳が潜在的に内包している無意識の能力を引き出すことにあるように思います。

 アメリカの著名なプレゼンテーションサイト、「TED」で紹介された脳科学者のスーザン・ボルティー・テイラー博士の体験などは、そうしたものの象徴です。

 テイラー博士は、脳梗塞の発作に襲われ一時的に左脳の機能が完全に麻痺した体験をもつ科学者です。時間をかけながら脳梗塞は改善しましたが、発作に襲われた直後、これまで分析的で思考的な左脳の機能に抑圧され、表現されることが許されなかった右脳の世界が突然と出現し、博士を驚かせました。
 主観的な世界と客観的な世界が分断し、あらゆる存在が個物として孤立した左脳の世界とは大きく異なり、博士の体験した右脳の世界は、すべての存在が結ばれ一体となったワンネスの世界でした。それは、調和がとれて平和な、矛盾や対立が存在しない世界です。
 テイラー博士は、このような世界の有り様は、普段は意識を担う左脳の機能によって抑圧されているため、左脳の機能が弛緩する特殊な状況ではないと体験することができない言います。

 テイラー博士のこのような体験は、スピリチュアルなワークの目的を象徴した典型的なものだとされています。つまりスピリチュアルなワークの目的は、意識と自我の中枢である左脳の機能を一時的に弛緩させて、左脳が抑圧している右脳の機能を解き放ち、そうすることであらゆる対象が結び付いたワンネスの一体感を取り戻すことにあります。これで、宇宙の本来の姿が体験できるということです。
 このような理解は、左脳が意識的な自我の中枢であり、分析的で論理的な世界を象徴しているのに対し、右脳は意識には上らない無意識の中枢であり、直感やインスピレーションの源泉であるとする認識を前提にしています。もし、右脳が左脳の優越的な機能によって抑圧されているのであれば、左脳の意識的な自我を抑制することで、右脳に眠っている本来の能力が現れるはずだという結論になります。そのとき現れるものは、テイラー博士の体験が物語るような、宇宙的なワンネスに一体感を直接的に体験する能力であるはずです。
 そしてこれを実現する方法こそ、無数にあるスピリチュアルなワークなのでしょう。

●これに危険性はないのか?
 私は、このようなスピリチュアルなワークに対して特に批判する意図はありません。むしろ、多くのワークには直感やインスピレーションを強化するというすばらしい効果をもたらすものが多いはずなので、肯定的に理解しています。
 しかし、スピリチュアルなワークに限らずなんでもそうですが、肯定的な側面があれば、その裏面としてなにがしかの否定的な側面もかならずあります。ましてや右脳と無意識は、左脳の意識的な自我による抑圧の対象となっているものです。
 とするなら、右脳的な無意識の内容には、直観力やインスピレーションのような建設的なものだけではなく、人間にとって破壊的な作用を及ぼす否定的な内容が内包されていても不自然ではないはずです。

 もしかしたら、左脳の意識と自我は、この否定的な内容が噴出しないように管理するために、右脳と無意識を抑圧しているのかもしれません。もしそうであるなら、左脳の抑圧を緩和し、右脳の無意識の内容を解除してしまうことには、なんらかのリスクがあってもおかしくないことになります。はたしてそのようなリスクはあるのでしょうか?
 スピリチュアルなワークに接したり、右脳や無意識が内包する偉大な力の説明に触れるたびに、このような疑問が私の脳裏をかすめました。

●ビリー・マイヤーのコンタクトの記録
 しかし、スピリチュアルなワークのリスクを指摘した情報はとても少ないのが現状です。海外のサイトを中心に幅広く検索してみても、カルト的な教団の危険性や、スピリチュアルなワークで人を勧誘する詐欺の危険性を警告するサイトは多いものの、スピリチュアルなワークそのものに内在するリスクを指摘したものはほとんどありませんでした。
 ところが、筆者がよく読んでいるビリー・マイヤーのコンタクトの記録には、そのようなリスクの指摘が集中的に記載されていました。
 ビリー・マイヤーとは、プレアデス星人とコンタクトしていると主張するスイス人です。
 もちろん、プレアデス星人なる存在が実在しているかどうかは分かりません。これはビリー・マイヤーが作り出した架空の存在で、コンタクトの記録はビリー・マイヤーの無意識の声なのかもしれません。

