中村陽子の都会にいても自給自足生活
このページは、認定NPO法人「メダカのがっこう」 理事長の
舩井幸雄は生前、中村陽子さんの活動を大変応援していました。
〜米・味噌・梅干し・黒焼きという高機能食品の恩恵に浴そう〜
人間は、非常事態や過酷な状況に置かれたとき、自分にとって何が本当に必要なのかがわかります。日本の歴史においても、下克上の時代、常に正しい判断力と強靭な体力がなければ生き残ることができなかった戦国武将たちが、玄米、味噌、梅干しなどの高い機能性を発見、行軍に兵糧として持参していました。
さて、現在の日本でも、かなり過酷な海外公演の中で、玄米、味噌、梅干し、黒焼きなどの価値を体で実感しているメダカのがっこうスタッフの美月さんの臨場感あふれるお話をご紹介します。
彼女が所属している国際文化交流舞踏団「曼珠沙華」は、1999年、チェルノブイリ原発被災地公演を皮切りに、これまで20か国、35回の海外公演を行い、「世界の子どもたちに感動と心の花束を」をコンセプトに、言葉や宗教、政治を超えて世界の人と人の心の絆を結ぶ文化交流している団体で、世界各国からラブコールを受けています。今回のベラルーシ共和国での公演は6回目になります。
(ここから彼女の言葉)
私たちは毎日バスで片道5〜6時間かけてシベリア大陸を移動し、環境が日本と全く異なる地で毎日ベストコンディションで舞台に立たなければいけません。この状況を打開するために日本から持参する重要アイテムがあります。
一番目はお米です。時には炎天下の中での公演、冷房がなく車内が42度のバス移動は座っているだけで体力が失われていく……楽屋を作り、踊る時にはフラフラになってしまいます。そのような中で、日本から持って行ったお米を炊いてつくった“塩むすびや、味噌おむすび”を食べた後の公演は、「足の踏ん張りがきく!」「力の出が全く違う」。お米の力に助けられ、「次の日の体力の回復も違う!」お米の力を身に染みて感じています。
また、ヨーロッパ、ロシア圏の乾燥している地域では、肌がカサカサになり、白塗りがのらなくなってくるのですが、お米を食べると、肌への保水力が違うことも実感します。
次に塩です。舞台上では、幾重にも重なった美しい衣装とピカピカの照明で汗をかきっぱなしですから、フラフラしないように、水分補給と一緒に塩を摂ることを大切にしています。
その次は梅干しです。疲れて体が酸化してきたな……と思うと、必然的に梅干しが欲しくなります。クエン酸アミノ酸……という情報とはまた別に、体は素直に反応します。そして海外の様々な食事に胃が負けないよう、食あたりの予防にも必需品です。
その次は味噌です。味噌汁が体に染みる……と感動するのは、海外の慣れない環境で、体が知らず知らずのうちにがんばっているからなのでしょう。味噌汁が腸まですぅーっと入った時に、癒される、元氣が出る、体が喜ぶのが分かるのです。味噌はお通じが良くなります。腸内が滞るとそれだけで体調が悪くなり、肌も吹き出物が出てしまうので、味噌汁に出来ない時は、黒パンにつけて食べます。美味しい!!
