船井幸雄グループ社員の、日々もの思い、考へる

このページは、船井本社グループスタッフによるコラムページです。 「これからは“本音”で生きるのがよい。そのためには“本物の人間”になることが大事」という舩井幸雄の思想のもと、このページでは、社員が“本物の人間”になることを目指し、毎日の生活を送る中で感じていること、皆さまに伝えたいことなどを“本音ベース”で語っていきます。

書:佐野浩一
船井幸雄グループ社員の日々もの思ひ、考へる あの社員の一日を公開!
アメリカ視察ツアー報告
2011.11.4(Fri)
社名:(株)船井メディア 常務取締役 「JUST」編集長
名前:人見 ルミ

Google本社

facebook新社屋

「いいね!」の仮看板が設置されたfacebookの新社屋

zappos社内@

zappos社内A

zappos社内B

 皆さま、こんにちは!「JUST」編集長の人見ルミです。
 10月23日〜30日まで、(株)船井総研主催「アメリカグレートカンパニーツアー」に、(株)船井メディア共催として、120名という大型ツアーとして行って参りました。
 主旨としては、「働きがいのある会社としてランキングが高い位置にあるアメリカの企業を訪問してヒントを得よう」というものです。
 今回のツアーでは、強烈なショックを受けてとても素晴らしい学びを得ましたので、その一部を皆さまにお伝え致します。

1、Google本社を見学してビックリ!
 Googleは、今回の「グレートカンパニー」で、働きがいのある会社として連続1位、今年は4位(日本では1位)という常に働きがいのある会社としてトップクラスにいる。
 それは、実際に行ってみるとリアルに肌で伝わってきた。
 まず、会社のことを社屋と呼ばず「キャンパス」と呼んでいる。
 写真でご覧いただける通り、芝生の広がるキャンパスのような広大な庭に、ランチをする国際的な人々がイキイキとしている。
 食事は、有名なシェフがふるまう料理が朝、昼、晩とすべて無料。しかも、会社内のあちこちに数えきれないほどカフェがあり、社員はいつでもスナックや飲み物を無料で自由に飲むことができ、どこで仕事をしても自由なのだ。
 実際、社内ではTシャツにジーンズの社員が、気楽にラップトップを1台を持って、ウロウロしながらコーヒーを飲み好きな場所で、好きなときに仲間やチームと語り、仕事をしている様子を見ることができた。自分の実績さえ上がれば、管理拘束されることなく、24時間どこでも仕事が出来るのだ。
 社員のクリーニングは毎日、業者に預ければ翌日仕上がってくる。これも無料。
 プログラミングなど技術者にとっては、24時間家事に時間を費やすことなく、仕事に没頭できる仕組みになっているのがちょっと羨ましい!
 面白いのは、20%の好きなことをする時間が与えられているということだ。
 その時間で、ユニークな発想や未来型思考が生まれ、創造される。
 グーグルアースなどは、その20%から産まれたものだと広報の人が言っていた。
 シリコンバレーでのエリートたちが惚れ込む企業だけに、採用の枠も激戦だが、3回の面接を通して落ちてしまった青年が、それでも諦めきれずに手紙を書き続けて再度チャレンジする機会を与えられ、さらに3回の面接を受けてグーグルに入社したと自分の体験を報告してくれたのが印象的だった。


2、話題のfacebookは、やっぱり凄い!
 世界での登録者が7億人を超えたという巨大なSNSとなったfacebook。日本では、まだ348万人。
 Facebookは、今移転中のため、新社屋を外から拝見した。やはりこの会社も
キャンパスと呼ばれるだけあって、外観もイギリスの大学みたいで自由な雰囲気だ。
 「いいね!」の看板がドカーンと大きくあって、みんなその前で記念撮影をした。
 Facebookの広報の方の話で印象的だったのは「これまでのマーケティングは、ボーリング型で、これからのマーケティングは、ピンボール型になる!」ということだ。
 ボーリング型は決まった方向へボールを投げることで、多くのお客様を倒すことが出来たのだが、未来型のピンボールは、一つのボールを一旦投げるとどこへ行くか分からない予測不可能なことが起きるということと、多くのボール(お客様)へ何度も影響を与えることが出来るということだ。
 しかも多方向へ行く、というのがfacebookのやり方だ。
 けれど、facebookの旅は、まだ始まったばかりで旅の1%だということだ。

3、アメリカ全土で靴のネット通販ナンバー1の売り上げzappos
 トニーシェイという若きCEO。彼の著書もベストセラー『ザッポス伝説』(ダイヤモンド社)では、顧客がそのサービスの素晴らしさに熱狂してまた買いに行きたくなる「wow」と感動させるそのマーケティング手法で成功し、Amazonが買収したのだが「zappos」の名前も企業方針も社員もなんら変更なしという条件だったそうだ。働きがいのある企業としてもトップクラスにランキングされていた。
 まず、バスが到着すると社員の最高の笑顔でお出迎え。
 社内は、廊下も社内も、「えー!なにこれ!」社員のデスク周りも、まさにwow!と叫びたくなるような「保育園か? 学園祭か?」というデコレーションが一杯!好きなようにデコレをしていいのだ。
 蜘蛛の巣が張っていたり、傘が天井からぶら下がっていたり、ドクロやフィギュアなどで、埋め尽くされて、社員は、私たちをラッパや拍手で出迎えてくれる。真っ暗な部屋もあり、会議室も色彩豊かだ。
 ここは、ツアーのみんなが一番ウケていた。「笑える!」「凄い!」「ビックリ!」「ここまでやるか!?」と驚きとワクワクで一杯になった会社だった。
 もちろん社員は笑顔で、スナックを食べ放題で、大きなホットドックを持ってコークを片手にウロウロしている。「日本の企業文化に、これはないなあ・・・」が正直な感想だが、
ここまでやってみたいな・・でも、社員はノリが悪いだろうなあ・・売り上げをどうやってあげるのかなあ? などつぶやく社長もいた。
 ここでの社員は、医療保険を会社が負担してくれるということで、大変人気が高い。
 たとえ給料がそこそこだとしても、アメリカのように保険に入れない自由保険制度の人たちにとって、この医療保険制度は嬉しいのだという。
 しかし、入社後に何度かインタビューをして、「うちに合わない」と判断した社員は、3000ドルを払ってでも辞めてもらう。というシビアなところもある。
 在庫が650万足。世界ダントツ1位。巨大な空港のような倉庫から、アメリカ全土に靴が運ばれ、返品は自由。広告なしで1000億以上に成長したというから驚きだ。
 社員が「ここで働きたい!」「給料よりやりがいを感じる」「自分の成長が感じられる」「自分の意見、企画が自由に通る」
 そんな意見が聞かれる。
 社員の働きがいとは何か?
 これからの時代はどういう方向へ向かっているのか?
 この視察ツアーから、学んだことは多かった。

 企業視察の他にも、オプショナルで聖地セドナへ行って参りました。
 これらの続きは、また「ハグハグtv」のホームページにて、お知らせしてまいります。


1周目:「私もできるだけ本音で生きてみよう」
2周目:「エジプト暴動から考える私の本音」
3周目:「大地震から3週間。そろそろ提案型でいこう!」
4周目:「「幸せの経済学」を見て」
5周目:「不思議で楽しいシンクロニシティ」
6周目:「運が拓かれ継続する人」

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