トップが語る、「いま、伝えたいこと」
今月3日に、船井総研の入社式に創業者兼最高顧問として参加しました。その後で90分ほど彼らに「新入社員の心がまえ」というか「社会人としてこうあってほしい」ということで講話をしました。以下にそのレジュメを載せます。
2006度 船井総合研究所 新入社員諸兄姉に
2006年4月3日
船井総合研究所 創業者 船井幸雄
1. 人間にとって、もっとも効率的に成長できるのは「働く」ことだ。
(よい本を読もう、しっかり考えよう、しかし働くことは何よりもすばらしい。人は働くべきだ。働くと自然の偉大さが分かり、世の中が分かるようになる。そして人として最も効率的に成長できる。)
2.基礎ができていないとまともに生きられない。
(相撲取りはしこを踏む。社会人は「読み、書き、そろばん」ができねばならない。)
3.人間は「自由に」「楽しく」生きるべきだ。
(そのためには「躾」がいる。これは「くせづけ」である。)
(1)倫理 @世のため、人のためになることをやる
A世のため、人のためにならないことはしない
B「自然の摂理」に従う
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(単純、共生、調和、あけっぱなし、ムダをしない、自由、長所伸展)
(2)私のくせ(船井総研社員は、これを守ったほうがよい)
@約束した以上は守る
A「出船の精神」で生きる
B効率的に生きる
Cすなお、勉強好き、プラス発想
Dよいと思うことは実践し、悪いと思うことはやめる
Eすべてのものを大事にする
4.人として、必ず実践すればよいと思えること(73才まで生きて分かったこと)
(1)健康のコツ
(2)つくコツ
(3)効率的に生きるコツ
(4)人材になるコツ(これを実践すると、人から好かれ尊敬される)
5.船井総研社員になった以上、次のような生き方をしてほしい(これで、よい社会人となれる)
(1)たえず夢と希望をもち、自主的に前向きに生きよう
(2)悠々と、堂々と、余裕を持ってワクワク生きよう
(3)謙虚に、ええカッコせず、愛善の心と行動で生きよう
(4)仁、義、礼、智、信を大切にし、徳のある生き方を志そう
(5)「自慢」と「他者の悪口」は、やめよう(抜粋ここまで)
これは、新入社員だけでなく、私がいま多くの日本人にもっとも訴えたいことです。
それにつきましては、近々、海竜社から『本物になるくせづけ』という題名で、つぎのような本を出します。同書の「章別目次」は以下のとおりです。
本物になるくせづけ
――こんな簡単なくり返しが人物・人財をつくる
船井幸雄著
◆はじめに――当たり前のことを当たり前にする「くせづけ」の大切さ
第1章 長所を生かすくせづけ
第2章 「勉強」するくせづけ
第3章 プラス発想のくせづけ
第4章 人やものを大事にするくせづけ
第5章 良心に従うくせづけ
第6章 勇気をもって行動するくせづけ
第7章 即時処理のくせづけ
第8章 約束を守るくせづけ
第9章 いじめたり差別しないくせづけ
第10章 自由を大切にするくせづけ
第11章 よく働き、できるだけ与えるくせづけ
要は「人間にとってもっとも大事なのは、いっしょうけんめいに働くことだ」ということなのですが、この自明のことを、読者の皆さまも、ぜひ再確認してください。そして近くの人々にお伝えください。
=以上=
2006.04.26:【いま 一番知らせたいこと 、言いたいこと】遊ぶよりも、まず働くこと
2006.04.24:【主な行動と主として感じたこと】船井幸雄の先週(2006年4月16日〜4月22日)の主な行動と主として感じたこと
2006.04.21:【先週のびっくりより】大地震説に思う
2006.04.19:【いま 一番知らせたいこと 、言いたいこと】きょうのTOP塾テキスト
2006.04.17:【主な行動と主として感じたこと】船井幸雄の先週(2006年4月9日〜4月15日)の主な行動と主として感じたこと
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2006.04.05:【いま 一番知らせたいこと 、言いたいこと】大事なことを知ろう
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