ヤスのちょっとスピリチュアルな世界情勢予測

このページは、社会分析アナリストで著述家のヤス先生こと高島康司さんによるコラムページです。
アメリカ在住経験もあることから、アメリカ文化を知り、英語を自由に使いこなせるのが強みでもあるヤス先生は、世界中の情報を積極的に収集し、バランスのとれた分析、予測をされています。
スピリチュアルなことも上手く取り入れる柔軟な感性で、ヤス先生が混迷する今後の日本、そして世界の情勢を予測していきます。

2020.09.01(第79回)
プレヤーレンの予見する大統領選後の状況

 9月になった。今回のテーマは、今年の11月3日に予定されている米大統領選挙の行方についてである。これをスイス在住のビリー・マイヤーがコンタクトを続けているプレヤーレンとのコンタクト記録を参照し、大統領選後の世界がどうなるのか見てみることにする。
 ちなみにプレヤーレンは、いまのところ大統領選の勝者の予測は発表していない。2016年のトランプの勝利した選挙もそうであったが、勝利が決定する直前に過去の予測を発表する。2016年では選挙が実施される2日前の11月6日にトランプが勝者になるとの予測を公表した。これは、あまりに早く未来予測を公表すると、マイヤーの身に危険が及ぶという配慮からだという。
 そこで今回は、過去のプレヤーレンの予測を参照し、大統領選挙後の世界がどうなるのかを展望する。

●多くなっているトランプの勝利予想
 8月29日現在の最新支持率では、バイデンが49.9%、トランプが42.3%と7.6ポイントの差でバイデンが勝利している。トランプの支持は新型コロナウイルスの対応失敗や、経済の極端な落ち込みによって、2016年の前回の選挙ではトランプ勝利に大きく貢献した中東部の「ラストベルト」や、南西部のテキサスやアラバマなどの諸州で支持を失い苦境に立たされている。次の大統領選挙の勝者はバイデンになるとの予想もいまだに多い。
 しかしながら、このところトランプ勝利の予測も急速に増えている。

●ヘルムート・ノーポス教授の予測
 トランプ勝利を予測している一人は、米大統領選の結果を独自モデルで当てるニューヨーク州立大教授、ヘルムート・ノーポスだ。ノーポスのモデルでは、91%の確率でトランプ大統領が再選すると予測した。
 ノーポス教授が予測で重視するのは、「支持者の熱意」である。予備選で圧勝する候補者ほど支持者の熱意があり、その結果投票率が上がりやすいという。
 バイデンは序盤の中西部アイオアや東部ニューハンプシャー両州でそれぞれ4位、5位と大きく出遅れた。一方トランプは、有力な対抗馬が現れず楽々と候補指名を固めている。
 この手法でノーポス教授は、2016年3月の時点で、11月の大統領選でトランプが87%の確率で勝利すると予想し、的中させた。さらにノーポス教授のモデルに基づくと、1912年以降に行われた27回の大統領選のうち25回で結果を正確に当てることができたという。

●中国、浙江省の義烏
 この「支持者の熱意」に注目した予想は意外なところでも使われている。それは、トランプ、バイデン両陣営のキャンペーングッズを製造している中国、浙江省の義烏市にある工場だ。ここは、過剰生産のリスクを回避するために、どのくらいのキャンペーングッズの注文が来るのか正確に予測しなければならないという。そして、大統領選挙ではグッズの注文が多い候補者に勢いがあり、結果的に当選しているという。注文の多さは、「支持者の熱意」を反映しているからだとしている。この方法で2016年の大統領選挙の勝者がトランプになることをかなり早い時期に予測している。
 そして今回の選挙だが、トランプのキャンペーングッズの注文がかなり多く、「支持者の熱意」と勢いが感じられるという。その結果、トランプが勝利すると予測している。

