
トップが語る、「いま、伝えたいこと」

徳間書店から今年1月31日に発刊した拙著の『人類と地球のアセンション』内に、私の対談者として第3章に登場していただいた田村京子さんから「創造からのメッセージ」ということで、先週「これからは一人一人の人たちの意識が中心になって世の中が変る」というお手紙をいただきました。
私の新著『百匹目の猿現象を起こそう』(2006年5月上旬、サンマーク出版刊)は、ちょうど、そのことを書いた本、田村さんのお手紙の内容とのシンクロニシティにびっくりしました。
この本の「プロローグ」は、このホームページの3月22日にのせましたが、次に「エピローグ」を、ここへ転載します。
エピローグ
「幸島の猿」にちなんで『百匹目の猿』という著書を、サンマーク出版から発刊したのは、ちょうど10年前、1996年6月20日のことでした。
同書の本文の最後に次のように私は結論を書いています。
中国の英知に「天は一人を賢にして、以って衆人の愚を誨(おし)えんとす」(菜根譚)とあります。ミクロの善にとどまっている人間の中から、天は一人を選んで知恵をさずけ、彼を通して多くの人にマクロの善を教えさとす、の意です。
読者のみなさんもぜひ、なんでもよいと思いますからマクロの善に取り組み、よい意味での百匹目の猿現象を起こす一人になってください。
「百匹目の猿現象」は天の理、創造主の大いなる意志によるすばらしい真理なのです(転載はここまで)。
この10年間、いろんなことがありました。『百匹目の猿』を発刊してから数年間は、「馬鹿げたことをいうな、そんなことがあるはずはないだろう」という批判や非難が一流の新聞社からもありました。
しかし、いまでは「百匹目の猿現象」は、自然のすばらしい現象であることがわかり、心ある多くの方からの「百匹目の猿現象を起こし、よい未来、よい世の中を創りましょう」という声が一般的になりました。私としてはこれほどうれしいことはありません。
ところで本書は、一人でも多くの人に読んでほしいという願いから、私と親しいルポライターであり漫画家でもある赤池キョウコさんにお願いし、サンマーク出版の斉藤竜哉さん、橋口英恵さんとともに現地を取材してもらいました。現地での様子は本書中の赤池さんの漫画に、ユーモアたっぷりに描かれています。
本文中、そして漫画にも登場した「百匹目の猿」の生き字引である三戸サツエさんはいま92歳。その三戸さんは、2004年の2月2日に、病身をおして私の家にいらっしゃいました。8月8日に宮崎県の串間市で行われる「百匹目の猿まつり」に協力してほしい――と依頼に来られたのです。
3時間ほど幸島の話やいろいろな話をしたのですが、お帰りになられるときには、なぜかすっかり元気になられたのです。来られたときは歩くのもやっとだったのに、帰りは身も軽く、スタスタと小走りできるくらいになられたのには本当に驚きました。その後はまったくお元気で、いまも幸島を温かく見守っておられます。
「百匹目の猿」現象によって、幸島の猿たちにボス争いがなくなり、病気や奇形の猿が減り、弱肉強食の世界ではなく互いに支えあい、いたわりあう猿の世界になったことはお話したとおりです。
世間には悪いニュースや利己主義が蔓延しています。そんないまこそ、いろいろな分野にこの「百匹目の猿現象」を起こして、「自然の理」、「天の理」にかなったよりよい生き方をしよう。私はそんな強い思いで、あえていま、再びこの「百匹目の猿現象」を世に問うのです。
私もやります。みんなで「百匹目の猿現象を起こそうではありませんか(抜粋ここまで)。
ぜひ、このエピローグ(あとがき)のように、みんなでよい未来をつくるために「百匹目の猿現象」を起こそうではありませんか?
=以上=

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ライフカラーカウンセラー認定協会 代表
1964年大阪府生まれ。関西学院大学法学部政治学科卒業後、英語教師として13年間、兵庫県の私立中高一貫校に奉職。2001年、(株)船井本社の前身である(株)船井事務所に入社し、(株)船井総合研究所に出向。舩井幸雄の直轄プロジェクトチームである会長特命室に配属。舩井幸雄がルール化した「人づくり法」の直伝を受け、人づくり研修「人財塾」として体系化し、その主幹を務め、各業界で活躍する人財を輩出した。 2003年4月、(株)本物研究所を設立、代表取締役社長に就任。商品、技術、生き方、人財育成における「本物」を研究開発し、広く啓蒙・普及活動を行う。また、2008年にはライフカラーカウンセラー認定協会を立ち上げ、2012年、(株)51 Dreams' Companyを設立し、学生向けに「人財塾」を再構成し、「幸学館カレッジ」を開校。館長をつとめる。2013年9月に(株)船井メディアの取締役社長CEOに就任した。 講演者としては、経営、人材育成、マーケティング、幸せ論、子育て、メンタルなど、多岐にわたる分野をカバーする。
著書に、『あなたにとって一番の幸せに気づく幸感力』