 このような可能性はあるでしょう。でも、だからと言って、これでコンタクトの記録の価値が損なわれるわけではないと思います。差し当たって、ビリー・マイヤーのコンタクトの記録がプレアデス星人からのものであるのかどうかは、あまり問題ではないように思います。私がビリー・マイヤーのコンタクト記録に関心をもつ理由は、その完成度の高さと内容の質の高さにあります。
 ビリー・マイヤーはこれまで567回コンタクトされており、そのうちの40%程度が公開され、英語に翻訳されています。それには、完成度の非常に高い一貫した世界観が存在しており、これがビリー・マイヤーの内面の声であったとしても、多くの人を引き付けるに足る魅力があります。

●コンタクト記録にあるスピリチュアルな内容
 例えば、その質の高さは第240回の記事で紹介した2007年8月のビリー・マイヤーの支援団体、FIGUの会報に収録された交信記録にも現れています。
 これは、「霊の声が聞こえたり、未来の出来事を予言したり、また遠隔透視したりという超能力や超常現象とはどのようなものなのか」という問いに対する答えです。そこには、今回の記事のテーマである「意識」に関する興味深い考えが述べられています。おおよその内容を要約しました。

 「超常現象や超能力と呼ばれるものは存在しない。現代の物理学では、自然には4つの力が存在することが確認されている。それらは、1)重力、2)電磁波力、3)核の強い力、4)核の弱い力の4つである。現代科学は、これらの4つの力でビッグバンから太陽系の運動まで、すべての物理現象を説明する。

 だが、自然の力はこれだけではない。実は全部で7つ存在しているが、人類は残りの3つをまだ発見していない。科学が発達するとこれから発見されるはずなので、我々はこれを具体的に話すことは許されていない。
 この、いまだに発見されていない力のひとつは精神的な力である。電波や紫外線などが目に見えないと同じ意味で、明白に存在してはいるが人間の目には見えない力が存在する。それは、人間の精神活動から発せられる微細粒子のエネルギー波の力だ。
 人間の感情、思考、思いなどの精神活動は、すべて微細粒子のエネルギー波である。これには特定の周波数が存在する。現代科学はまだこの微細粒子を発見できていないため、人間の精神活動の物理的な側面は理解されていない。最先端科学がやっとこれを計測しはじめたというのが現状だ。

 脳内には、この微細粒子を外部へと発信し、また精神的な微細粒子を受信する器官が備わっている。それが松果体だ。松果体は、体内時計を調整する器官として知られているが、松果体にはそれをはるかに越えた機能がある。それが、精神活動の微細粒子を発信し、また受信する機能だ。
 ところで、電磁波や電波、それに紫外線などにいつも囲まれながら人間は生活しているが、それらが目に見えないのでそれらの存在が分からないのと同じように、人間はあらゆる精神活動から発せられる微細粒子の海のなかで生きている。それらのなかには、死者の霊が発する微細粒子も含まれている。人間はそれらの実在を感じ取ることができないので、存在しないものと思って生活しているだけだ。

 もし人間がこうした微細粒子を敏感に感じ取ることができたのならば、人間は外部から入ってくるあらゆる感情、想念、思い、思考のエネルギー波に翻弄され、人格の統一を維持することは不可能になる。
 このような状況から人間を保護し、人格の統一性を維持するために脳が作り出した機能こそ、意識である。

 他方、近代合理主義の世界観が発展する以前では、人間の松果体は現代人よりも豊かに発達していた。彼らの松果体は3センチほどの大きさがあったのに、現代の人間の松果体は、合理的な思考のために直感を抑圧したために萎縮してしまい、数ミリメートルの大きさしかない。
 松果体のこのような発達の違いのため、数百年前の人間は豊かな直観力に恵まれ、霊との交信、人の気持ちや感情の理解、人の気配を感じることははるかに容易であった。また、微細粒子の動きを探ることで、未来に起こる出来事を予知することも、さほど問題なくできていた。
 一方、現代人にも生まれつき松果体が発達しており、霊感と直観力に恵まれた個人は存在する。彼らのなかには、その能力を利用して金を稼ぐことに専念する人々がいる。だが、そのようなことはすべきではない。なぜなら、これは特殊な能力ではなく、脳に内在した松果体の機能にすぎないからだ。