●プレヤーレンの過去の記録
 トランプの勝利は、プレヤーレンの過去のコンタクト記録からも示唆されているように思われる。いくつか参照して見よう。

・第544回コンタクト 2012年9月1日
 これはオバマ政権だったときのコンタクトだが、それには次のような記述がある。マイヤーの発言である。
「1975年に行った大きな旅行のときにあなた(コンタクトしているプター)は私に未来がどうなるのか予測の結果を教えてくれた。それによると、2020年以降、スーパーパワーとしてのアメリカは終焉するということだった。もしこのままなにもしなければ、同盟国の多くがアメリカから離反し、アメリカに敵対する諸国も出て来る。」

 2020年の極端な変化を見ると、これは我々が向かっている方向なのかもしれない。いまアメリカの同盟国は不信感を抱きながらも、アメリカから決定的に離反する状況にはない。しかしもし、次の大統領がトランプになり、強硬に「アメリカ・ファースト」の政策を推し進めると、本当にこのような状況にもなりかねない。

・第711回コンタクト 2018年10月8日
 これもあいかわらず長いコンタクト記録だが、次の大統領がトランプになることを暗示している部分だけを抜粋する。全訳である。

「プター:
 それは事実だ。なぜならトランプはロシアや中国との関係において一極支配のリーダーシップを取ることのできる国は、合衆国をおいて他はないからだという考えに影響されているからだ。この愚かさと傲慢さのなかで、他国に気に入らないことがあればそれらすべてを攻撃し、間違った嫌疑をかけて国際的な契約や合意を破棄し、さらに混乱した「アメリカ・ファースト」の考えを押し通すために重要な国際条約を破棄してしまうという劣化した方向に、一層向かっている。
 トランプはこうした行動によって、アメリカ国民全体から感謝されるという間違った信念と希望を抱いている。しかし実際はそうではない。トランプの純粋で受動的な支持者ばかりではなく、トランプ、ならびにロシアへの憎しみをふりまき、戦争を主張し、人間性を軽視し、覇権を主張する彼のアドバイザーや取り巻き連中に反対する頭のクリアな分別のある人々もいるからである。

 しかしながら、馬鹿で愚かなトランプマニア(トランプ支持者)は、トランプの考えに同意せず、トランプの混乱した行動を批判するものたちに対して、不名誉で陰険な行動に訴え、ひどい暴力を奮う。そして反対者は排除される。トランプのアンフェアで完全に敵対的な行動に公然と異を唱えるものは、危害を受ける。
 トランプの病理学的な愚かさと不合理性は、彼の脳にかなりの程度の否定的な変化が起こっていることを示している。これが原因となり、トランプは世界中で問題を引き起こすだけではなく、彼の選挙キャンペーンである「アメリカ・ファースト」の計画を実現すべく、悪意のある陰謀を実行する。
 しかしながら、トランプやそのアドバイザー、そして覇権主義の熱狂に取り憑かれ、トランプに影響を与えている支持者は、こうした行動によって、アメリカ、アジア、そして欧州の安全保障が脅かされ、不安定で危険ではあるが、心もとないながらもなんとか維持されている世界の平穏が破壊され、そして核戦争にさえ至るということは、まったく理解できていない。トランプと同じような幻想と混乱した考えに取り憑かれたアドバイザーや取り巻き連中は、彼らの無責任な行動と幻想がどれほどの不幸を世界と人類にもたらすか、判断することができないし、ましてや理解することはできない。

 また、アメリカ政府とアメリカ国民の一部によるロシアへの考えの甘い敵対心によって、ロシアのプーチン大統領が長年求めている和平への道は無効にされる。アメリカ政府内のサークルや同じ考えを共有する一部のアメリカ国民は、プーチンの和平への道をまったく気にかけることはない。
 米国民のまともな理性がある少数派の人々は、これとは対照的だ。しかし平和と自由と正義、そしてロシアと安定した関係を望み、すぐにでも平和的な和解の用意のあるこうした人々は、裏切りものとしてののしられ、攻撃される。だが、米政府や米軍、そしてCIAを中心とした情報機関、そして反ロシアの無知な米国民の大多数は、まったく気にしない。
 アメリカのこの無分別さによって、ロシアは中国、シリア、トルコ、イラン、さらにその他の国々をアメリカに結集するのではなく、ロシア単独で世界平和の構築を図る。しかしながらこの試みは、アメリカのマニアックな覇権主義により失敗する。その結果、日本と中国は、戦前の敵対関係にもかかわらず、アメリカの覇権主義の野望から身を守る必要があるので、親善と平和を求め最終的には同盟する。