最後に黒焼き2種です。まず黒焼き玄米珈琲は、疲れてくると、体温が上がらなくなり、食事も摂りたくなくなる時に有効です。体を回復させたい時、質の良い睡眠をとりたい時に寝る前に飲んだり、朝起きて体に力が入らないと感じた時は、飲むようにしています。
もう一つの黒焼きは、梅干しの黒焼きです。油っぽい食事が多かったり、体に合わないものを食べていると、おなかがゆるくなります。それでもトイレにこもる時間もないので、そんな時の助け舟で梅干の黒焼きをペロリとなめると、だいたいおさまります。また、風邪をひきそうかな? と思った時も予防でなめて免疫力を高くするよう意識します。
また放射能数値が高い地域での公演でしたので、体がダルいなと思ったら、すぐ黒焼きを摂るようにしました。
帰国してからのアフターケアーですが、2〜3週間の仕事を終えて、日本に帰るころには、体もすっかり変わってしまっているので、帰ってきたら体の立て直しをします。@マコモ茶でデトックス・体内浄化を。A一汁一菜で体つきや肌を元に戻す。B百薬の長(メダカのがっこうのお酒)で心の癒しと美容とリラックス+腸を整える。Cぬかパックで肌を立て直す。これで完璧です。
最後にまとめとして、なんでも物事は“少し離れてみるとよくわかる”と言いますが、日本を離れ、異国の地では、水も空気も食も違うので、体は当然無理をすることになります。その中で、日本人である自分の体が、米、味噌、梅干しなどに素直に反応する体験をすると、日本人である私たちが、日本の食事をすることが、どれほど大切であるかを身を以て実感します。これからも、日本の食に支えられながら、日本の美しき良き文化を、世界中の人に喜んでいただける舞台ができるようがんばっていきたいと思っています。
(中村陽子のまとめ)
さながら戦国時代の行軍のような移動と戦のような舞台を、お米、味噌、梅干しを食べて乗り切る美月さんは、戦国武将と同じですね。武士が完成したシンプルな伝統食は日本人の体の立て直しに役立ちます。それがまた放射能汚染の中に生きる日本人にはとても有効だと分っています。皆様、日本人の先祖が築いてきた米、味噌、梅干し、黒焼きの高機能食品の恩恵にもっと浴しましょう!(もちろん化学物質フリーものでなければなりませんが。)
【お知らせ】
10月11日(日)に赤峰勝人なずな問答塾in東京(府中)が開催されます。
7月の赤峰勝人さんの講演会を受けて、今度は実行に移せるように考えたなずな問答塾です。
若いころ、赤峰さんは、土壌分析と化学肥料で理想の土づくりをしようとしましたが、それではだめで、化学物質を抜いて草だけ作った土が健康な作物を育てることを発見、その後“循環農法”を完成しました。その時から、アトピーの人を治せるようになりました。そのわけは、土と人の身体は同じ理屈だからです。だから、なずな問答塾では、土の相談も、身体の相談もできます。今回は、食事で問題を解決する決心をしたやる気満々の人たちがつけてきた食事ノート公開相談や農業相談もあります。
本当に地球の循環の仕組みと人間の健康がスッキリと繋がり、頭がクリアになりますよ。申し込みはこちらへ。
→ http://npomedaka.shop-pro.jp/?pid=72120973
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首のタオルにシュレーゲル青ガエルが
いるので、とてもうれしそうな顔を
してい ます。
1953年東京生まれ。武蔵野市在住。母、夫の3人家族。3人の子どもはすべて独立、孫は3人。
長男の不登校を機に1994年「登校拒否の子供たちの進路を考える研究会」の事務局長。母の病気を機に1996年から海のミネラル研究会主宰、随時、講演会主催。2001年、瑞穂(みずほ)の国の自然再生を可能にする、“薬を使わず生きものに配慮した田んぼ=草も虫も人もみんなが元氣に生きられる田んぼ”に魅せられて「NPO法人 メダカのがっこう」設立。理事長に就任。2007年神田神保町に、食から日本人の心身を立て直すため、原料から無農薬・無添加で、肉、卵、乳製品、砂糖を使わないお米中心のお食事が食べられる「お米ダイニング」というメダカのがっこうのショールームを開く。自給自足くらぶ実践編で、米、味噌、醤油、梅干し、たくあん、オイル」を手造りし、「都会に居ても自給自足生活」の二重生活を提案。神田神保町のお米ダイニングでは毎週水曜と土曜に自給自足くらぶの教室を開催。生きる力アップを提供。2014年、NPO法人メダカのがっこうが東京都の認定NPO法人に承認される。「いのちを大切にする農家と手を結んで、生きる環境と食糧に困らない日本を子や孫に残せるような先祖になる」というのが目標である。尊敬する人は、風の谷のナウシカ。怒りで真っ赤になったオームの目が、一つの命を群れに返すことで怒りが消え、大地との絆を取り戻すシーンを胸に秘め、焦らず迷わずに1つ1つの命が生きていける環境を取り戻していく覚悟である。
★認定NPO法人メダカのがっこうHP: http://npomedaka.net/