 ところで、人間の精神活動が客観的な世界を生成するというのは事実である。メンタルの活動によってこそ、世界は生成される。それが微細粒子の機能である。
 しかしながら、客観的な世界を生成しているのは意識ではない。意識は脳の内部で起こっていることをモニターする機能にしか過ぎない。実際に客観的な世界を生成しているのは、思考、感情、思いなどの精神活動が発している微細粒子の波である。
 これが実際の状況である。これは、人間の脳に内在した松果体の自然な機能なので、超能力とか超常現象とか呼ばれるような特殊な能力ではない。だから、我々から見ると、超能力や超常現象は存在しないのだ」

 以上です。

●意識と自我を弱めることの影響
 ビリー・マイヤーのコンタクトの記録には、このような内容がちりばめられています。特にここで興味深いのは、意識は「外部から入ってくるあらゆる感情、想念、思い、思考のエネルギー波」の影響から人格の統合性を守る役割を果たしているという記述です。
 コンタクトの記録では、この意識のもつ保護の機能は、外部から入ってくるエネルギー波だけではなく、無意識に抑圧されている極めて破壊的な感情や想念の噴出から人格を守る役割も強調されています。
 このような記述はさまざまなコンタクトの記録にちりばめられており、それはおおよそ次のような内容です。

 「人間の内面には、人格を崩壊さえさせかねない大変に危険な内容が存在する。それらはあらゆタイプのトラウマ、そして欲望から発する想念や思い、そして感情である。
 これらの破壊的な影響から人格の統合性を保護するために、これらの内容は無意識へと抑圧され、意識には現れないように厳重に管理されている。
 もちろん、右脳と無意識は直観力やインスピレーションの源泉となるような肯定的な内容も含まれていることは間違いない。だが、そうした肯定的な内容は無意識を構成するかなり小さな部分でしかない。無意識に抑圧されているほとんどの内容は、極めて危険であり破壊的だ。
 したがって、意識と自我のガードを低下させ、無意識の内容を開放させてしまうことには大変な危険が伴う。それは、個人の人格を破壊する作用を及ぼすだけではなく、多くの人間がこの解除を集合的に行うことは、社会や文化の集合的な無意識層に抑圧されている、あらゆるタイプの怨念や憎悪などの破壊的な感情を開放させてしまう。
 この影響は特に破壊的だ。多くの人間が集合的に破壊的なエネルギーを発散させるのだ。この発散で、社会や国の未来が本来の軌道を逸らされ、もっとも否定的な方向に向かうことにもなる」

 以上です。

 多くのコンタクトの記録ではこのように説明し、意識と自我のガードを取り払い、無意識の内容を引き出す安易なスピリチュアルなワークに対して強い警告を発しています。

●仏教心理学との類似
 このように、ビリー・マイヤーのコンタクトの記録では無意識の破壊的な内容の開放につながるスピリチュアルなワークに対して、強く警告しています。コンタクトの記録にあるこのような警告をどう受け止めるかは、すべて読者の方々の判断にゆだねます。
 このような警告はビリー・マイヤーの単なる妄想に過ぎず、なんの根拠もないのかもしれないし、または反対に、心すべき重要なメッセージであるのかもしれません。

 ただ、はっきりしていることがひとつあります。それは、コンタクトの記録にある無意識に対する否定的な見方は、仏教心理学と共通しているということです。

●精緻な仏教心理学
 仏教、なかでも唯識派という流れには精緻な心理学が存在します。この仏教心理学は、過去の世の記憶がどのように蓄えられ、それがカルマとしてこの世の自分の人生にどのように影響を与えるのか精緻な理論で説明しています。この仏教心理学は九識論と呼ばれています。

●九つの層からできている心
 九識論では、人間の心は九つの層からできていると考えられています。

 最初の5つの層は、それぞれ眼識、舌識、鼻識、耳識、身識と五感をつかさどる感覚器官に対応しています。この五感を通して人間は、外の世界から情報を得ています。
 次の6つ目の層にあたるのが第六識です。これが意識の層です。仏教心理学では意識とは、五感から得た情報をまとめ、過去の経験などに照らし合わせるなどして、ものごとを考えたり、判断したり、計画したりする層だとされています。人間が日中覚醒しているときは、この意識が活動をコントロールしています。心で意識的なコントロールが可能な層が第六識です。