 しかし、権力欲に取り憑かれ、ロシアに敵対し、トランプと一緒に全面に立っているアメリカの政治家は、病理学的な愚かさに陥っている。またトランプの太鼓持ちになっているアドバイザー、ならびに媚びへつらう奴隷のようなエリート、そしてロシアに敵対的ななにも分かっていない米国民は、世界の平和や自由、そして正義にはまったく関心がない。反対に、自分の権力や金を儲けられる利益の源泉にしか興味がない。
 しかし、彼らのロシアに対する卑怯な恐怖心は、彼らに媚びへつらう米国民や世界の国々に、ロシアに敵対するように仕向ける。これはトランプが、一方で米国民に媚びへつらうとともに、他方では愚かにもロシアに対して敵愾心をあらわにするからである。

 しかしながらトランプは、病理学的な愚かさと誇大妄想狂によって、悪意のあるアドバイザーが彼に影響を与えていることを理解できない。また、ロシアに敵対する彼のアドバイザーや取り巻き連中の言うことを実行したとき、か細い糸によって辛うじてつながっている平和、ならびに世界と人間性の継続を危険にさらしていることをまったく理解できない。
 そして、国際条約を破棄し、少なくとも冷たい平和であっても、その維持に貢献してきた他の国々を条約違反やその他の不公正を理由に批判することは、ロシアに明白なウソの疑惑を突き付け、ロシアを中傷していることに、愚かなトランプはまったく気づかない。
 トランプは、ロシアのみならず、これと同様のことを他の国々に対しても行う。真実ではない嘘っぱちの理由で非難するので、合衆国に対する反感を煽る結果になる。
 またトランプは、彼の周囲にいる見せかけのアドバイザーや取り巻き連中を次々とクビにすることで、このような方向に拍車をかける。そして、それにより、核兵器を含めた再軍備と軍拡競争を悪意のある計画で引き起こす」

 以上である。
 これから起こること。
 これを見ると明らかだが、これから近い将来起こる出来事は次の4つに要約できるだろう。

1)トランプ政権の独善性が引き起こす同盟国のアメリカ離反。
2)アメリカの圧力から身を守るための日中の同盟関係強化。安全保障条約か?
3)トランプ政権のロシア敵視政策による、世界和平の努力の破壊と戦争の脅威の増大。新たな軍拡競争の開始。
4)トランプ支持者による、トランプを支持しないものへの過剰な暴力と排除。

 以上である。これはトランプが勝利し、二期目のトランプ政権のときの光景のようにも見える。そして、「トランプ支持者による、トランプを支持しないものへの過剰な暴力と排除」とあるので、非常に暴力的な選挙になるような予感がする。さて、どうなるだろうか?

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Profile:高島 康司(たかしま やすし)
高島 康司(たかしま やすし)

社会分析アナリスト、著述家、コンサルタント。
異言語コミュニケーションのセミナーを主宰。ビジネス書、ならびに語学書を多数発表。実践的英語力が身につく書籍として好評を得ている。現在ブログ「ヤスの備忘録 歴史と予知、哲学のあいだ」を運営。さまざまなシンクタンクの予測情報のみならず、予言などのイレギュラーな方法などにも注目し、社会変動のタイムスケジュールを解析。その分析力は他に類を見ない。
著書は、『「支配−被支配の従来型経済システム」の完全放棄で 日本はこう変わる』(2011年1月 ヒカルランド刊)、『コルマンインデックス後 私たちの運命を決める 近未来サイクル』(2012年2月 徳間書店刊)、『日本、残された方向と選択』(2013年3月 ヴォイス刊)他多数。
★ヤスの備忘録: http://ytaka2011.blog105.fc2.com/
★ヤスの英語: http://www.yasunoeigo.com/

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