●第七識のマナ識
 意識のさらに下には、第七識のマナ識があります。ここからは意識を離れ、無意識の世界になります。意識的なコントロールが困難な層です。
 マナ識とは、人間の隠れた欲望や思い、それに個人的なトラウマなどが蓄積されている層です。意識が活動している覚醒状態では、これらの内容が意識には上ってくることはありません。マナ識の内容は、眠りに落ちて意識のガードが緩んだ状態で、夢の内容として現れます。

●第八識のアラヤ識
 マナ識のさらに下にある層が第八識のアラヤ識です。この層には、人間のカルマの元となる過去の記憶が蓄積されています。
 仏教心理学では、カルマの源泉となるものは前世の記憶だと考えられています。仏教では、人間は幾度も輪廻転生を繰り返していると見ます。アラヤ識に蓄えられているのは、これまで経験したすべての前世の過去の記憶です。

●種子
 でも、アラヤ識に蓄えられている記憶は、人間がもつ通常の記憶とはニュアンスが異なります。すべての前世の出来事の記憶は、微細なイメージの断片のような状態で蓄えられています。それはあたかも、コンピュータに保存されている過去の訪れたサイトのキャッシュのようなものです。
 こうしたイメージの断片は種子を呼びます。通常の状態では、種子は潜在的なものとしてとどまり、種子に蓄えられている前世の出来事のイメージは、現在に影響を与えることはありません。

●燻種子
 だが、種子として蓄えられたイメージが現在の人間に影響することは頻繁に起ります。
 覚醒しているとき、基本的に人間は、第六識の意識で考え、計画し行動しています。他方、第六識が活動すると、今度はそれが微振動を第七識に伝え、さらに第七識の微振動は第八識を振動させます。
 この振動によって、第八識の種子に蓄えられている前世の出来事のイメージである「種子」が発芽し、それが第七識を通して、人間の思考や行動の中心にある意識にまで昇ってきます。
 意識にまで昇ってきた前世のイメージは、思考や行動に大きな影響を与え、その方向を変更してしまうのです。この過程を「燻種子」と呼びます。

 それは、前世のトラウマや経験がさまざまなイメージとなって意識に現れ、人間の思考や行動を変更してしまうということです。初対面なのに理由はないけれどもなんとなく嫌悪感をもつとか、逆に好きになるというのも、仏教心理学では燻種子の結果であると考えます。

●ユングの深層心理学との類似
 これが仏教心理学の九識論です。この考え方はユングの深層心理学に近いことが分かります。ユングは、人間の心は、自我の領域である意識、個人のトラウマが蓄積されている個人的無意識、そして人類の進化の記憶が蓄えられている集合無意識の3つに分かれているとしました。
 かなり以前ですが、ユング派の深層心理学者と仏教の研究者との対話が行われ、そこでは、仏教の第六識はユング派の意識に対応し、第七識のマナ識はユング派の個人的無意識に、そして第八識のアラヤ識はユング派の集合無意識に対応しているという結論に達しました。両者は同じものを見ていたのです。

●第九識の根本浄識
 そして、第八識のさらに下に存在するのが第九識の根本浄識です。これが九識の最後の層になります。これに対応するものは、ユング派では存在は示唆されているものの、明白な定義を得るには至っていません。すべての前世の記憶が蓄積されているアラヤ識のさらに下にある層とはどんなものなのでしょうか?
 実は根本浄識とは、私達の魂の元となっているエネルギーそのもののことです。根本浄識の段階では個人の存在は消滅しています。

 仏教では、人間の魂はもともと宇宙のエネルギーから分岐した清浄なエネルギー体だと考えています。この清浄なエネルギー体が、数々の人生を経験するにつれ前世の記憶の蓄積で汚れ、そうやってもとは清浄なエネルギー体であったものが、その個人独自の個別的な魂になるのだと見るのです。

 ということでは、カルマは必ずしも苦しみの源泉であるだけではありません。カルマは、個人の個性の源泉であり、その意味ではかけがえのない存在であるとも見ることができます。
 しかし、アラヤ識に蓄積されている否定的なカルマはやはり解消したほうがよいのは間違いのない事実です。

●根本常識とは仏のこと
 では、仏教心理学はこれに対してどのような処方箋を用意しているのでしょうか?
 宇宙から分岐したエネルギー体である根本浄識とは、実は「仏」のことです。仏教心理学では、根本浄識のエネルギーを活性化させ、そのエネルギーを第八識のアラヤ識に取り込むことができれば、ここに種子として蓄えられている否定的なカルマの記憶はきれいに洗い流され、カルマは解消するのではないかと考えたのです。
 しかし、「仏」の層である根本浄識を活性化するのはどうしたらよいのでしょうか? ここで仏教でもいろんな流派によって方法論が分かれきます。

 根本浄識は特定のリズムに反応して活性化するはずなので、そのリズムを発見するべきだと主張する流派もあれば、そうではなく、徹底した修行を通して、第八識のアラヤ識にある否定的な記憶を自覚化し、意識を強化して、その力でコントロールすべきだとする流派もあります。

●仏教心理学は無意識を否定的に見る
 さて、少々長くなりましたが、これが仏教心理学の無意識の考え方です。これを見ると分かりますが、仏教心理学では無意識をカルマの源泉としてとらえ、かなり否定的なものとして見ています。無意識の奥底には「仏」の源泉である清浄な「根本浄識」が存在しているものの、その上層には、否定的で破壊的なマナ識とアラヤ識の分厚い層が存在しています。これらの層のうち特にアラヤ識は、個人の個性の源泉である一方、人間をカルマの否定的なサイクルへと引き込む破壊的な力の源泉でもあります。
 仏教心理学のこのような無意識観を見ると、ビリー・マイヤーのコンタクトの記録に記載されている無意識の理解とかなり共通していることがよく分かります。両者とも無意識の内容を基本的に否定的で破壊的なものと見なし、安易にこの内容を開放してしまうことに対しては強く警戒しているのです。

●読者の判断にゆだねる
 このように、ビリー・マイヤーのコンタクトの記録は仏教心理学とは明らかに共通した要素があります。この視点から見ると、抑圧されている無意識の内容をむやみに開放することにつながるスピリチュアルなワークには、強く警告しているように見えます。

 もしかしたら、無意識の内容を無作為に開放する修行を実行していたのは、「オウム真理教」であったのかもしれません。
 いずれにせよ、今回の記事に書いたすスピリチュアルなワークに対する警告と注意は、すべて読者の判断にお任せします。だた、このような見方が存在することだけは知っておいた方がよいでしょう。

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また、毎月開催している勉強会でさらに奥の深い情報を提供しています。こちらもぜひどうぞ!

●「ヤスの勉強会」第9回のご案内●
「ヤスの勉強会」の第9回を開催します。いよいよ2014年も終わり、2015年に突入します。「抑圧されたものの噴出」はさらに加速し、思っても見ないような出来事に見舞われることでしょう。そして日本ですが、アベノミクスが失敗し困難な道に入ります。勉強会では、なにがこれから起こるのか徹底して予測します。

【主な内容】
・2015年にはなにが起こるのか?
・アベノミクス失敗後の日本の未来
・おそらく2015年は歴史的な転換点になる
・「国家独占資本主義」と「地域共同体型分散資本主義」の対立と選択
・不気味に類似する「エノク予言」


 よろしかったらぜひご参加ください。

日時:12月27日、土曜日
時間:1時半から4時前後まで
料金:4000円
場所:都内(おそらく東横線沿線)


いまのところ場所は未定ですが、申し込みいただいた方に直接お伝えいたします。以下のメルアドから申し込んでください。

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Profile:高島 康司(たかしま やすし)
高島 康司(たかしま やすし)

社会分析アナリスト、著述家、コンサルタント。
異言語コミュニケーションのセミナーを主宰。ビジネス書、ならびに語学書を多数発表。実践的英語力が身につく書籍として好評を得ている。現在ブログ「ヤスの備忘録 歴史と予知、哲学のあいだ」を運営。さまざまなシンクタンクの予測情報のみならず、予言などのイレギュラーな方法などにも注目し、社会変動のタイムスケジュールを解析。その分析力は他に類を見ない。
著書は、『「支配−被支配の従来型経済システム」の完全放棄で 日本はこう変わる』(2011年1月 ヒカルランド刊)、『コルマンインデックス後 私たちの運命を決める 近未来サイクル』(2012年2月 徳間書店刊)、『日本、残された方向と選択』(2013年3月 ヴォイス刊)他多数。
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